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- 77 - #075 「メンヘラ・モラハラ」「内向・外向」の四象限について考える(頭には四つの人格がある?)
ノーテーマ、雑談という形で話し始めましたが、結局はワンテーマに集約していきました。
【目次】
○今回は「何も考えない雑談の回」
・ジャッキーさんの日記と「奇蹟の四日間」
・先週の木曜から日曜までの夜学バーは確変のような面白さ(ここについて詳しくは第73回)
○「やべーやつ」を四つの方向性に分類する図
・3月24日の日記、「メンヘラ・モラハラ」「内向・外向」による四象限を想定
・基本的には「まちくたさん」が思いついたことです(責任逃れ)
・人間を二つに分けるというよりは、「そういう人っているよね」というくらいの緩やかさ
・メンヘラとモラハラが同じ数直線に並ぶわけではないが、便宜上「どちらの要素が強いか」を考えてみると面白い
・メンヘラというより「自分は根本的に正しくない」と思っている傾向のことで、モラハラというより「自分は根本的に正しいと思っている」と思っている傾向のこと 語呂がいいからついわかりやすいワードを使ってしまう
・「内向型自己否定」とか「外向型自己肯定」みたいな表現のほうが本当はふさわしい
○ジャッキーさんのこと
・ジャッキーさんは「内向型自己肯定」という自己評価、生まれながらの傾向は「内向型自己否定」だったが、だんだん少しずつ「肯定」を育てていったという印象
・過去を振り返って取り戻すように「自分には(根本的には)価値があったのだ」と思い直すことができた
・ぷにょさん「それは人間の成長として健全」
○『WHOLE BRAIN』との符合
・ぷにょさんが最近読んだ本『WHOLE BRAIN』、人間の頭には四つのキャラクターがあるという
・右脳と左脳に二人ずつ人格が住んでいる、感じる脳と考える脳
・左脳の感じる脳→トラウマや悲しいことの蓄積によって世界を見ている
・左脳の考える脳→段取りや効率を考える仕切り屋、批判や分析も得意
・右脳の感じる脳→生まれたばかりの子、楽しいことしかやりたくない
・右脳の考える脳→大きな宇宙を意識し、大局を見渡して結論を下せる
・A左感→泣く赤ちゃん、B右感→笑う赤ちゃん
・C左考→学級委員長、D右考→神父さん(?)
・↑でいうと、Aはメンヘラ(Cはモラハラってことかね)
・どれかが極端に成長しすぎると、偏った人間になる
○ふたたび、ジャッキーさんのこと
・ジャッキーさんの場合、Aが極端に強かったところから、他のBCDが伸びていってバランスがとれていったのではないか
・泣いてばっかりいた少年時代のジャッキーさん 家では暴れられない(兄に潰される)ので、学校で暴れていた 脅かされて、恐ろしくて、抵抗をしていた 弱いから武器を使うしかない 動物性の強い野蛮な状態だった
・「そこで学習ですよ」小2までに手塚治虫の漫画を徹底的に読み込むことによって知性を身につけていった
○この図式により客観視を可能にして、自覚することが大事
・内向メンヘラで居続ける必要はない
・自分に対しても他人に対しても、向き合い方を考えやすくなる
・小さいころ、あまり笑わなかったというジャッキーさん
・漫画を読んでいる時だけ、親に気持ち悪がられるくらい大爆笑していた
・少なくとも、サッカーとかで大爆笑(?)する子供ではなかった
・他人との関わりの中で笑うということがなかった
・兄弟の間でも楽しいことはたくさんあったが、泣かされることも多く、どこかで常に怯えていた
・漫画の中でだけ笑うコトができたんだ……
・小沢健二さんを好きになったのも、まだ泣いていた頃だったかもしれない
・彼がテレビの中で「楽しそうに歌っていた」「笑っていた」ことが、道しるべになった可能性がある
・お笑いが好きだったのもそう 笑いたかったし、笑うということを知りたかったのではないか
・人を笑わせるのも、自分が笑えないから人を笑わせて、一緒に笑いたかったのかもしれない(自己分析!)
・そのように「笑う自分」を開発していった
・左脳が勝ち過ぎちゃうと窮屈な人になる?
・ジャッキーさんは左脳型だと思われがちだけど、実は右脳のほうが発達しているのかもしれない
・夜学バーの「複数の人に同時に話しかける」というのは、「ひと筋の論理」ではできない
・脳にちゃんと4人いる状態、それぞれの人たちがうまく連携できているかどうか
・チーム脳(チーム医療的な)
・右脳と左脳は本当に違うことを考えているらしい(リベットの話)
・あんまり自分を「こういう人間だ」と決めつけず、「4人いる」ということをもっと重く見てもいい
・自己紹介や就職活動のように「自分とはこういう人間」と規定しなければならないのは、「人格が一つである」という不自然さのうえにある
・「好きな曲なに?」と問われたとき、4人とも別の曲を思い浮かべている可能性がある、なんなら4人とも迷っているかもしれない
○便利な、気が楽になる考え方
・この人が(あるいは自分が)どこが強く出ちゃってるか、という視点を持てるのが良い
・まちくたさんの、人間へのクールな視線(科学者的な気質?)
・末は博士か大臣か……
・まちくたさんの自認は「外向モラハラ」で、友達に「メンヘラ」型が多い その関係の中で思いついたことだと思われる 自分が「外モラ」なので、無意識に加害者になってしまう、という危機感が彼女にはある、ほっとくと人を傷つけてしまう、だから考える(優しいやつダナー)
・天下取ろうとしない人の知恵 「このままでは強者になってしまう!」という危機感。「よっしゃーオレは強者!」という人もいますからね……
・いろんな世代のいろんなパターンの人をよく観察してきたからわかること
・前ばかり見て、うしろを振り返らないと……(詳しくは『モモ』回へ)
・この収録時点では、まちくた氏はまだ高校生だった こっそり褒めておきます そして卒業、入学おめでとう!
○次回は
・分類といえば岡田淳さんの『扉のむこうの物語』なので、いつか語りたい……けど、とりあえずこそあど4巻『ユメミザクラの木の下で』をやるぞ~。
Mon, 29 Jul 2024 - 42min - 76 - #074 世代・年齢・時間⑤ 引き算で生きる――強者でも弱者でもない「無印の者(しゃ)」として
色々ありまして(便利な言葉)……具体的にはジャッキーさんに心身と時間の余裕がなかったゆえ、ものすごく間が空いてしまいました。申し訳ありません。今回もおもしろいのでお許しください! 山梨の山中にて静養しつつ編集いたしました。
……収録が3月なのでもし違和感あったらごめんなさい~。
【目次】
○弱者が強者に転じる循環について
・時代が流れ、ルールが変わることで弱者が強者になる
・柔軟な「86年の高校生」が強者に転じた?
・りりちゃんも関係ある?
・そのような循環は歴史上くり返されてきた
・ユダヤ人、芸能界……
・その芸能界もついにひっくり返される時が? ジャニーズ帝国の崩壊、松本人志の活動休止……
・権威はいつか失墜する
・この「下剋上の歴史」をいつまでくり返すのか?
○ゆる弱者ラジオ
・これ聴いてるのは「強者になろうという気はない人たち」?
・氷砂糖のふたりも、あまり強者になろうとは思っていない
・弱者でも強者でもない、中者? ただの者?
・何者でもないけど「自分」であり続ける感じ?
・ぷにょさんは「見つかりたくない」
・注目されるとちょっとのミスもつつかれる
・ジャッキーさんは「バズりたい」が、「売れたくもない」
・叩いたらどれだけ埃が出てくるか!
・「埃の重りで夜学バー潰れますよ」「キャンセルされますよ」
・人間には、人様には見せられない、陰の部分がある
・こっそりやれば「面白いね」で済んでたことも……もちろん「地上波」では流せないけど、特別な、楽しいこと
・「どこに出しても恥ずかしくないもの」しか許されないのは、おもんない
○こっそりと、対等に
・だからYouTubeとかではなく「10人も入れないような小さなお店」で言論の自由を謳歌しているのだ
・知能が高いっていうことは、意地が悪いってことでもある? カラスの例
・強者になればなるほど「こっそり」を失っていく
・巨大化すると当たり判定も大きくなる
・松本人志さんの件も、「弱者男性」だったら「しょうがないわね」で許されたのだろうか?
・「対等な関係が結べないということは、すごいリスクですよね」
・対等じゃないってことは、ルールが変われば逆転しうるということ
・力を持つと自動的に「対等」ではなくなる
・爆笑問題の太田光さんや杉村太蔵さんは、「いかに権威的にならないか」を徹底している
○ナンチャンの何がすごいか――引き算の芸
・ウッチャンナンチャンも「いかに権力を握らないか、握っているように見えないか」に腐心していると思う
・太田さんの「恐妻家」キャラや、光代さんの存在がバランスを取っているのではないか
・(むしろいずれ光代さんが大炎上する可能性のほうが想像しやすい)
・「ちょっとバカにされておく」という戦法
・みんなナンチャンの凄さにまったくピンときていない そこがすごい
・「剣の達人は剣を持たない」を体現している
・90年代前半はナンチャンがものすごく前に出ていたが、だんだん洗練されて「面白いことをしないし言わなくても、なんだか良い」と無意識に感じさせるようにしているのではないだろうか
・ドラマ『不適切にもほどがある!』における八嶋智人さんのようなもの
・いてもいなくてもいいように思えるが、実はいないと成立しない
・存在感がない人間は替えが効かない
・タモリさんもそういう存在だったのかも
・「タモリって面白くないよね」と思われていた90年代
・2000年代以降から「実はタモリってすごいよね」になっていったと思う(クイック・ジャパンのタモリ特集が2002年)
・「気配を消す」ことが一番の芸
・引き算の、日本的な芸能(ナンチャンが狂言や落語などをやっていることも関係するかも)
・「本当のこと」という透明な感じのものを見つめていると、だんだん「引く」ほうに興味がいくようになるのでは?
○夜学バーにおける「引き算の美学」
・なぜ夜学バーが「強者になりたがらない人たちにとってかけがえのない場所(自称)」でありつづけられるのか? まずは店主が「べらべらぐいぐい喋らない」ということがある お客さんが「何かしなきゃ」という気持ちになりにくいようになっている
・「待つ」とか「黙る」という技術
・「今このタイミングで黙れば、全員が同時に黙るな」とわかる瞬間がある
・そこでいったんシーンとなると、ずっと黙って様子を見ていた人がきゅうに喋り始めたりする
・『こそあどの森』のスキッパー
・本宮ひろ志『やぶれかぶれ』における田中角栄の攻略エピソード「水を飲む瞬間に質問すべし」
・「飲みものを飲んでいる間は、しゃべらないですみます」
・「最小限の動きで最大の効果を出す」ということをタモリ、ナンチャンなど静かな名MCはやっていて、それを夜学バーでも援用している
・明石家さんまが炎上しないのは「うっすらバカにされているから」でもある
・「そこで要らないものってプライドなのかもね」
○「舐められること」の効用
・プライドは大事だが、それを引っ込ませる技術も重要
・知ったかぶりではなく、知らなかぶり
・「知らないと思われても別にいいや」と思えること
・低く見積もられてもムキにならず華麗にスルーして、優先すべきことを優先すること
・ムキになることで低く見られるほうが損である
・それは女性がずっとやってきたこと 男にはできないやつが多い
・なめてかかると怖いぞよ
・能あるたかやは爪を隠す
・舐められてるときはそのまま舐められていたほうが「しめしめ」となる
・安倍晋三が長期政権の秘訣を聞かれて、「なめられていること」と答えたらしい(浅羽通明先生がよく引用する)
・太田光さん、杉村太蔵さん、ナンチャンも同じではないか
・バカにされても支持率が(岸田さんほど)下がらなかった安倍晋三のすさまじさ
・岸田さんも、支持率の低さが武器になっているところはあると思う
・「あたしゃそんな難しいことはわかんないんですけどね!」という林屋こん平の定番挨拶
・芸の世界では当たり前のテクニックだったのかもしれない
・積み重ねと繰り返し
・慢心、環境の違い
○まとめ 氷砂糖流
・頂点も要らないし転落もいらない
・考えてがんばって工夫するけど、ルールのあるゲームで勝とうとは思わない
・この話題を振り返ると、「どう生きるべきか」だったね! 弱者でも強者でもない、者(しゃ)は
・ジャッキーさん「今後は、自分のすることをスマートにしていきたい。研ぎ澄ませていきたい。徐々に……」
・「面白かったなあ~」
○次は雑談!
・どうでもいい話して、帰ろうか
・ここでしかできない話を……
次回更新は7/29(月)の予定です。
Mon, 22 Jul 2024 - 37min - 75 - #073 世代・年齢・時間④ 強者と弱者が反転する/柔軟性と既得権(『不適切にもほどがある!』を例に)
【目次】
○前回は「卒業と再会、そして時間とは何か」だった
・最近はそういうの(世代間ギャップ)が流行っている?
・宮藤官九郎・作『不適切にもほどがある!』
・クドカンにパクられた!(詳しくはここで語っておりませんが、ジャッキーさんが16歳の時に書いて上演したお芝居『少年三遷史』がものすごく画期的なタイムスリップものだった、というお話です。くわしくはまたいつか……
・今日のお茶は
○ドラマ『不適切にもほどがある』
・簡単なあらすじ
・阿部サダヲ演じる主人公は昭和61年時点で50歳くらい、すなわち戦前生まれ→38年後(令和6年)にタイムスリップ
・いろんな人が昭和と令和を行き来するお話
・昭和と令和のギャップがギャグであり物語のキーになっている
○ぷにょさんの考えたこと
・昭和のスケバン純子は未来に行って、希望を持つ
・スケバンをあっさりやめて青学を目指して勉強を始める
・対照的に、マッチ(近藤真彦)に憧れるムッチ先輩はスタイルを変えない(この時点では放送されていなかった最終回ではスタイルを変えていた!)
・ジャッキーさんの視点:時代の流行に流される女として描かれていると思っていたが、実は自分の意志で未来をつかみ取れる人間であるということがわかった
○前回の話につながる
・ムッチ先輩へのあこがれ=「同化」の願望から、純子は卒業していく その時に「もう知らない、さよなら」ではなく「かっこいいっす」と表現している
・令和に希望を持つ昭和の女子と、昭和を面白がる令和の男子
・容赦なく変わっていく環境に順応せざるを得ない
・純子は常に「わたしは間違っているんじゃないか」という視点を持っている?ので、変わっていくことに抵抗がない 昭和の女性の立場が弱かったことに関係がありそう
・いっぽう昭和の男性は「男たるもの」という確固たる価値観(自己肯定の方法)があり、自分が間違っているとは思いにくい
・環境がガラリと変わったときに、食物連鎖の頂上にいた生物が絶滅したりする
・弱者たる女は「察知してふるまいを変える」ということを自然にできるが、男は強者だからこそそれができない
・純子とムッチ先輩の対比はそれを描いているのではないか
・1986年は男女雇用機会均等法が施行
・じっさいムッチ先輩は逃げ切れる世代なのかもしれない(生きていればいま60歳前後?)
・ムッチ先輩は彦摩呂になってしまう
・「変わらない」を選んだ(柔軟性がない)ゆえ、彦摩呂になってしまうのではないか?(最終回では、柔軟性があった?ことがわかるので、彦摩呂を回避できたかもしれない)
・「空気読まなきゃ」と思っている(弱い立場の)人たちこそが新しい時代を創っていく
○強者と弱者の逆転、循環
・強者たちはいずれ弱者に転落する
・いじめられている昭和の「おじさん」たち
・弱者であったはずの純子のような少女が「青学」(強者側)を目指す、いっぽう強者であった男たちは「アップデート」を求められる
・「バカだから流行に乗っている」のか「時代の波に乗れる柔軟性がある」なのか
・ジャッキーさん「ドラマの話しに終始してしまいましたが、普遍的なことがいま出てきて、僕はとても知的に面白い、興奮していますわ」遠心的!
・革命は弱者が起こす
・しかし、落ちていく強者を「ざまあ」と見下しては、不幸がくり返されるだけ
・弱者、強者という考え方じゃないところに持っていかなきゃいけない(ジャッキーさんふうにいえば、数値化できるようなものの考え方はよくない)
○次回予告
・どこかへ飛んでいきましょう
Mon, 29 Apr 2024 - 33min - 74 - #072 世代・年齢・時間③ ピーター・パンにならないために/すべてを引き連れて年をとっていく
【目次】
○「ピーター・パン」とジャッキーさんの関わり
・ジャッキーさんの歴史 小4で「陰キャ」から覚醒し、小5でピーター・パンを演じる
・「このままでは地位が低いままなので、明るい人間になろう」
・自認が9歳なのは、「覚醒前の状態」がベースだから
・「服」ができたのが17歳くらい
・覚醒後、1年で学芸会の主役、2年で小学校のスターに
・演じることによってピーターがインストールされてしまった(たぶん11歳になる誕生日の前後)←本編では10歳と言ってしまっております
・小説版の『ピーター・アンド・ウェンディ』が好き。おすすめは偕成社文庫の芹生一訳
・卒論もこの作品で書きました
○ピーター・パンという概念について
・ウェンディは大人になるが、ピーターは大人にならない
・おばあちゃんの代からずっと「いる」存在
・自分はそういうふうなのかな、と思うこともある みんなから「卒業」されていく存在かと思った時期もある
・でもジャッキーさんは成長する「人間」なので、そうではない
・「子供の時にだけあなたに訪れる」は好きじゃない
・『雪渡り』は好きなのだが
・「小さいころは神様がいて」も同じ?
・「大人になっても奇蹟は起こるよ」→じゃあいい歌だね
・「あの曲のこざかしいところは」「小さい時の気持ちを人質にとって」
・夜学バーに来たらもっとひどいことがたくさん聞ける(かも)
・「大人になったら忘れてしまうよね」は嫌いなのだ
・大人になっ「ても」というところに引っかかってしまう
・今、素敵な気持ちを持ってくださいって僕は思うんです!(誰に言ってんだろうね)
・傲慢で不親切なジャッキーさん
・年をとるピーターでいたい
・小沢健二さんも「僕は年をとるので」と言っていた(邪悪は年をとらない)
「本当に誕生するのはパパとママのほうで 少年と少女の存在はベイビーたちが続けていくよ」(小沢健二『涙は透明な血なのか?(サメが来ないうちに』)
・邪悪は若い女の人の肉体に宿る
・少年と少女という概念はベイビーたちが引き継いでいく
・「出番を終えた若い詩人たちがリハーサルを終えて出てくる」
・ピーター・パンという概念は続いていく
・年をとりながらも、その概念の片棒は担ぎたい
・年をとりたくない、とかアンチエイジングに命かけるということではなく、ともあれニコニコしていたい
・自分がピーター・パンでしかないならば、「再会」ができない
○『ピーター・パンとウェンディ』について
・ピーターが大人にならないから好き、というわけでは全くない
・ともかく面白い、とりわけ序盤の語り口がすさまじい
・ぷにょさんも言葉づかいや言い回しに感動した
・「こんな言葉浴びたことない」
・なんとなくショタコンになった気はするけど
・ピーターパンという存在に憧れたわけではない
・大人になりたくないと思ったこともたぶんない
・一度出会った友達と二度と会えないのはイヤだ
・ピーターは、概念としての子供たちと遊んでいるだけで、同じ子供と遊ぶことはない(あったとしても忘れている)
・ピーター・パンになるのは寂しい さよならだけの人生
・再会できる人間になりたい
・ウェンディと遊べないのは耐えられない
・ジャッキーさんの元同僚たちの話……
・新鮮さを求めているようで、同じものを享受しているだけ
○ピーター・パンにならないために
・「再会」を前提に人と付き合っていたい
・そのためにはピーター・パンになってはいけない
・ピーター型だと誤解されがちな人間 ジャッキーさんも、小沢健二さんも?
・「過ぎたことにしない」という姿勢
・うしろを振り返らないで、前ばかりを見ていると
・見える角度が広がっていく
・おばあさんにも見えるし、少女にも見えるような人
・すべてを引き連れて年をとっていく
・きれいにたたんでたんすにしまう
・同時に取り出せる
・ジャッキーさんの好きな老婆
・金沢の「純喫茶ローレンス」
・わたしは年老いた森の小りす
・「年老いた」と「小りす」は同時にありうる!
・都会だけど森の小りす、というのもとてもいい
・その極致は楳図かずお先生 存在自体が芸術であり神的なもの
・生きているだけで意味がある
・筆を折ってからのこと
○剣の達人は剣を持たない
・その道を究めると、それが要らなくなる
・もはや描く必要すらない
・丸腰なんだけど誰にでも勝てちゃう感じ
・夜学バーにて、あるお客さん「水しか飲めないけどいいですか」
・飲食店なのに飲食物を出さずに成立してしまう……!
・夜学バーの「自習」という制度(?)も、飲食店なのに飲食物を出さないで成立させてしまおうという目論見なのであります
・最終的には何も出さないお店にしたい(楳図かずお状態!)
・あくまで飲食というのは手段でしかない(目的化したものが普通の飲食店)
・店を究めると商品は要らなくなる
・店の本質は商品にはないのかもしれない……
・ネット通販やUber等があるのに
・商品で勝負するのはジャッキーさんには向いていないし、これからの時代はそっちではないのではないかと思う
・水だけを飲んで、まとまったお金を払っていってくださる方
・北海道の幌別にあった「悦」という喫茶店の凄さ ママは何もせずコーヒーも出ないのだが、店として成立していた
・ちなみに「純喫茶ヒッピー」さんのことです
・「あること」「いること」がすなわち価値となる
・それは儀式のようなもの
○「世代」について語ろうと思っていたが
・ともかく「時間」というものについて話したいのだ
・例の、ピカソが絵を描くのにかかった時間のこと
・過ごしてきた人生の時間が重なり合う
・何も飲み食いしなくても「夜学バーっぽさ」は損なわれない
・そこが伝わってるってことが嬉しい
・自由さとか幅をもたせる
○次回予告
・もうちっとだけ続くんじゃ
Mon, 22 Apr 2024 - 43min - 73 - #071 世代・年齢・時間② 誰かがだれかを「卒業する」ということ/出逢い、別れ、再会すること
【目次】
○卒業という概念
・人間と人間の間にも「入学」と「卒業」がある
・憧れて、好きになって、近づこうとする(入学)。でもどこかのタイミングで離れてしまうことがある(卒業)
・卒業したら関係ない、という考え方がジャッキーさんはきらい
・「若い頃には必要だったけど」という切り離し方
・そんなこと当たり前でありますから
・入学されがちな人間
・先生だし、下の世代に目を向けがちな人間(J)
・憧れの存在と「一致(一体化)をめざす」のは自然だが、同じになれるわけがない
・自分は自分の人生をつくっていかなければならない
・いくら小沢健二さんに憧れていても
・新しいスターとして……!
・「空自認が星なんで」
・入学することは当たり前、卒業するのも当たり前
・「ジャッキー違ったわ」と姿を消すか、「こういうふうに違うんだ、じゃあこういう関係でいたほうがいいな」となるか
・憧れが解消されれば、上下がなくなる(不均衡がなくなり、対等になれる)
・ある意味「はやく卒業してほしい」
・ジャッキーさんだけに入学するわけではない(重要)
・過去とは違う付き合い方をすればいいだけ
・最初の気持ちが大きすぎると、それが冷めてしまったことに気まずさを覚えたりもする
・むしろ冷めてしまったことを喜ぶのがジャッキーさん、かもしれない
・いろんな意味の卒業生が来てくれる(夜学バーは職員室、というか国語科準備室、いや尾崎準備室?)
○古い友人たちの話
・比喩的には「卒業生」なのだが、そう書くと「上下関係」が香り立ちすぎてしまう。あくまで比喩でしかないということをご理解ください 何よりも先に友人、友達なのです
・Aくんの話 いろいろ書くべきことはあるのだが詳しくは本編で
・「1年前と比べたら赤ん坊と兵隊だ」
・男子3日会わざれば……会わないことが実は重要!
・目の前に大きすぎるものがあると、学ぶことは多いがそればかり見ているのは必ずしも良いことばかりではない
・逆に、「目の前にいるすごい人」が邪魔なこともある
・会わないことによってオリジナリティが伸びていく
○総集編のような4日間(再会の記録)
・木曜日にAくんが来て、金曜日にも……(ここから先は似たような話の繰り返しです
・高校時代の同級生(Bとしよう)の話
・エネルギーの大きいやつ同士が近づいてしまった問題
・18年くらい?会わなかった
・なぜ僕の近況を知っていたのか? ホームページはすごい
・お店もサイトも、再会のため
・生き方や考え方が違う人間がたまたま出会った、もちろん重なる部分もあった
・ちょっとずつ笑い話になっていく
・時間ってすごく必要 それ以上に「離れること」の重要性
・離れたからには、再会がなくてはならない 面白いから
・日記を書いているからこそ「変わってない」ことと「成長・成熟している」ことがわかる Podcastも今の「声」を伝えるためでもある
・SNS社会は「再会」がしやすい
・同じ日、高校時代の一個上の先輩(大親友)も来ていた(Cとしましょう)
・高校時代のジャッキーさん「ついに自分よりすごいやつが現れた!」(不遜)
・かっこよさ、スター性、言葉のきらめき
・自分とは正反対の道を歩んでいった彼
・友達の変化は歌手の「音楽性の変化」に近いのかもしれない
・もうしばらく「友達の話」にお付き合いください
・変わらない部分は変わらないのである
・そして金曜日のこと その高校時代の二大巨頭(B、C)がたまたま夜学バーに来て、肩を並べて飲んでいた(自分だけが面白い感動的光景)
・3人の目に見えない戦い(?)、みな衰えがない
・その能力(技術)はきっと仕事でも生きている
○話は逸れて、岡田淳さんのこと
・舞台『ふしぎな木の実の料理法』アフタートークでのお話
・岡田淳さんも演劇をやりたかったが、事情により教員になった
・ジャッキーさんも、もし親の借金とかいった事情があれば地元の公立中高の教員に落ち着いていたかもしれない その中で自分にできることを探っていたかもしれない
・教員、作家、演劇を結局はすべて全うした岡田淳さんのすさまじさ
○最後にもう一人
・日曜日にきた中学校教員時代の教え子(Dとする)
・一緒に東京から京都まで自転車で走るほどの仲
・高校くらいの時すでに「尾崎とは根本的に違う」とわかっていた
・そして静かに心は離れてゆくと
・夜学バー閉店中、新宿で奇蹟の再会を果たす
・お互い大人になってましてね
・ジャッキーさんはピーター・パンなのか説
○次回予告
・次は(ジャッキーさんが異様に詳しい)「ピーター・パン」という概念について
・ジャッキーさんは「再会」に命をかけている(コレクター)
・再会をストーリーに織り込んでいる
・エンデ作品のような無限の広がりと、その回収
・橋本治『蓮と刀』における幼児語という概念(詳しくはYouTubeに僕の講義があるので探してくださいませ)
・「幼児語って完結しながら続いていくんだもん」
・物語は、完結しながら続いていく 終わりながら続いていく
Mon, 15 Apr 2024 - 40min - 72 - #070 世代・年齢・時間① 「自立」して(目上の)男のもとを出ていった女は、そのあとどうなるのか?(『哀れなるものたち』を例に)
【目次】
○おわび
・#67から#68までの間に2週間あいてしまったこと
・作者急病により
・→確定申告を諦めた瞬間に治った
○今日のお茶は
・ゲイシャ(むかしでいうとブルマン?)
・中板橋「白鳥」のスワンシュー
・行きたいときに名店、名品はなし
・夜学バーとか、夜学バーのナポリタンもお早めに!
・ぷにょさんがどうしても食べたかったミルフィーユ
○映画『哀れなるものたち』と『ピグマリオン』
・ぷにょさんが語りたい『哀れなるものたち』という映画
・#66らへんでも話題に出た『女王陛下のお気に入り』のスタッフ
・『ピグマリオン』を『マイ・フェア・レディ』でサンドイッチした映画??
・胎児の脳を女の人に移植した(楳図かずお先生の『洗礼』を思い出しますね)
・逆コナン
・序盤、マッドサイエンティストに育てられた逆コナン女性(エマ・ストーン)がマッドサイエンティストを捨てて出ていく
・『ピグマリオン』型(ここであらすじをさらっと語っています)
・有名な『マイ・フェア・レディ』ではヒギンズ(教授)とイライザ(花売り娘)は結ばれるが、『哀れなるものたち』ではどうなるか?
・「途中で放牧するの」
・精神状態が10代くらい?になったとき、マッドサイエンティストのもとを出て行き広い世界へ→好き放題の大冒険
・『ピグマリオン』では最後に出ていくが、『哀れなるものたち』はわりと序盤で出ていく
・「女の人が自立して男のもとを出ていく」のあと、どうなるのか? その二人はもう二度と出会わないのか? どんな関係に落ち着くのか?
・【ネタバレ】逆コナンは、男と一緒に出ていく
・名うての女たらし(PB)
・世界を知っていくにつれ、その男への気持ちは薄れていく
・最後までネタバレしちゃいますか?
・「言っちゃうと、Podcastって」←わるぐち?
・「映画とかも観ないで知りたいんですよ」
・脳親はなぜ死んだか
・【ネタバレタイム】
・新しい家族の形!
・かなり悪趣味な終わり方
・みんなが何かを言いたくなるような映画
○ジャッキーさんの感想タイム
・男と女、年上と年下
・何人かの(年上の)男たちによって引っ張っていかれるのだが、どこかで別れが訪れる
・「卒業」という概念
・ギャップによって惹かれてゆく、需要と供給(需要と需要)
・たとえば、10代と30代で付き合うカップル
・年上に憧れる年頃のこと
・それは男同士にも当然ある(おそらく女同士にも)
・ジャッキーさんはどちらかというと……
・セーラームーンに憧れる→タキシード仮面に憧れる という流れ
・夏目漱石『こころ』にあった、「恋に上る順番なんです。異性と抱き合う順序として、まず同性の私の所へ動いて来たのです」というくだりを思い出す
○次回予告
・この4日間の夜学バー営業はすごかった!自分の人生の総集編かのような……(年度末だから?)
・自分が憧れた人や、憧れられていた(たぶん)人
・「卒業」と「再会」ということを考えていた
・『ピグマリオン』は出ていきっぱなしだが、『哀れなるものたち』は戻ってくる話
・人生は「再会してこそ」
Mon, 08 Apr 2024 - 33min - 71 - #069 世代・年齢・時間(導入編…16歳の旅の話/現代人の若さと「大人」なるものについて)
次回#70からしばらく、世代、年齢、ジェネレーションギャップ、ひいては「時間」そのものについてのお話が続きます。(『モモ』から引き続いて時間の話なのです。)
今回はその導入として、ジャッキーさんの高校生の時の話から、人間の若さについて?など、さまざまな方向へ語り歩いてみました。
【目次】
○今日のお茶は
・菊のお茶
・今日のテーマにふさわしい?
○世代間ギャップ
・氷砂糖エクスプレスとは
・パーサー
・保母さん、看護婦さん、スチュワーデスさん
・このあと世代や年齢という話をしたいので、今回はその「第ゼロ回」
○高校時代の列車旅行
・16歳のジャッキーさん、青春18きっぷで名古屋から北海道へ
・ドラえもん関連のイベントをめぐる旅だった
・快速「海峡」がドラえもん列車に
・津軽海峡の中の「吉岡海底駅」にドラえもんの町が再現
・函館駅もドラえもん仕様になっていた
・帰りは七戸の「藤子・F・不二雄の世界展」へ
・札沼線ではドラえもん列車に巡りあえず
・同級生のすすめで「美瑛」へ
・なぜか二駅前の千代ヶ岡駅で降りてキックボードで向かった
・「飲む寒天とうがらし」の想い出(頂き僕)
・美瑛に着いた頃にはすっかり真っ暗になっていた
・ちなみに、8月13日から20日まで、一度も宿に泊まらず、すべて車中泊か野宿であった 泊まるという発想がなかったし、泊まれるようなネットカフェもなかった
○人生を変えた改札での一瞬
・とりあえず美瑛駅を出ようとすると、赤ら顔の男性に声をかけられた
・パワーワード「今夜はおじさんと一緒に寝ようよ」
・もう一人、京都大学のお兄さんもいた
・どうすべきか迷った長い長い一瞬
・「面白そう」を優先して賭け、うまくいった成功体験
・まず銭湯に連れて行かれる(今思うと……)
・旅を愛し旅に生きる「ミスター」
・バイクから自転車へ、自転車から徒歩へ
・ジャッキーさんの地元さえよく知っていた本物の旅人
・一周目はこのルートで、二周目は心のおもむくままに
○再会を求めた20年
・ミスターの消息を追い、美瑛にも二度行って聞き込みをした
・情報が少なすぎてインターネットも役に立たない
・ところが、2021年の「平成のジャッキーさん展」において展示した高校生の頃のメモ帳に、ミスターと京大の青年に書いていただいたメッセージを発見。ミスターの連絡先も明記されていた
・この火が消えるまえに連絡しないと!
・その場ですぐさま電話した
・御母堂を通じてなんとかミスターとメールすることに成功……!
○ついに青森で再会
・メールは10日間見ないし、電話番号の登録の仕方もわからないミスター(20数年前からケータイ持ってるのに……)
・八戸にいるときに電話したら「明日会おう」と急展開
・青森駅前で差し向かい、4~5時間の会食
・こちらからしたら巨大なインパクトだったが、ミスターのほうはほとんど覚えていない
・こちらの記憶と寸分違わぬ姿
・話題は「旅あるある」に終始
・コロナ到来以降は旅ができていないそうな
・お金かけなきゃかけないほど楽しい
・つらい思い出のほうが印象に残る
・衝撃的なミスターの年齢、当時32歳だった!?(50歳前後だと思っていた)
○大人の年齢について
・ジャッキーさんとぷにょさんも、おじさんとおばさんでしかない(しかしその自覚がない)
・55歳のミスター、70歳くらいに見えなくもない
・とっちゃんぼうやか、ぼうやぼうやか
・9歳自認だからといって友達面して9歳に近づくと……
・年齢ってのは意味わかんない
・中学の時の先生も、あれで30過ぎだったとは思えない
・子供には大人の年齢ってのはよくわからない
・「大人なんて子供ですよ」
・40歳からは初老
・何の責任感も持ちたくない
○「今の人は若い」はどのくらい本当なのか
・昭和40年代くらいのドラマを見ていると、(今の感覚だと)年齢より20くらいは老けて見える
・老けるのが遅くなっているのか、そうでもないのか
・技術の発達もある
・YOU(59)とかすごい
・安達祐実もすごい
・東京と田舎でもまた違う
・東京のお年寄りは腰が曲がっていない
・「気持ちの持ちよう」が大きいか
・僕たちは大人になった気持ちがないというだけ
・白髪について
・「白髪も居心地悪いだろうね」
・まちがいなく結婚、出産の年齢は遅くなっている
○「大人っぽい」ことの価値が下落
・むかしは「大人ぶりたい」があった
・「大人」であることの価値が下がった
・1980年までは「姉の時代」だった(詳しくは畑田国男『妹の力』)
・山口百恵(姉)→松田聖子(妹)の転換
・年表から見る、妹の時代
・かわいい、妹っぽい感じがウケてた
・男性アイドルにしても、男らしさからかわいらしさへ
・若さ、フレッシュさへの過剰な偏重
・サザエさんからちびまる子ちゃんへ
・「みんなの妹」は言うことを聞いてくれるし、叱ってもいい
・自分のコントロール下にあるもの
・「女が完璧に舐められる時代」でもある
・「若いほうがいいよね」の危険性
・みんなが若く見えるのはメイクが幼くなっているだけ説
・安達祐実のメイク変遷を例に
・あどけなさが強調されるメイク
○男と女の原則は
・ドラえもんはアップデートされていない
・アラレちゃんはアップデートされましたね(そしてすぐに終わりましたね)
・ドラえもんは「兄」だからそれで成立しているのかも
・鬼滅の刃も兄の話だった
・「兄と妹」という構造 男の人は優位に立ちたい
・原理原則が支配欲
・女もいつまでも言うことを聞いているばかりではない
・『ピグマリオン』では「育てる側」の男を捨てて出ていく
・アメリカの陰謀!(前回の続き)
・女の人の弱さの形が変わっていった
・「かわいい、かよわいわたしを守って」は必ずしも愛ではない、強くなった暁には手を噛んで出ていきます
○話を修正します
・16歳の時に出会った「ミスター」には会えました
・15歳の時に出会ったFさんとOさんも消息がつかめた(まだ会ってない、早めに会うつもり)
・自分の高校時代にけりをつけたい
・ジャッキーの恩返し
・物語は続いている(いい思い出化できない)
・エンデの『モモ』『はてしない物語』ふたたび
・読みたい続きを自分でつくってゆくのだ
・ぷにょさんは義理堅く、今付き合っている人のことでせいいっぱい
・ジャッキーさんはさして義理堅くなく、物語を追うことが楽しくなってしまう
・ミスターいわく、旅に魅入られるということは、パンドラの箱を開けたようなもの
・家庭とか大事にできない……
・ジャッキーさんは旅人か否か
・おなじみ?「ジャッキーさんはムーミンかスナフキンか」論争
・ぷにょさんは「行かないで」と言われたら行かないが、「行っておいで、待ってるよ」と言ってくれる人が好き
・宮沢賢治『雪渡り』はそういう話である
・上の3人のお兄ちゃんが「行っておいで」と送り出し、迎えに来てくれる
・これが「大人」の態度なのである!
・弟目線だからそれが好きなのかもしれない
○次回予告
・ジェネレーションの話をしますよ!
Mon, 01 Apr 2024 - 1h 02min - 70 - #068 ミヒャエル・エンデ『モモ』③ 前を向かされる現代人/なんのために本を読むか
【目次】
○なぜかまず謝罪
・「反省してまーす」
○18章「前ばかり見て、うしろを振り返らないと……」
・ゆっくり歩くと速く進む、急いで歩くと進まない
・ま~た2016年冒頭のSMAPの話
・木村拓哉「前を見て、ただ前を見て」
・「振り返るな」は本当か?
・モモのように、後ろを見ながら前に進むこともできる
・なぜ過去を否定するのか
・後ろを振り返ると、モモのような考え方ができるようになってしまうので、前だけを向くように洗脳されている
・もっと上に! もっと稼げ!
・ジャッキーさんのどうでもいい話:自転車と向かい風
・後ろを振り返ってこそ、見えてくるものってあるよね
・ここでは述べる隙がなかったけどこの話のあいだJはずっと岡林信康さんの『絶望的前衛』という曲のことを思い浮かべておりました
○「もう古いの計画」とSDGs
・すでにあるものに目を向けられたら「消費」が落ち込んでしまう
・「最初にできたのはiPhone4だった」説(小沢健二さんの900番講義でも語られていた話)
・本当のレトロ(たとえば古い喫茶店)にお金を払っても大きなお金の流れは生まれないので「ニセ純喫茶」が量産される
・ようやく浮上してきた「サステナブル」
・「お金を儲けながら」SDGsを進めていかなければならない難しさ
・最近(2月後半)の異常気象について
・焼け石に水ではあるが
・山肌がソーラーパネルで埋め尽くされること
・お気に入りの風景がどこにでもある風景に変わってゆく
・木更津にスターバックスができますように
・「(世界中)どこに行ってもスターバックスがあるような」
○世の中はどう動いていくといいか
・さまざまなみんなの要望を少しずつくみ取っていくしかない
・観測できるようにするか、「存在するだろう」と想像する
・本来は全会一致がいいのだろうが……
・居心地の悪さの源泉――小沢健二さんふうにいえば「灰色」
・不同意性交等罪と「すべての詐欺には同意がある」
・灰色や灰色の男たちが「インチキで人をまるめこむ」ことに対して、人々はちゃんと合意している
・アメリカ大統領選挙の話、個別の小さな広告をピンポイントで
・「まるめこみ」をなくし、本当の心をあらわせないだろうか?
・まるめこまれないような視点を持たないと
・橋本治さんはずっと「みんなが少しずつかしこくなるしかない」と言っていた、とJは思う 『大不況には本を読む』もそう
・ナオキマンさんの陰謀チャンネル 日本テレビとCIA
・『アメリカ横断ウルトラクイズ』も日テレなり
・放送と本
○なんのために本を読むか
・本とか読んで、いろんな人の意見を採り入れていく
・人に騙されないために、防衛のために本を読む
・犯罪者の手記だって役に立つ
・ミステリも人の心理を知ることができる
・本を読んだら「だいたいすでに書かれている」解決方法も、解決しなかった場合の結果も
・人生の予習ができる!
・自分の生き方の指針もできてゆく 登場人物や作家がロールモデルになったりなど
・「本」の解像度の高さ 「本っていちいち書いてあるじゃん」
・本を読んでおかないと映画を読み取れないのでは?
○陰謀はありまぁす
・歴史とは陰謀の連続である
・陰謀は存在するのである
・陰謀論とは陰謀を隠蔽するために生まれた言葉なのだ
・「陰謀考えようぜ」ではなく、もっと自然に、少しずつできてゆく
・都市伝説も似たような装置、「木を隠すなら森の中」になる
・これらも丸め込みの一つ 「オカルト」「スピリチュアル」もそう
・小沢健二さんは、日本人というのは「木も歩くかもね~」とか自然に思うみたいなことを言っていた(『我ら、時』というライブ盤で聴けます)
・相手と自分とで見え方が違うのかもしれない
・映画『怪物』でも、それぞれの見ている世界の違いにより怪物が生まれてしまう
・芥川龍之介『藪の中』や森鷗外『高瀬舟』
・本とか読んでると、けんかすることに意味がないと思えるようになる いろんな考え方、立場、状況、環境、すなわち「事情」を想像できるようになると心が広くなる
・「想像力を超える現実はない」
・「事実は小説より奇なり」は、現実を舐め腐ってるから出てくる言葉byジャッキー
・「事実なめんなよ」
・どんなことがあっても、「このくらいのことは現実なんだから起きるよね」と思える
・「想像できることは起こりうる」
・想像できるようなことくらいは、受け止められるくらい現実は大きい
・「現実なめんなよ」
・現実とはすごいものなので、きっちり想像力を張り巡らしておいて、そのギャップを埋めておくとよい
・現実を小さくとどめさせようとするのも「灰色」のやり口
・そんなちっぽけな現実にはめこまないでいただきたい
・「ノアが方舟を作ったときも笑われたんだ」
○『モモ』に戻るぞ
・あとがきによると、エンデはこの話を汽車で乗り合わせた人から聞いたらしい
・「そういう設定」「設定? 現実なめんなよ」
・小沢さんも「僕の友達のうさぎくんが」とか言う
・想像できることは起こりうる、ということを言っているのかも
・これから先も、いろんなところで起こりうる
・『はてしない物語』の「それはまた別の物語」という壮大さ どこかでそれは続いている
・花を愛し、歌を歌い、返事じゃない言葉をしゃべりたい
・不要不急とされがちだが
・杉村太蔵「僕の講演会ほど不要不急なものはない」(これを自分で言って、あえて舐められるポジションにいようとするのは彼の戦略である)
・『モモ』はこの世界のことを書いているので、この世界の話をすることになる
○亀の甲羅に文字が……?
・ソレデハ……
Mon, 25 Mar 2024 - 57min - 69 - #067 ミヒャエル・エンデ『モモ』② 小沢健二『うさぎ!』をヒントに/宗教と死生観 ※途中からほぼ悪ノリ
氷砂糖のふたりを引き合わせた(!?)ミヒャエル・エンデの『モモ』を材料に、いろんなことを話します。
発表当時(2005年10月~)から「『モモ』っぽくない?」と言われまくっていた(はずの)小沢健二『うさぎ!』を引き合いに出していたら、いつの間にかわけのわからない話になってゆきました。
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【目次】
○ミヒャエル・エンデの『モモ』について語る
・つもりが、『家なき子』と『アニー』の話ばかりしてしまった
・改めて、かんたんなあらすじを
・話を聞くことが得意な「モモ」という少女
・おそろしい存在「灰色の男たち」、インチキで人をまるめこむ時間どろぼう
・「時間を節約しましょう」「老後に回しましょう」と迫ってくる 生活から「無駄」を削らせる
・「時は時なのです、お金ではありません」
・子供たちがまず、違和感をもつ
・モモが時間を取り戻しにゆく
○いよいよ小沢健二さんの『うさぎ!』も出てくる
・「灰色」という存在が出てくる
・大きなお金の塊を大きくする お金は人間だけが持ってくる
・「恩返し」のような無償の行動を灰色は嫌う
○『モモ』と『うさぎ!』との類似点と相違点
・「灰色の男たち」と「灰色」
・時間やお金に関する態度はとても近い
・偶然なわけはない、が、似て非なるもの
・『うさぎ!』にはモモのような救世主は登場しない
・いずれにしても大切なのは「みんな」である
・「物語の力」
・うさぎたちは基本的に「見ている」そして「話し合っている」
・傍観者、旅人の視点(小沢さんの視点?)
・このあたりの話が、「ぷにょさんが初めて聞いたジャッキーさんの噂」にかかわります
・小沢健二さんはブッダのようなもの……?
○【ここから大暴走】もし小沢さんが2500年前に生まれていたら
・いまごろ楽曲はすべてお経として定着し、重要な儀式では『天使たちのシーン』が歌われているはず
・いきなり「昨日と今日がくっついてゆく世界で」とか言われたら、世界はひっくり返るはず
・世界中の人が意味もわからず「カイガンヲ~」とか歌ってるはず
・ぽろっとだけ900番教室の話が……(どこかわかるかな?)
・もしそうだったら今ごろは誰もが花を愛し歌を歌い……
・しかし教義は変容するもの、そのうち上座部(小乗)小沢と大乗小沢のように分かれてゆく
・『LIFE』派と『犬』派とか
・念仏とかマントラみたいにもなってゆく「ラブリーラブリーウェーイだけ唱えれば救われる!」
・福音派、原理主義者もいる「イントロからぜんぶ大事だから!」
・ギターを超練習する修行僧
・録音したものだけを信じる過激派も生まれ、ゲリラ演奏会を催しては当局(?)に潰される
・みんなで歌ったりカバーすることが推奨される国もあれば、原盤至上主義もあり、伝統的な編成や演奏以外は許されない
・神、精霊、小沢健二の三位一体
・日本武道館は聖地となるが、そこを聖地と見なすミュージシャンはとても多いので、大変な争いが……
・ドリフターズ十字軍との聖地奪還戦争
・『うさぎ!』はおそらく教典となりうるが、偽書と主張する学者も登場(プラトンの書簡のように一部だけ偽書と見なされる場合も考えられる)
・「なぜクィルがトゥラルパンに変更されたのか」とかの解釈でめっちゃ揉める
・公会議によって正統と異端が決定される
・フリッパーズ・ギターのCDは燃えないゴミの日に捨てなければならないかもしれない!
・くだらない話をしちゃったな……
・ファンにはインテリ層が多いので、ありえない話でもない……
○手塚治虫もかつてはインテリだけのものだった、説
・呉智英先生の証言「みんな鉄人読んでましたよ、一部のインテリっぽい少年だけがアトムを読んでた。その人たちが大人になって権力を握ったから、没後に一層神格化されたのだ」
・小沢健二ファンにもメディア関係者が非常に多い、彼らが近い将来本当のトップに立ったら
・「ちょうどいいタイミングで亡くなっていただいて、三日後に生き返っていただいて……」
・『うさぎ!』も『ダディ』くらい売れる
・夜学バーの一時閉店と、小沢さんのNY移住
・尊敬する人物に対して本当にそれはちょっと
・「リニア乗りたい、名古屋行く」→センチュリーホールでライブ
○生き返ったら神様?
・余談:ONE PIECE(ひとつなぎの財宝)とは「死んだ人が生き返る(会える)ということ説
・『ダンジョンズ&ドラゴンズ』も同じ
・『森のなかの海賊船』も同じ!
・人間の考える「一番望むもの」
・物語の究極、ここにあり
・『ドラゴンボール』のすごさ(これは詳しく話すと長い)、独特の死生観
・死なないと世代交代が行われない
・生死とは呼吸のようなもの(byジャッキーさん)
・神話の世界では「死」の誕生が描かれがち?
・死ぬのはイヤだけど死なないのも困る
・「愛すべき生まれて育ってくサークル」
・「死んで箔をつける」というキリスト派と、「死にますね」というブッダ派
・すべて冗談ですよ、ジャッキーさんとかいう人の言っているのは
・「もっと光を」とか言わないかもね
・なんで小沢さんが死ぬことばかりを考えているのか
・確かに大事な人の死については考えてしまうものだ
○次回予告
・ひどい悪ノリを反省するふたり(主にJ)
Mon, 04 Mar 2024 - 41min - 68 - #066 ミヒャエル・エンデ『モモ』① 概要編:『アニー』『家なき子』『ピグマリオン』を参考に
氷砂糖のふたりを引き合わせた(!?)ミヒャエル・エンデの『モモ』を材料に、いろんなことを話します。
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【目次】
○ミヒャエル・エンデの『モモ』について語る
・ 本のかんたんな説明
○お茶の話
・「ちょいちょいお茶をくれる友達」の存在は人生の豊かさの証明?
・お茶をゆっくりと飲む時間が大切
○『モモ』とはどんな作品か
・「時間どろぼう」「時間貯蓄銀行」という概念
・ジャッキーさんとぷにょさんの出会いのきっかけ
・1973年に出版(オイルショックの年)
・心をなくしてしまった現代人への警鐘?
・反政府的な内容として発禁処分になった?
・勤労意欲とかを削ぐような内容
・「そんながむしゃらに働いて幸せですか?」
・1973年に日本では高度成長が止まる
・拡大、成長路線の見直し → スローライフ、ていねいな暮らしのほうへ その元祖が『モモ』?
○モモってどんな女の子?
・聞く力がある
・岸田文雄首相の話
・「あの人ですか、あのメガネの?」
・ちょっとサイコパスじゃないと決断が下せない?
・政治とは!(氷砂糖らしからぬ?話題)
・モモの話の聞き方は
・文庫版23~24ページあたりを参照
・引き出したり質問をしたりするわけではないのに、話しているほうは「きゅうに自分の意思がはっきりして」くる
・「おれはおれなんだ」「おれはおれなりにこの世の中で大切なものなんだ」と思える
・モモは浮浪児です
○『アニー』や『家なき子』との比較
・孤児院を抜け出して、ホームレスたちと歌って踊る……そこまではジャッキーさんは『アニー』が好きだった 「これからとんでもない冒険がはじまるぞ!」ところが……
・そのあとお金持ちに引き取られ、『マイ・フェア・レディ』のようなシンデレラ・ストーリーになっていく
・アメリカ的なサクセス・ストーリー 物質的な豊かさに向かって
・『アニー』の初演(ブロードウェー)は1977年
・安達祐実主演『家なき子』(1994)との類似性
・「同情するなら金をくれ」
・ケーキを食べております ケーキとは、『家なき子』で菅井きん演じる「ババア」の名台詞によると「見栄と体裁の砂糖のかたまり」
・『家なき子』のリュウと『アニー』のサンディ
・『家なき子』のいじめっ子「真弓」は『アニー』の主演だった
・1994年は暗い時代だった その暗さの象徴的なドラマ
・オイルショック時に現れた少女、モモと通じる?
・時代は物語を必要とする
・すずは「けなげな少女」か「犯罪者」か
・安達祐実さんの凄さ
・少女というのは時代や文化を象徴するもの
・最も理不尽な状況にいるから?どうにもならないのに影響だけは受ける存在
・少年は破天荒にぶち壊して進んでいける描き方がなされがち
・すずは破天荒で、自分の力で未来を切り開ける存在だったかもしれない(アニーが破天荒なのは序盤だけ!)
・なぜアニーだけが選ばれ、ほかの孤児たちは選ばれないのか
・これが現実や!
○バーナード・ショー『ピグマリオン』のこと
・オードリー・ヘップバーン主演『マイ・フェア・レディ』の原作
・『マイフェア』ではヒギンズとエライザは結ばれるが、原作(『ピグマリオン』)ではエライザはヒギンズを見限って出ていく
・『女王陛下のお気に入り』で描かれるのも、アン女王への愛というよりは野心だった
・日本人の「恩返し」好き 愛が報酬である
・『アニー』会場のおぞましさ
・多くの人から選ばれる、という幸福観
・教育や受験の仕組みもそうなっている(「学校が悪いです」)
・バンドのライブとか見てても思います
・ホストクラブもおなじ
・その気持ちにつけ込んでお金を儲けるのはたやすい
○一方、モモがやっていることは
・誰と比べるでもなく、「おれはおれなんだ」と思える幸福に気づかせる
・『モモ』文庫版23~24ページに書いてある重要なこと
・こういう態度を夜学バーというお店も持っていたい
・「導いてあげる」とか「聞き出す」のではなく、自然に向き合っているなかで良い考えが浮かんでくるような場所や、人物でありたい
○次回予告
・もうちょっと物語の中に踏み込んでいければ……
・小沢健二『うさぎ!』の話にもなっていくと思います
Mon, 26 Feb 2024 - 33min - 67 - #065 小沢健二さん私観② 多大なる影響を受け、結果「自分にしかできないこと」ができるようになった(ジャッキーさんの場合)
ミュージシャンの小沢健二さんについて。前回はぷにょさんの個人的なお話しをふんだんに聞きましたので、今回はジャッキーさんの個人的なお話しを。今回もとても、面白いです。
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【目次】
○前回のこと
・小沢健二さんについて熱くなってしまう二人(いつもあんなにクールな我々が?)
○ジャッキーさんの小沢さんとの出会い
・兄が渋谷系好きだった(SUN/Kakkeという会社をやっているので調べてください、超面白いYouTubeもやっています)
・最初はテレビ(HEY!HEY!HEY!かMステ)で見て好きになった
・(ダイエーでもユニーでもどっちでもいいわ)
・CDは兄が持っていたので、自分で買ったのは中学になってから
・記憶が混濁している(ユニーで買ったのはカセットテープの『LIFE』を買ったところで、CDはブックオフだった気がします)
・すごく辛いことがあって外を歩いていた夏の夜、ふと口をついて出た『愛し愛されて生きるのさ』、そのまま『おやすみなさい、仔猫ちゃん』まで(つまりアルバム全部)通して歌い切れてしまった そこで「これって……自分はこの人が好きなんだ」と気づいた
・インターネットで小沢さんについて調べ(当時はそういうホームページがふんだんにあった)るなか、「LARK SIDE OF THE MOON」と「dolis party」というホームページに出合う。この管理人さん二人とは後に実際会うことになる(個人的にはすごいこと)
・それが「小沢健二ともだち」を探し続ける人生のはじまり
・CDや雑誌などを買い求めはじめる
・『犬』のライナーも暗誦できた(今もまあまあできます)
・高校の頃の日記には引用がたくさん どんどんインストールされていく
・しかしちょっと上の世代のものなので、まわりに好きな人が誰もいない
・むしろ若い人たちのほうがファン多い?
○二十歳で訪れた「小沢健二ファンの集う店」(!?)
・mixiで渋谷系好きの人と知り合って新宿の「ゴールデン街」に連れていってもらい、「世の中には(東京には?)こんなに渋谷系・小沢健二ファンというのがいるのか!」と衝撃を受ける
・「おい、小鳥」とは言わない(あたりまえ)
・「若いのに」と大型新人扱い
・カタコンベ信仰やカクレキリシタンのような。「ここへならベレー帽かぶって行ける」というような場所だった
・2005年『うさぎ!』、2006年『毎日の環境学』、2007年頃『おばさんたちが案内する未来の世界』とリアルタイムに併走
・自分にとってはタイミングがよかった
・13年ぶりの公式ライブ「ひふみよ」は2010年、そこからコンスタントに大きな活動を続けていく
・3ヶ月に1回供給(笑)される『うさぎ!』を毎回みっちりと読み込む日々
・ジャッキーさんは『うさぎ!』等の作品に違和感や嫌悪感はなかった
・『天使たちのシーン』や『ローラースケート・パーク』で歌われていることと同じと感じていた ぷにょさん「そうだよね!」
・小沢さんの考え方自体が好きなんだなと思った
○人生は生きるに値する
・『おばさんたちが案内する未来の世界』という映画
・多くの人は知らないし、知っていても観た人は少ない
・すごく大きな影響を受けた、「あてられた」と言ってもいい そこから「ものを考える」ということが加速していった、広がっていった
・自分の人生はここで終わり(「あがり」?)
・ミーハー人生はもう終わり!
・人生っていうのは報われるものである、とわかったことで、区切りができた気がする
・自分の人生を幸せにすることは可能である
・中学生の時に泣きながら『LIFE』歌っていた混沌の時代から、『うさぎ!』や『おばさん~』を通じて価値観がまとまっていった
・自分が好きなものがまとまっていって、言葉になっていった 岡田淳さんや、橋本治さん、奥井亜紀さんなども一本にまとまっていった
・ばらばらだった価値観がまとまり、「自分が何を考えているのか」がわかってきて、自信のようなものもついてきたから、学校の先生をやることもできた
・「ここから始められるぞ」「ここからつくっていけるんだ」という自信
○その後、国語科教員としてのジャッキーさん
・23歳くらいのときに生徒たちに配った長文プリントも、今読み返してもちゃんとまとまっている(それ以前はそんなもの書けなかった)
・すでに学級崩壊していたクラスを中途で引き継ぎ、「まずは仲良くなること」と「伝わらなくても理屈を説き続ける」ことを徹底した その一環として長文を書いて配っていた
・「要領よくやれ!」という題の懐かしき名文(ジャッキーさんのホームページで読めます、検索してみてください)
・(この文章の内容についてぷにょさんに褒めてもらえてジャッキーさんはとても喜んでいる)
・それをちゃんと最後まで読んだ人が何割いたのかはわからないが、刺さる人にはとても深く突き刺さった ただし読まれなくても、「なんかがんばってるな、気合い入ってるな」と思ってもらえるだけで意味はある
○それからどのように育っていくことができたのか
・一本の筋の通った物語もつくることができるようになった それによって『たたかえっ!憲法9条ちゃん』というむちゃくちゃふざけたお話ができた
・ばらばらだったものが一つにまとまる……番外編(#53~56で話した「推し」の話にもつながるかも?
・最初は「まねをする」だが、ずっとそれではいけない 「守破離」でいうと、「守」から「破」に進むべき時期
・「小沢健二ものまね芸人」ではなく、オリジナルのことをしなければならない そのためにわけのわからないふざけた小説も書いてみた
・世の中に一つもない、まったく新しい存在のお店をつくるようにもなってゆく
・夜学バーもまた次の段階へ?
○ちょっと休憩
・森永ダースを食べながらぼんやりと
○守破離としての夜学バー
・中3から22歳くらいまでは人生の「グル」のような、導いてくれる人というイメージだったけど、そこから自立したような感覚がある
・信者は信者でありつつ、一種の友達であったりもして、ちょっと茶化すようなことだってあっていい
・自分の道も行かねばならない
・夜学バーは「魔法的」というライブにかなり影響を受けている たとえば「意思は言葉を変え 言葉は都市を変えてゆく」
・最初のうちは「小沢健二の歌詞精読会」を催し、小沢さんファンの耳目を集め、ある種「質の良い」お客さんに気づいてもらおうとした それは小沢健二さんを好きな人への信頼でもある
・素敵な人たちに出会うため
・「小沢健二さん(を好きな人)の感覚を裏切らない自信があるお店」←大きく出たね。。。
○ぷにょさんにとっても
・2022年に初めてライブに行き(初消費?)、一つの区切りがついた
○「一般の人と有名な人」という分け方について
・なぜそこが分けられなければならないのか
・叩かれるから言わないようにしていたけど、最近は「なんかおかしいな」と思ったりもする
・駒場900番講堂講義の時の話
・一般人だから「これはやっちゃいけない」と怯えていた
・社交界のウチとソト
・無精なのか臆病なのか
・どんなものであれ褒めてもらえると嬉しいので、褒めなきゃな、と思っている うざいわけがない 絶対に少しはうれしがられるはず 「いつも思いっきり伝えてなくちゃ」(『戦場のボーイズ・ライフ』)
・22歳の時には言葉にできなかったが、いまはそれができるようになっているはずなので伝えたい
・岡田淳さんにも言葉を伝えなければいけない……
・どんなささやかにでも、伝えることは大事……
・自信を持って、勇気を持って、何らかの扉を開けることは無駄じゃない(喫茶店について語った回でも言っていたこと)
・汚い文字でも、一言でも二言でも、言わなきゃな、と思っている
・自分の好きなように、相手にも負担のないように……
・橋本治さんにファンレター書けばよかった……(サイン会には行きました)
○次回予告
・『うさぎ!』とか東大講義についても話したい
・話してほしいテーマ募集してま~す
・お店に来て語っていただいても大歓迎!!
・Podcastまあまあの人が聴いてくれているはずなのに反応が全然ない! うれしくないわけがないのでよろしければ褒めてくださいませ~
Mon, 19 Feb 2024 - 48min - 66 - #064 小沢健二さん私観① 「たった一人だけ正気を保っている人」(ぷにょさんの場合)
今回はミュージシャンの小沢健二さんについて。「氷砂糖」の二人が共通して好き、というのはもちろんですが、このポッドキャストの姿勢とか考え方に深く関わっていきますので、まんをじしてお話してみます。
「自分にとってどのような存在か」ということを通して、なにか大切なことを語れていれば嬉しいです。
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【目次】
○まんをじしての小沢健二さん回
・三つのO(小沢健二、岡田淳、尾崎昂臣???)
・星々をつないで物語を紡ぐ
・氷砂糖座
・「長方形と正方形がひし形を取り合って」
・前シリーズの喫茶店の話から繋がっている
・そもそも小沢健二さんがいなければ氷砂糖はない?
・わたしたちの隠しコマンド「小沢健二」
・このキーワードで開く扉
・「開けゴマ」=「小沢健二」
○いかにして氷砂糖の二人は出会ったか
・ミヒャエル・エンデの読書会で 『モモ』と『はてしない物語』
・『モモ』の回で小沢健二とエンデ、『うさぎ!』と『モモ』についてを熱弁していたジャッキーさんの噂をぷにょさんは聞いていた→『はてしない物語』の回で初対面(短時間だったけど)
・「その人は盛る人なんですよ」
・その場所も喫茶店でしたね
・今日のお茶 牧野富太郎植物園(高知)のハーブティー
・お茶菓子は「12個だからダースです」(森永DARS)
○小沢健二さんという人
・CDがバカ売れしていた時代にあって、しかし100万枚売れたミュージシャンではない
・『LIFE』や『カローラⅡにのって』ですら80万枚前後くらいといわれている
・ポリンキー
・ファンの人が「それぞれの持ち場で、小沢さんからの影響をうまく使って、宇宙の中で良いことを決意している」傾向が強い
・何を話しますか?
○ぷにょさんの小沢健二観(今回のメインテーマ)
・「一度も小沢健二さんを消費したことがない」
・心の栄養はもらっているが、商業的な貢献はしていないし、リアルタイムで享受していたわけでもない 自分の中で作り上げた「勝手な小沢健二さん」がいる 本当の姿とは違うかもしれない
・初めて聴いたのは1997年
・どんな人かも知らず、ただ歌詞の内容とおぼろげな写真(歌詞カードやジャケット)のみの情報しかなかった
○ぷにょくんの家庭の事情
・厳しい家で育ち、図書館以外でカルチャーに触れることがなかった
・「子供が勝手に何か楽しんでいる姿を1ミリも許してくれない」
・~このあたりの事情は本編で~
・マッチョ自認、というか本当にマッチョだった
・中学の3年間だけ、放課後に時間があったので、音楽を聴くこともできた
・ある朝、カーラジオで『大人になれば』が流れてきた
・「スパルタで育った人が急にローマの芸術を感じた」
・その時に「小沢健二」という名前を記憶し、図書館で探した
・声や甘い歌い方……自分の置かれている環境や価値観とのギャップ
・体育会系の世界の中で生きていたため、「こういう男の人っているんだ」という衝撃
・96年紅白歌合戦の『大人になれば』は名演奏
○そのころの時代状況について
・安室奈美恵やGLAYの時代 ヒステリックな歌?が多かった
・95年に震災とオウム、そして97年には酒鬼薔薇、ノストラダムスの大予言もまだあった……世相は暗かった 音楽も暗めのものが共感を呼んでいた節がある
・「僕と君の二人だけの世界」みたいなもの、悲観的なもの、ポップミュージックとはそんなものだと思っていた
・しかし小沢健二さんは「のんきな」(?)感じだった
・95年、97年といえば『エヴァンゲリオン』とも連動する 不景気、
・ミスチルの『深海』は96年
・95年に一番売れた曲、ミスチルの『Tomorrow Never Knows』は暗さ、先の見えなさの象徴だと思う
・その中で小沢さんの『ラブリー』のようなものは違っていた
○唯一の「持続可能」シンガー?
・ぷにょさんの認識「誰もが狂気を競い合っている中、一人だけ正気を保っている人」
・小沢健二『天使たちのシーン』について、「この人だけが持続可能な世界を歌っている」と感じた
・「このままでは壊れてしまう(持続不可能)」という感覚だった頃、「明日は見えない」「私だけひとりぼっち」
・その中で『愛し愛されて生きるのさ』と歌う小沢健二
・「もしかしてこっち? 絶望だと思い込まされていただけ?」と脱洗脳させてくれた、正気の人、小沢健二
・ぷにょさんの中では、「たった一人だけ正気を保っている、安心な人」
○小沢健二とさだまさし
・そのあと、さだまさしにハマる 実は同じ属性 柔らかい声、広く見通している感じ、自分自分ではなく、山だとか海だとか言ってる 客観的な視点
・シュッとしてカッコいい、ヴァイオリンも弾くおぼっちゃんキャラだったさだまさし
・だんだんメッセージがシンプルになってゆくもの?
・『関白宣言』のあとにしっかり『関白失脚』を用意してしまう、かしこい人ムーブ
・『検察側の証人』という曲のクレバーさ
・アガサ・クリスティ『春にして君を離れ』のこと
・98年1月発売の小沢健二『春にして君を想う』のこと
○さて小沢健二とは
・どこかで誰かの世界を開き続けている
・アーティストというより、「グル」???
・「歌手」という認識ではあまりなかった
・歌唱技術に特化しているというより、気持ちの込め方が……(言葉にできない)……もうちょっと引いている感じというか、投げつけてこない、そっと手渡される感じというか……
・酔わせてくれるのが歌手だとしたら、小沢さんは「冷ませてくれる」感じ
・「とりあえず聞いとこ」という感じ
・導き手ではありつつ、教団を組織するような感じではない 高いところにいる感じでもなく
・「山奥で修行してて、たまに街に降りてくるんだけど、3cmくらい浮いてる」←この元ネタはいつかの小沢さんのインタビューだったはずなんだけど出典忘れてしまいました、わかる人教えてください
・行く先々で小沢健二を好きな人に出会う
・同じものを受け取った人たち その受け取り方はそれぞれに違う
・「同じ通りを歩いてきたのかもね」「間違ってなかったのかも」
・しっかり地図見て歩いてきたわけじゃないんだけど
・スタンド使いは惹かれ合う?
・なんとなく似たような感性を持っている人たち
○次回予告
・今回はぷにょさんのお話、次回はジャッキーさんのこういう感じのお話です
・「遠心的に」語るのがふさわしい存在
・答えを探すのではなく、歩いてゆくのである
Mon, 12 Feb 2024 - 41min - 65 - #063 喫茶の発想③ 喫茶店を使いこなす!「好き」から「必要」へ/街はもうゲームよりもゲームである
喫茶店三部作の最終回!(「おすすめの喫茶店」について語る回もいつかやりたいので、続編きっとあります)
今回は自称「喫茶先生」のジャッキーさんが、個人的な喫茶店との付き合い方について語っています。
※2024/03/04音源差し替え、間違えて未編集状態のファイルをUPしてしまっていたため……。一ヶ月気がつきませんでした。
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【目次】
○喫茶店回3回め(終)
・1回めは「喫茶店の本質」について、2回めは「喫茶店に通う者の心得」について話しました
・「喫茶先生」ジャッキーさんとは何者、いや何様なのか?
・とにかく喫茶店が好きなのだ
・喫茶好きにもいろいろある スタンプラリー型、コーヒーが好き……
○ごく個人的な、喫茶店との向き合い方
・ジャッキーさんは「日常の中に喫茶店を取り入れていくことに命をかけている」
・多い年では年間300回くらい喫茶店に行ったと思います
・緊急事態宣言のあった年は500回くらい行ったのでは……
・同じ店にたくさん行く
・「喫茶店人50箇条」(前回参照)に「特定のお店の常連にならない」とある
・「世の中のために忙しくすべき人間」
・もうちょっとの間(50年くらい)かしこく、かっこよく、かわいくあらねばならない
・ゆえに、やることがいっぱいある
・暇だから喫茶店に行くのではなく、必要だからそこに行く
・本を読んだりマンガを読んだり
・どの喫茶店にどの雑誌や新聞が置いてあるかを覚えていて、情報収集の場としている
・モーニングでは『望郷太郎』と『二階堂地獄ゴルフ』に注目(どうでもいいが、ジャッキーさんにとっては大事なこと)
・ビッグコミック、ビッグコミックオリジナルは絶対に読む
・「2号ぶん置いてあるお店」もおさえている
・iPadとキーボードを出してやるべきことをやったり
・ビッグコミック一冊買うよりコーヒーのほうが安い
・「喫茶店は便利」ということが根本にある
・自分が行きがちなエリアの喫茶店を把握しておき、定休日、営業時間、ランチやモーニングの時間などを頭にたたき込んでおき、自分のその日の行動に合わせてお店を選ぶ
・自転車に乗るので、都内の移動は自由自在
・「喫茶店巡り」ではなく、「喫茶店を利用する」という発想
・そうしているうちに、だんだん研究が進み「喫茶先生」となってゆく
・東京と名古屋でカップが同じだったりする感動
・カップや椅子の種類によって開店の年代がだいたいわかったりもする
○街はRPG、ゲームよりもゲーム性が高い
・自分の世代では考えないような内容が聞こえてくる
・ネットに口コミも写真もまったくない、ある都内の居酒屋に行った時の話
・小沢健二さんが「900番講堂講義」で言っていた、「自分だけが見つけた」「自分だけが知っている」という気持ちになりづらい時代
・もはやゲームよりも、街そのもののほうがゲーム性が高い
・旅はまさにロールプレイングゲーム とにかく歩き回り、勇気を出して入ってみたお店で話を聞き、「情報をもらえる」 それをもとに次の店へ……
・何度も通ったことによってようやく知ることのできる情報もある(高知市の話)
・別のイベントをこなしてからもう一度行くと、新たなことを教えてくれる情報
・インターネット上になにも載っていないお店を見つけると、ワクワクする
・(非常ドアを開けるたびに胸がなぜかドキドキする 新しい世界に飛び出すスリル!←『ドリーム・シフト』という曲の歌詞)
・くり返しますが、最近は「誰も知らないものを見つける」という感動が少ない
・「インターネットに頼らずに維持できている」ということは、ちゃんとお客さんがいて、愛されているということ(ただし持ち物件の場合は多い)
・話は戻って、お年寄りばかりのお店で、八代亜紀さんの訃報を聞いた経験
・「(スマホに)出てる?」と聞かれた そこでなんとなく場になじむ
・お年寄りの方々は死因や病名、享年をまず気にするし、やたら詳しい
・世代による反応の違いをそこで知ることができる
・若い人間が知りにくいことがじんわりと伝わってくる、それで知見が広がってゆく
・お店はどんどんなくなってゆく
・古いお店が好きになった理由 祖母のお店「喫茶駒」のお想い出
○ジャッキーさんにとって喫茶店とは何か
・好きであるのは当たり前だが、自分にとって「必要」であることが重要
・習慣化と必要性によって「好き」が盤石となってゆく
・日本の文化を飲食店を通じて学んでゆく 民俗学的フィールドワーク
・歌舞伎町のとある喫茶店 ヤクザと水商売ばかり 会話がたまに物騒で面白い
○喫茶店とは自由な場である
・「ここで争いごとは起きませんよ」「マジ茶の湯じゃん」
・ひょっとしたら敵対する組織の人間同士で話しているのかも……
・「表出ろ」という言葉に宿る、お店(空間)への敬意
・海賊船の中でもそうらしい(#59へ)
○高知と喫茶店
・高知の人たちはやたらと表に出たがる
・自由民権運動の影響も?「聞かれちゃまずい密談」がたくさんあったか
・野外で行われがちだった「夜学会」の伝統
・数名の「ゾーン」をつくりたがる→それで喫茶店が多いのでは?
・なぜ高知に喫茶店がやたらと多いのか(全国平均の3倍近く)
・高知の女の人は「はちきん」で、働き者だから、喫茶店を開くのでは?説(≒男が飲んだくれて働かないから)
・東京ではなく、大阪や名古屋など喫茶文化の強い地方に出稼ぎに行っていたから、説
・日曜の朝は家族みんなでモーニング、という習慣
・ぷにょさんは高知の喫茶店(カフェ寄り)でバイトしていた
・普通の大都市は、土日に喫茶店が開いてないがちだが、高知は日曜開いてがち
・ぷにょさんの大学時代 カフェブームだった
・木のプレートで、ananやnon-noが置いてあったらそれはもうカフェ
・蔵を改装したらカフェ(適当)
・若い人が気軽に借りられる家賃なのもポイントか
・小諸の喫茶店「読書の森」マスターに代わりに(?)高知に行っていただいた話
○店師、旅師、散歩師Jの新規事業?
・「おすすめのお店教え業」でお金をとってもいいかもしれない 日本有数の店師(自称)なので……
・夜学バーにくるとなんでも教えますよ~ 僕の知らない土地でもその場で一緒に調べて考えます
○改めて、ジャッキーさんにとって喫茶店とは
・「生活の中に、いかに《必要なもの》として好きなものを取り入れていくか。好きだからってただ消費するだけでは暇つぶしに終わってしまう。それをいかに自分の人生に直結させていくかは、好きになった人間の仕事である。」
・ガイドブックに載っていない喫茶店 Googleマップだけでかなり精度の高いアドバイスができます!(Googleマップにほぼ情報のないお店ほど、すばらしい秘境だったりするのです)
・「旅とは、あるいは人生とは選択と判断の連続なんですよね。散歩もそうなんですけど」
・自分がピンときたお店の扉を開く経験は、必ず自分にとって意味のある行動になる
・自分の感性や判断を磨いていくための行為、失敗を恐れて扉を開かなかったら、磨かれていかないのであります
○次回予告
・次は、もっと熱くなるかもしれない「小沢健二」の話を!
Mon, 05 Feb 2024 - 43min - 64 - #062 喫茶の発想② 喫茶店に通う者の心得とは?/50年後のカフェ事情/素敵なお店をつくるには
喫茶店について語るシリーズその2。前回は「お店」の話だったので、今回は「お客」の側に立ったお話しを。
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【目次】
○今回は「喫茶店に通う側の態度」について
・喫茶先生ジャッキーさん(先生自認が喫茶先生)が語る
○喫茶店の精神と、沼田元氣、川島小鳥、小沢健二……
・沼田元氣・堀内隆志『ぼくの伯父さんの喫茶店学(カフェロジィ)入門』をご紹介
・沼田元氣さんと無銘喫茶と
・乙女と少女とこけしと珈琲と……
・川島小鳥さん(小沢健二リスナー)の師匠でもある
・喫茶店と小沢健二さんは精神として繋がっている
・沼田元氣『喫茶店百科大図鑑』もご紹介
○「喫茶人宣言50箇条」(前半)
・先述の『喫茶店学入門』に収録
・喫茶店に通う者としての心得
・喫茶店に通ったり出向く際には、行儀良く
・「情報を引き出そう」「情報を食べたい」という態度は避けるべし
・その人の居住まい、ふるまい、雰囲気のすべてが試される場所
・「すみません、レスカください」という不躾
・ホットコーヒーのことを「ホット」と言っていいのか問題
・お客が「もてなす側」を困らせてはいけない(お店の人に申し訳なさそうな態度をとらせてはいけない)
・喫茶行脚ツアー(はしご)人間
・居丈高はよくない
・「対話をせず要求だけをする」態度もよくない
・人の家に行って勝手に冷蔵庫を開けてはいけない
・お客が偉いから水やおしぼりがやってくるのではなく、「もてなし」の一環としてそれはやってくるのだ
○「喫茶人宣言50箇条」(後半)
・唐突に恋バナ(?)が始まる
・「喫茶人」にとっては、人生のあらゆる局面にカフェ・喫茶店が存在しているものなのだ
・夜学バーも精神としては喫茶店のようでありたい
・お店とは「開いている」ことが大事で、夜学バーが年中無休を良しとしている(最近はできていないけど)のは、「せっかく来てくれたのに開いてなかったら申し訳ない」という気持ちから
○カフェブームの行く先について
・ジャッキーさんには「カフェブームの落ち着く先がわかる」か
・喫茶ブームはくりかえす
・ブームとは「定型があって、みんながそれのまねをする」もの
・1970年代の喫茶ブームでできた喫茶店で、今も残っているものはことごとく「素敵」と見なされるのであるが、当時はまったくありふれたものであったはず
・平凡だったはずのお店が50年の時を経て、今はどうあがいてもつくることができない「味」を持っている
・50年後には、今ありふれているカフェたちも(生き残っていれば)「素敵」に思われているはずだ
・軽い気持ちでロータスを出してほしくない(???)
・いま凡庸に見えるものも、生き抜けば歴史的な遺物となる。ゆえに今は「ダサい」と(ジャッキーさんが)思っているものでも、続けば味が出てくるのは間違いない
・「また見えるところに焙煎機置いとるわ」
・カフェブームは波のようにくり返す
・いつかまた「人」が流行る 「まだロボで消耗してるの?」「えっ、人が入れた珈琲なんて飲めるの?」「それがまたいいんだよ」
・いまカフェを始めた人は、50年がんばればレトロの仲間入り!
・事業承継するとだいたい悪くなる(元の魅力は減じてしまう)……だがそれは仕方ない、魅力的なお店にするためにはまた50年かかるのだ!
・いや、事業承継は「三年次編入」みたいなもので、25年くらいでなんとかなるかも
・引き継ぐからには儲からなければならない、どこを変えてどこを残すかは非常に難しい
・流行らないと維持できないし、流行りすぎると「こんなお店がやりたいわけじゃない!」となるジレンマ
○喫茶店に関して最も大切なこと
・第22条「世の中の成功にはあまり興味がない」
・ある喫茶店の求人「ガツガツしてない人」
・あの穏やかな、ゆったりとした空間をつくりたいのなら、「儲けたい」「有名になりたい」は望んではならない
・テレビや雑誌が来たらむしろ失敗!? 出るのなら見せ方が肝心
・夜学バーはちょっとやり過ぎなのかもしれない
・何度インタビューを受けても没になり続けてきたジャッキーさん(かわいそう)
・氷砂糖リスナーは夜学バーに来てくださいね!
・夜学バーのナポリタンは非常に素晴らしいものだが、それをメインにしてしまうと……
○次回予告
・次回は何も考えず「手ぶら」で話してみましょう!(何が出るかな?)
Tue, 30 Jan 2024 - 41min - 63 - #061 喫茶の発想① 喫茶店の本質は「茶の湯」に遡る!/愛知・岐阜・大阪に喫茶店が多い理由/喫茶店とカフェの違い
※冒頭で「60回」と言っていますが、「61回」です。(番組内でも訂正しております。)
※喫茶店に関する統計に言い間違い(?)があります、詳しくは↓の目次で
まんをじして「喫茶店」について語るシリーズ。第1回はタイトル(長い)の通り、喫茶店とはそもそも何か?という本質に迫ります。次回は「お客としての心得」について。
【目次】
○今回は喫茶店の話
・再生回数がもうすぐ10000回!
・今日のお茶は「大雪(たいせつ)コーヒー」
・「ゲッターロボは日本のロボなんですか」
○なぜかまずは小沢健二さんの話
・キタキツネとフクロウといえば、小沢健二
・喫茶店と小沢健二のつながり(前回#60の「街と珈琲」回を参照!)
・今回は「60回」と言ってしまいましたが、実は「61回」です
・「小沢健二に影響を受けた人たちのやっていること」への興味
・ぷにょさんが90年代に動く小沢健二さんを見たのは1997年の「Buddy」出演のみ
・ファンたちは「音楽関係、メディア関係、クリエイター、そして喫茶・カフェをやってがち」(雑貨屋さんとかも多いと思います)
・根っこのところで共通するかもしれない「喫茶店」と「小沢健二」
・「氷砂糖のおみやげ」初期のころに話していた『大人になれば』という曲について。「喫茶を差し挟む人生」。こそあどの森の物語もそう。やたらと喫茶シーンがある
・喫茶という概念に満ち満ちている
・喫茶店とか、喫茶というものについて考えてみよう
○なかなか喫茶の話にいかないが
・なぜジャッキーさんがこんなに回りくどい話をしているかというと、喫茶店についてどこから話せばいいのかわからないから
・ジャッキーさんの母方の祖母は一族からも「ママさん」と呼ばれる、喫茶店の店主だった
・そして喫茶王国、名古屋の出身である
○愛知、岐阜、大阪、和歌山、兵庫に喫茶店が多い理由
・人口あたりの喫茶店数が最も多いのは高知県
・高知の人たちは「しゃべりたい」「休みたい」
・そのあとが岐阜、愛知、和歌山、大阪、兵庫。すべて「信長か秀吉が城を置いた土地
・政令指定都市の中では堺市、千利休の出身地……と言っておりますが、手に入るデータによると正確には「県庁所在市及び政令指定都市のなかで、個人経営の喫茶店の割合が多いのは、一位が和歌山市、二位が堺市」(平成26年)でした。失礼いたしました。ただ「政令指定都市のなかで人口あたりの喫茶店数」ランキングにおいて堺市が一位の可能性はかなり高いと思います。「喫茶店」の定義にもよるかもしれませんが……。
・秀吉と信長は千利休を擁して「茶の湯」を愛した人々、それが現在にまで繋がっている!というのがジャッキーさんの説
○「喫茶店=茶の湯」論
・茶の湯は「茶道」と「喫茶店」に分かれていった(説)
・権力者のやっていることは時代を経て庶民に広まっていく(武将や皇室はインフルエンサーだった)
・いまだに皇室カレンダーを貼っている喫茶店は多い
・陛下が学者であることが、日本人の勤勉さに影響した?(根拠なし)
・「庚申待(守庚申)」も宮中の文化だったのがだんだん庶民に広まっていった(熱はどうしても散らばっていってしまう……小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』ライナーノーツより)
・「特別な空間でお茶を入れる」(茶の湯)から「特別な空間でコーヒーを入れる」(喫茶店)へ
・機械でコーヒーを入れると「茶の湯感」が薄れ、「カフェっぽさ」が増す
・ジャッキーさんが好きなのは「茶の湯寄り」の喫茶店
○カフェと喫茶店の違いとは?
・カフェは外から中が見えることが多い、中から外が見えることも多い
・傍証:シャンゼリゼ通りのカフェも外から中が見える(それゆえナンパの名所となっている)らしい
・カフェには西欧精神があり、喫茶店には和の精神がある
・カフェの店員はかわいい格好をする
・喫茶店は応接・歓迎の精神、カフェではセルフサービスがあり得る
・カフェは空間の重心が高く、喫茶店は空間の重心が低い
・客に何かをやらせてる時点で「もてなし」精神から外れる(ただし喫茶店でも、よく来ている人が気を利かせておしぼりや水などを持っていったり、片付けをしたりすることはある)
・カフェは回転率を高めようとする考え方が強い
・ルノアールはフルサービスで重心低め、もてなし度も高いので、じつは茶の湯度が高い(お茶も出てくるし)。しかし椅子は軽めで、いわゆる今でいう「純喫茶」よりはちょっとカフェ寄り。
○喫茶店の本質とは「もてなし」である
・特別な空間でもてなし、もてなされる、その時に発生するわずかな「交流」に肝がある
・次回も喫茶店の話!お楽しみに。
次回は翌日(火曜日)更新予定です
Sun, 28 Jan 2024 - 37min - 62 - #060 喫茶の発想(0) お店の中に商店街が!? 名古屋のコーヒー屋さん「街と珈琲」について本気で語る
次回からの「喫茶シリーズ」に向けて、今回は名古屋にある「氷砂糖」ゆかりの聖地(!?)、「街と珈琲」というお店について語ってみます。
こちらはあまりご自身のことを「喫茶店」とか「カフェ」と積極的には表現していないと思うのですが、氷砂糖では便宜上「喫茶店」として扱っております。タイトルでは「コーヒー屋さん」としました。
ちなみに、↓の目次は放送で話していることをメモしているのですが、たまに補足や余談が差し挟まれております。環境によっては読みづらいかもしれませんが……。
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【目次】
○オープニング
・今日のお茶は「街と珈琲」(名古屋市南区呼続)でぷにょさんが頂き女子したコーヒー
・このお店がなければ「氷砂糖のおみやげ」はありません
・サウナ理論(詳しくは#48~50、あるいは#45~47とか#53~56
○いかにしてジャッキーさんは「街と珈琲」に巡りあったか
・名古屋に帰省したとき、ひたすら「店」を探していた
・地方ごとの「小沢健二さんを好きな人のお店」を探すクセがある
・ぷにょさんも興味を持つ「小沢健二さんに影響を受けた人々」の魅力
・ジャッキーさんは小沢健二さんがいなかったらバー経営もしていない、なぜなのか、その想い出について語る
・20歳の頃に迷い込んだゴールデン街に、「渋谷系好きの集まる(カタコンベ的な)お店」があった
・「オザケンクレイジー」な人々の面白さ
・もちろん全員が気の合う人ではないので、気をつけながら(?)調べる
・奇跡的に発見された「隠れ家ギャラリーえん」(街珈の前身)
・少しずつ親交を深め、夜学バーを開く際には「コーヒー豆の卸売り」と「コーヒー講座」をお願いする(2017年)
・「えん」が目と鼻の先に移転したのが「街と珈琲」
・古民家から古民家へ しかしまったく違う空間に
○ある日の「街と珈琲」における奇蹟
・ジャッキーさんがカウンターでコーヒーを飲んでいたら、東京に住んでいる(後の)ぷにょさんが偶然!訪れた……(すごすぎませんか?)
・ぷにょさんは、ジャッキーさんは沖縄にいる、と思っていた
・(ちなみにその日、街と珈琲ではたまたま「沖縄特集」が組まれていて、オリオンビールなどが提供されていた、それもすごい)
・あんなへんぴな(失礼)場所で出あえれる(名古屋弁、参考文献:BLANKEY JET CITY『黒い宇宙』)なんて
○「街と珈琲」の魅力とは?
・ぷにょ「相当素敵な店だと思います」
・なんと!ぷにょさんが「わたしの好きなあの店に似ている」と言った、
・大坊珈琲店とのつながりも?
・「明るい台所」のようなお店 ていねいな暮らし、いわゆる『暮しの手帖』っぽい感じも
・会話をしなくても「伝わる」ものがとてもたくさんある空間
・ジャッキーさんは「古い店」によく行くが、やはり「新しいお店」「若い人のお店」を好きになりたいと思っている 何十年も続いていくのに伴走したい 街と珈琲はその筆頭であり、象徴
・店主の「やり手感のなさ」「やわらかさ」「こだわってますから感のなさ」
○街と珈琲の建築のすごさについて
・カウンター、ドリンクのキッチン、お食事のキッチン、座敷、テーブル席、階段下のちいさなスペース、2階の廊下と部屋……それらが絶妙に「つながっている」ことの妙
・(言い忘れたけど、ジャッキーさんは「すべてが同時にある」ことが大好きなのだ)
・テーブル席も、ぐにゃぐにゃしていて、一つの組で専有することもできるし、複数の組で共有しても相席っぽく感じないようになっている
・テーブルゾーンとドリンクキッチンをつなぐ「おうちの形をした窓(ガラスはなし)」
・吹き抜けの開放感
・じつはおしょくじキッチンからも2階に登ることができる、迷路のようなふしぎな空間
・イチからつくったのではなく、もとからあったものの良さを活かしながらやったのが本当に感服いたします
○一つのお店が「街」をつくってしまった
・機能としては公民館のような
・「お店の中に商店街がある」というのが重要なコンセプト
・あるお店ができたことにより、街全体が少しずつ盛り上がっていく、という現象はたまにある(新潟のウチノ食堂はそういう存在だと思う)
・一方「街と珈琲」は、街を盛り上げるのはもちろんのこと、「お店の中に街をつくった」というのがあまりにもすごい
○遠心的にできあがった「街と珈琲」
・「街と珈琲」は「隠れ家ギャラリーえん」から数えて、もう21年やっている(放送では十数年と言ってしまいましたが……)
・「えん」からの助走と試行錯誤によって、だんだんやりたいことがまとまり、ついに形になったのが「街と珈琲」だと思う
・海賊憲章のように、だんだんとできあがっていった
・この街には何が必要で、どのようにすれば実現できるのかを、やりながら考えていった 頭で考えた(理念先行)のではない
・ジャッキーさんの高校の同級生が街と珈琲から徒歩数分のところに住んでいて、一家と一緒に遊んだら、子供たちとすぐに仲良くなれた 「子供たちとすぐに仲良くなれる空間」ということが本当にすごい
・「屋内の公園」という言葉は、札幌の「漂流教室」代表山田さんが、「漂着教室」についておっしゃっていた(数ヶ月前にジャッキーさんが訪れたさい)
・なんでもおいしいし、健康的だし、「みんなが好きなこと」を全部やりつつ、しかも(変な言い方だけど)「思想的に正しい」、やりたいことをやったうえで、健全
・そのうえでちゃんと「コーヒークレイジー」なところもすてき
・さらにいえば、まあまあの率でBGMが小沢健二
・「小沢健二」という思想?のようなもので共鳴するところがやはりある
・小沢さんが悪く思うようなことはできない(お天道様が見てる)
・昼小沢と夜小沢?(参考文献:小沢健二「夜日本の伝説」)<br>
・中学生も通う「街と珈琲」
○並行する世界のジャッキーさんがしたいこと
・本当はああいうお店もやりたい
・夜のお店としては夜学バーがいまんとこ理想のお店にできているが、昼の路面店もやりたい
・昼のお店には「ちょっと不良」くらいの人がきてほしい
・夜学バーは「夜」なので、「ふるい」の目が粗くてもいい
・(「言葉の達人は言葉を使わない」が理想です)
・会話がなくても、お店や自分のありかただけで伝えられる存在にもなりたいわけです
・夜学バーは「いつ行っても違う」「刺激や緊張感がある」が、昼のお店をやるなら「いつでも同じ安心感」「気楽さ」を
・もっといえば塾みたいなふうにもしたい
・街と珈琲は「学校」という感じはあまりなく、街とか公園とかお寺
・時間割を組むのではなく、「休み時間」や「放課後」がいい
・(全然関係ないですが、名古屋で活動していた「ばんざいわーるど」という地下アイドルの『337ビョーシ!』という曲に「どうかこのままでずっと!」という歌詞があって、それがジャッキーさんには「放課後のままでずっと!」と聞こえ、「めっちゃいいじゃん!」と思ったものです。どのみちいい曲だと思うのですが、こういう地方の地下アイドルのオリジナル曲って多くの人には知られぬまま、ごくごく少ないファンの胸にだけ残り続けるんですよね、なんかエモいですよね)
・すべては物件次第!いいのあったら教えてくださいまし
・谷根千あたりにいい物件があればな……
・「昼の仙人」にもいつかなりたい
・なぜか急に小沢健二さんのコンサートで服部家のみなさまに会った話をはじめるジャッキーさん
○勝手にこんな回をやってしまいましたが……
・怒られたらどうしよう(そんなわけはないと思いますが)
・令和9年くらいには何か動きたいJ(夜ッキーから昼ッキーへ)
・次回は「喫茶店とは何か」という話を
・ジャッキーさんは「なんでバーをやってるんだ?」くらいの喫茶狂い
・高知の「喫茶ポイント」(ここは、氷砂糖に使われているBGMをつくった宇田さんの「BEANS」というイベントにJがゲスト出演したときにも紹介しており、それまで何を話せばいいかわからなくて緊張していたJが、「喫茶ポイント!」という一言をきっかけにダーッとノリにノっていくさまが非常に面白いです、YouTubeにございます)
Mon, 22 Jan 2024 - 50min - 61 - #059 『海賊の経済学』(リーソン/山形浩生訳)をご紹介!~特殊詐欺との共通点と相違点~
今回は読書回!「海賊」に関する本をご紹介します。
ホームページ/Txitter 【目次】
○オープニング
・今日はぷにょさんが最近読んだ『海賊の経済学』という本をご紹介いたします
・経済という視点で海賊を読み解く本
・海賊フラフラも、経済上の都合で海賊にならざるをえなかった
・前回『森のなかの海賊船』や『ONE PIECE』の話をしたので、その流れでもあります
○海賊と経済と欲望
・「欲望はそんなに悪いことなのだろうか?」という感想を持ったぷにょさん
・アダム・スミスもそのようなことを言っていた
・傘職人の例 儲けるために傘をつくると、まわりの人も喜ぶ Win-Winの世界
・『海賊の経済学』はけっこう身も蓋もない本
○特殊詐欺と海賊
・当時の商船は最悪な環境で、海賊になったほうがマシ
・悪党になりたいのではなく、お金がほしいだけ 特殊な趣味もない 仲間でやることによって成功率を高める
・それって特殊詐欺の話?
・集団をまとめるのに権威は必要だが、それを監視するものがないと権威が暴走する(権威のパラドックス) 海賊はそのバランスをうまくとっていた
・意外と秩序を持った海賊たち 抵抗しなければ殺さない、を徹底したのにも理由がある
・効率よく奪うシステムも確立させていた(経済的!)
○海賊の合理性
・襲う船の船員に「船長についてのアンケート」をとり、「あいつは悪いやつだ」という人が多ければ拷問して殺す そこにも合理的な理由が……
・海賊の掟は「全員一致」で決まる そうでなければ「やる気のない者」が現れて、全体のリスクとなる
・コストとの兼ね合いにより、多数決を採用する場合もある(幹部?を決める投票など)
・海賊憲法、読み上げ(一部) じつに細かく、よくできている 経験則から「もめやすいこと」を事前に防いでいる印象
・女性や子供を海に連れ出してはいけない 男たちは性欲をどうしていたのか?
・男色もあったようだが、そう多くはなかったようだ
・強姦は禁止 妻子持ちはなれない(船の上よりも楽しいものがあってはだめ)
・大義や理想は持っていない ただ欲望の実現のために(ストイックに)やっている
・部活の試合勝ちたいからお菓子を我慢する(詳しくは「くた回」こと番外編へ)
○「こそあど」につながる独立精神と一時的な共闘
・バンドに近い感じ それぞれに役割がある 指揮者はいるが、おろされることもある
・松本零士『宇宙海賊キャプテンハーロック』も、思想やルールはない(「男たるもの」はあるけど) みんなそれぞれ自由にしているが、戦いの時(共通の目的があるとき)はそれぞれの持ち場で活躍する、というのがアルカディア号(とジャッキーさんは理解している)
・こそあどの森は海賊集団? みんな「はぐれ者」の集まった森 スキッパーも親のいない、ネグレクトのような環境 共同体に属していない、法の庇護もなさそうな土地
・酒飲んで歌を歌い、金や女で揉めないように工夫する
・リクルートする船員も、無理やり連れてくるのではなく希望する者のみ連れていくが、捕まった時には「こいつは無理やり連れてきた」と芝居を打って罪状を軽くしてあげる(すごい!) 新聞広告に載せて証拠にしたりさえする
○ふたたび、特殊詐欺と海賊
・商船に乗っている人は、「ヤッター!海賊がきてくれた!ハッピー!」と思って、喜んで海賊になる人もいたらしい
・ブラック企業の社員は、特殊詐欺や闇バイトの甘い誘惑に乗ってしまうかも……?
・海賊と特殊詐欺の違いは、たぶん「金主」や「幹部」が裏にいて、利益を吸い上げられること そこに「平等」というのはない(ただ、少なくともかつての特殊詐欺集団の場合、下っ端の中では対等さがあったと思う)
・売れてる特殊詐欺には搾取構造がある(と思う)
・ドストエフスキー『罪と罰』、川上未映子『黄色い家』
・『ハーロック』の主題歌「君が気に入ったならこの船に乗れ」まさに海賊の考え方!
・『海賊の経済学』は『ONE PIECE』も参照している
・「(翻訳が)山形浩生じゃん!」
・山形さんのホームページ、検索窓ありました サポートページ https://cruel.org/books/pirates/
○海賊は「遠心的」
・ジャッキーさんは「組織の維持のしかた」に興味を示した
・ぷにょさんは「自然発生的な成り立ち」に注目
・システムが先にある(求心的?)のではなく、たまたまの成り行きでつくられてゆく(遠心的!)
・夜学バーというお店も、海賊船のようなものかもしれない
・従業員は常に募集しております、お金は稼げません! 工夫の余地や自由はありますが、成果報酬でございます
○次回は「コーヒーの話」
Mon, 15 Jan 2024 - 41min - 60 - #058 『森のなかの海賊船』(岡田淳、こそあどの森の物語3)④ 言葉が機能するための条件/こそあどの森に満ちる独立精神
『森のなかの海賊船』回の締めくくりです。相変わらず話題はいろんなところに飛んでいきます。予習(?)は下記「もくじ」から。
【目次】
○オープニング
・前回を経て「言葉があたたまってきた」
・ジャッキーさんがゆらゆら帝国でいちばん好きなのは『時間』(楳図かずお先生の『ロウソク』が元ネタ)
○「とあること」を起こすためには
・とある現象を起こすためにとある場所に行ってとあることをしなきゃいけない
・ぷにょさんがぽろっとこぼしたおそろしいネタバレ
・「アレくれよ」が成立する(通じる)ための要件、現象を引き出すための助走、下準備
・下準備が済んだあとにもう一度試みると……
・(とある場所で)全員が憑依型俳優になってしまう
・ムードって大事なんだな
・文脈があって初めて、言葉が意味や機能を持つ
・仲のいい関係のあいだには、暗黙の文脈が増えてゆく
○閉じた世界の「ノリ」
・家族の中だけの言葉
・「トキントキン」と「もくもく」
・方言も似たようなもの(前回の伏線回収?)
・人数を揃えれば良いのではなく、各人がそれぞれの役割を果たして初めて、特別な意味(機能)を持つ
・「常連ノリ」や「深夜ラジオノリ」にもなりかねないが
・ロケットマンショーのハガキ職人「じゃきじゃきじゃっきー」さんの謎
・なぜ深夜ラジオにはそういう「ノリ」が生まれやすいのか(一種の催眠術的な状態)
・「バルスみたいなことですよね」
・「バルスだねこれ」「バルスだよ」
・『天空の城ラピュタ』の話
・ただ「バルス」と言えばいいのではなく、おそらく何らかの条件、文脈が揃っていないと機能しない(と思う)
・「南の島が爆発するよ!」というしつけ
○言葉の力の魔法
・「言葉が機能するための条件」を考えさせられるラストシーン
・本というものは、下地をつくりながら「名言」が差し挟まれるもの
・「船は、あるんだ」とか「だが断る」も文脈の中にあってこそ
・なぜかジョジョの話(いま話題のスピードワゴンが出てくる漫画)
○ラストシーンについて
・ジャッキーさんはラストの一文が好き
・「とある場所」は消えてしまうが、それぞれの手元に「とあるもの」が残る
・冒険のおみやげ ドラえもん映画によくある 例:『のび太の宇宙開拓史』の雪の花
・「夢だけど夢じゃなかった」パターン あの世界、あの経験の証拠品
・「こそあど」らしいと思うのは、それを「一人ずつ」持っているということ たった一つの象徴的なものが残るのではなく、なんてことない日用品がそれぞれの手元に一つずつ残るということ
・「10個集まって初めて機能する」ものでもない
・こそあどの森に満ちる「独立精神」のようなものがよく表れている
・「ツアーグッズみたいですね」
・その時間を思い出したいために、グッズを買う
・魔法の証拠
・めちゃくちゃワクワクする
○集団ではなく、あくまでも個人の集まりであるということ
・ダチュラフェスティバル「後」の忘れられないエピソード
・余談 主催の一人は宮古島→インド→バイト生活で大学受験は検討中
・「くたさん」って言っちゃってるジャッキーさん
・このあたり、ジャッキーさんの言っていることはあまりまとまっておりませんが……「ダチュラ」という既存の枠組みを根拠に仲良くするのはダチュラらしくない、ということだったのかなといま振り返ると思います
・「番外編」でしていた話とも一貫している
・くたさんへの「陰褒め」タイム
・「氷砂糖」というアウトプット
○次回予告
・ぷにょさんが最近読んだ、海賊についての本の話を
・「こそあど」最初の三部作を読みましたが、今度は次の三部作を読んでいきます!
・「来年」と言っていますが「今年」ですね!(収録が年末)
・「世の中がよくなる」ユニゾン
Mon, 08 Jan 2024 - 39min - 59 - #057 『森のなかの海賊船』(岡田淳、こそあどの森の物語3)③ お茶を飲み、思い出し、「時間を愛する」
岡田淳『森のなかの海賊船』(こそあどの森の物語3)にまつわる話の3回目、しかしふたりでの収録が久々ということもあって最初の10分くらいはたのしい雑談になっております。
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【目次】
○オープニング
・あけましておめでとうございます
・年始の番組を年末に録る(芸能人気取り)
・夜学バー復活から1ヶ月
・久々のぷにょさん 「番外編」の感想
・くたは「両親の違う妹」「叶姉妹みたいな感じ」
・ジャッキーさんがここで言いそびれたこと→兄の友達から、しゃべり方(と声)が似てると言われがち
・「おみやげ」の発音について
・ふたりの方言について
・斉藤洋『なんじゃひなた丸』シリーズに出てくる、あらゆる方言が混ざっている人
・現実的には、すべての地域の人から嫌われそう
・土佐弁の話
・今日のお茶「ともしび」
○ようやく『森のなかの海賊船』へ
・前回ジャッキーさんは「ラストシーンについて語りたい」と言ったが、何を語ろうとしたのか
・今回はプチネタバレ回です
・だれかと飲みものを飲む、ということについて
・「五感の共有」という側面 他人の五感を感じられる
・言葉を受け取る感覚も食べものや飲みもので変わる?
・同じポットでそそいだお茶をみんなで飲む、ということの重大さ
・みんながお茶を飲むシーン
・「100年以上前」に想いを寄せるスキッパー(P171)
・「時間を愛している」という言葉の意味
・時間制限のある喫茶店にある緊張感、不自由さ
・ゆくゆくやる予定の「喫茶店回」に向けて
・古い喫茶店は、時間というものをあらゆる方面から感じさせてくれる
・作中では、スキッパーのこまかい気持ちは書かれていない
・ジャッキーさんの二つの経験 1300年前に栄えた平城宮跡に行ったことと、2500年前のうつわでワインを飲んだこと クラッと変性意識状態になった
・岡本太郎の展示についての考え方
・「ホーロー」は五感にうったえかける
・ホーローというものを知らなくても
・言葉少なで、読者に委ねるような書き方
・夜学バーにもいろんな古いものを置いている
・古いものはすべてを記憶しているかもしれない
○次回予告
・エンジンがかかってきた!
・話したかったことを思い出してきたジャッキーさん
・「こそあどの森」には「思い出す」というモチーフが多い
・『ふしぎな木の実の料理法』のラストシーンも
・「思い出す」とは、「時間を飛び越える」ということ
・思い出すということが、時間を愛するという行為そのもの
・アルバムをめくるようなことを、人間は心の中でもできるんですよ
・本とかって全部そうかもしれない
Mon, 01 Jan 2024 - 33min - 58 - #056 【番外編】推しについて④ 大長編! 宝塚、ジャニーズ、バスケ部、アーレフの「ウチとソト」からこれからの世界を考える
大長編!でも面白い!
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【目次】
○宝塚、ジャニーズ、バスケ部
・※バスケ部とは、「厳しい、長時間練習、顧問が絶対」な、「強い部活」の象徴的表現。学校生活のなかでも部活の人間関係で生活している
・ジャッキーさんの教えていた学校でも
・コート外でも使われる「コートネーム」の謎 くた「こわい」
・強い部活は、生活のすべて(中心)が部活になりがち 推し活やホス狂いに似ている?
・お菓子が「事実上」禁止
・生活すべてを部活に全振り、ただし勉強も日常生活も「部活」に含まれる 『推し、燃ゆ』において推し活にバイトが含まれていたのと同じ
・精神状態や気持ちも伝染し、共有される
○宝塚、ジャニーズ、バスケ部、アーレフ
・アーレフに潜入した人の話
・くたの不謹慎さがにじみ出てきた
・教団内で誰か亡くなると、それまで仲良かったとしても急に冷たくなる
・「教義に反することをした」「理由はどうあれそのから抜けた」ということが悪い?(このへんはよくわかりません)
・いずれにせよ死は逸脱、それを認めてしまうと自分たちのやっていることとの整合性がとれなくなる、ゆえに死者を貶めることで折り合いをつける
・たぶん、「強いコミュティ」に共通すること 抜けた人に対する特殊な感情
・「森などという人間は存在しなかった」
・同じ学校にいても、どこかで「元バスケ部」として意識されてしまう
・自分たちの信じている秩序を乱した者に対する感情
・その集団の価値観を外部が糺すことは難しい、彼らの足もとを根底からぐらつかせることになる
・「お菓子食べればいいじゃん」と言われると、すべての価値観が崩れてしまう
・ここが宝塚、ジャニーズ、バスケ部、アーレフという並びになる理由
・周囲が簡単に否定していいのか?という問題
・内部の人からしたら「それが自分たちの人生そのものなんだけど……」
・内部の人が告発しない理由
・性被害のことだけを考えてもうまくいかない、これからを含めた全人生の話なので
・バスケ部は3年間では終わらない
・糺すには相当な注意が必要
・ジャニーズや宝塚、カルト宗教のような世界は身近に実はたくさんある
・「世の中で太田光さんだけが正しいことを言っている」
・サンジャポ見すぎ問題(コア層じゃないから)
・身近にあるバスケ部 おかしな職場はいくらでもある
○集団から一部を切り離せるのか
・問題のある組織を潰せばいいという話しではない
・自分が当事者になったらどうするか、を考えておかなければならない
・日大アメフト部を廃部にしたら何が解決するのか?
・「大麻をやらなかった人たちがかわいそう」もあるが、「大麻をやった人たちもかわいそう」なのである
・大学の強い部活は「四年間の生活の中心」そのもので、それで就職が決まったりさえする それがすべて潰えてしまう
・大麻をやったと言っても
・体育会系の部活における集団心理 ジャッキーさんがかつて取材した、ある大学教授の話
・集団の一種のトランス状態のなかで罪を犯してしまった場合
・大麻も含めて「アメフト部」だった可能性 すべて部活の一部だった?
・アメフト部から「大麻」のみを切り取れるのか ジャニーズや宝塚も同様
・大麻をやってたわけではなく「部活をやってた」という意識だった可能性が高い
・「なんかわかんないけどそういうもんだからやっちゃってた」とか、伝統だからやってた、という人たち
・集団の大きな力と、個人の遵法意識
・線引きの難しさ
・ほかの決まりは暗黙に許されているのに、別の特定の決まりだけが禁止されたりする現状
○「ウチ」と「ソト」が核にある
・ウチという世界観に閉じていたものを、外部が覗き込んで「ソト」に取り出してしまうこと
・もちろん洗脳プログラムは「やっちゃいけないこと」(被洗脳経験者、ジャッキーさん談)
・だけど、すでに洗脳状態にある人はどう守られるべきなのだろう?
・中にいる人からしたら、やめた人のことがわからなくなる こないだまで自分と同じ価値観を持っていたのに……とバグってしまい、ともすれば「恐ろしい存在」に見えてしまう
・介入するのなら覚悟や力が必要
・森且行さんが徹底的に消された理由 進路が芸能ですらなかったからかもしれない 「別の神様を見つけました」
・SMAP以降は解散が常態化 ジャニーズも辞めていいことになった
○バンドとグループアイドル
・バンドは解散したりできるから通気性がよい
・個人で出てきたら個人はやめられない、しかしバンドはやめられる
・グループにする利点は「変えられる」ことなのに
・なぜジャニーズグループ(デビュー後)のメンバーは「減る一方」なのか?
・「仲の良さ」を重視するからか?
・プロレス、特撮、ももいろクローバーZ
・XにSUGIZOが入る凄さ
・バンド的考えの人とグループアイドル的考えの人との衝突
・バンドとアイドルの違い バンドは自主的にやっているから自らの意志で流動的に変化がつけられる
・アイドルは他人がつくるもの
・役割(パート)とユニゾン
・バンドはフィジカル的な交わり、仲良しキャッキャ供給が少ない
・自主的に集まって仲良くしているはずなのに仲良し消費されていないのは……「仕事っぽくなる」からか?という仮説
○役割とキャラクター
・バンドが仕事っぽくなるのは、楽器という役割があるから?(そう思うとTOKIOが会社をつくったのは面白い)
・ジャニーズ事務所というバンド内で、嵐という役割、V6という役割……
・宝塚における星組や宙組?
・役割とキャラクターの違い
・楽器どうしの関係は少なくとも演奏中、あるていど定まっている 人間と人間との関係は見えづらくなっていく
・みんながマイクを持って踊る場合は、みんながフラットな関係だから、そこに浮かび上がる関係は見えやすくなる
・くたさんは「なんで一斉に歌うの?」と思っていた
・某父親「それ90年代に石野卓球が同じこと言ってたよ」
○再び、「ウチ」と「ソト」
・深夜ラジオ的なノリ(ホモソノリ)と、それを愛でる雰囲気が嫌いだという感覚
・伊集院光のラジオを最後まで聴けたことはない!
・だけどナイナイと爆笑問題はずっと聴いているジャッキーさん 彼らはドライだからか?と分析はするものの、同じ穴の狢である自覚も多少あります
・美術部の人たちのノリ
・「ソト」の存在を前提として、「ウチではこういうことを楽しんでるけどね」という閉じたノリ
・これはこのシリーズ1回目で言っていた「ブスの存在を前提としてかわいくありたい」と同じ
・比較の中で自分が優位にありたい、という、ジャッキーさんが長らく警鐘を鳴らしてきた「数直線的思考」
・「おれたちだけが知っている閉じた世界」ということそのものが価値になっている、比較したうえでの相対的な価値
・「それを知らないほかの人たち」を前提とした楽しみ
・コンテンツが面白いかどうかよりも、「それを楽しんでいるおれたちの結束」に重点が置かれる
・仲いいかどうかで芸人の価値が決まる、ということと似ている 「笑い」は関係なくなってしまう
・くたさんの主張「現象でしかない」
・今回のテーマは「ウチ」と「ソト」だったのかもしれない
・そして宝塚やジャニーズに戻ってくる
・無責任にアイドルを好きでいることができず、「向き合う」という気持ちがどこかに発生する
○これからの世界について 受け皿の消滅
・閉じた世界の中では純度の高い、完成度の高い「系」が作れるが、それは外部の常識とはズレてしまう それをなくしていこうというのが現在の世の中であろうが、その中にいた人たちのその後はどうなるのだ?
・暴走族やヤクザのような「受け皿」も弱まっている
・部活も、体力の有り余った若者たちの「受け皿」という側面がある
・アメフト部に入ったから犯罪しなくてすんでいる人たちだっているかもしれない(大麻くらいで済んだと言っていいものか)
・アメフト部にめっちゃ適応できる人は、もっとヤバい何かにもめっちゃ適応できるかもしれない
・高校無償化が失わせる「受け皿」 商業高校や工業高校などが定員割れし、みんなが普通科(私立)に進む 勉強の嫌いな人が手に職をつける機会がなくなってしまう
・ジャニーズだってヤンキー(や貧乏人)がいっぱい来てたのだ
・受け皿のはらむ問題はもちろんあるが、それを壊してもいいのか? 一部分だけを切り取ることができるのか?
○最後に
・くたさんの目論見「推しにまつわる問題は、他人事ではない」ということ
・自分と自分じゃない人、ウチとソト、という問題がいろんなところに出てくる そこは誰もが意識していいところだと思います
・衝突を避けるにはそこのあたりをちゃんと考えておいたほうがいいのです
・自分がどこの立ち位置にいるのか 自分はどこの内側にいるのか、どこの外側にいるのか 自分が推している人は何の内側にいるのか……
・ところが、推しを推す人は「何も考えたくない」のが基本なのである!
・難しいことを考えたうえでも、素敵なアイドルに素直な気持ちを抱くことはできる
・そこには生身の人間がいる、という優しさを同時に持つことは必ずできる
・西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」が出てこないふたり
・これから先は同時の世界(ジャッキーさんの持論)
・今は過渡期なので、いろんな問題が出てきて潰していく これから矛盾を受け入れていく時代が始まります
・マルバツ式の学校教育がわるいです!
次回からぷにょさん帰還します!
Mon, 25 Dec 2023 - 1h 07min - 57 - #055 【番外編】推しについて③ ポケモン的代理戦争の時代、「仲良しを眺める」という部外者感覚
○オープニング
・これは推しの話なのか? つづけます
○代理戦争の時代
・ポケモンの登場(1996年)
・前段階にはドラゴンクエスト5が
・応援、推す、ということ、たとえばホスト
・ホストクラブのここ数年の変化
・城咲仁さんの証言「かつては接客のできるホストが売れていた」
・いまは「この人を輝かせたい」という発想が強くなっている
・くたは代理戦争をしたくない、「わたしが輝けないのはヤなので」
○仲良し傍観時代
・アイドル同士が仲良くしてるのに興味ない、ということにも繋がる
・嵐にいるニノよりも単体のニノが好き
・「ジャにの」のバランスは比較的よい
・「男性アイドルグループ=嵐=仲良くわちゃわちゃする男たち」という時代
・SMAPの話(デリケート)
・SMAP時代と嵐時代
・ダウンタウンの仲良しアピールについて
・「自分が関係ないこと」を楽しめない
・嵐の仲の良さは作品レベル
・SMAPのスマスマ会見の歴史さ
・※下着泥棒ではなく制服泥棒でした、すみません
・仲良しを「見る」ことに何の意味があるのか?
・「わちゃわちゃ」という言葉はいつから出てきた?
・「その世界の中に自分がいない」という魅力を感じていた腐女子たち
・部外者感の時代(ホスト、嵐、BL……)
・「自分との関係」は度外視されている
・前回出てきた「向き合う」ということの大切さ
○「自分の道」というもの
・尾崎世界観さんが言っていた宅配のたとえ、「取りに行く」という距離感
・お膳立てや据え膳ではなくて
・道に荷物を置いてほしい
・「自分の道」というものがあるかないか
・外に出ないから、窓から違う星の「仲良し」を眺めているのかもしれない
・「自分の道」があると「関係をつくる」ができる
・ここで出てきた中村一義さんの歌は『街の灯』と『虹の戦士』
・外に出ると「この道も誰かが通ったんだ」「この道でよかったんだ」とわかる
・「誰かの待つ歩道を歩いてく」は小沢健二さんの『ラブリー』
・引用ができるということは、荷物を置いた誰かが先にいたということの証明!
・お笑いも「荷物を置く」ことなのに……
・仲の良さで評価される妙さ ウエストランドとさや香の例
○「見ていたい」と「そこへ行きたい」
・『ぼっち・ざ・ろっく』や『けいおん!』も「傍観系」かも
・「日常系」の原型のような気がする「部室もの」
・「ひとつ屋根の下」もの(ジャッキーさん独自の分類)
・しばらく分類の話
・※征伐じゃなくて成敗と言いたかったのでしょうな
・だいぶ話がズレてきた、「部室もの」に戻って
・『究極超人あ~る』というものすごい作品があったのですよ!
・天野こずえ『浪漫倶楽部』への大いなる愛
・ジャッキーさんは「この世界に行きたい」「この部活に入りたい」「いつまでもこの世界の中にいたい」という憧れの心で読んでいた
・むかしのオタクのオタクしぐさの基本は「この世界に行きたい」なのではないか(庵野秀明さんのウルトラマンを例に)
・光画部や浪漫倶楽部をつくりたい、それを自分なりにやっているのが夜学バー!
・「自分もやりたい」「そこに行きたい」と思う感覚と、「自分はそこにいたくないけど、見ていたい」という感覚と
・ジャニーズになりたいふたり
・『ファンタスティポ』を踊りたい!
・『MOON CHILD』の話
・とっちらかってきた、けど、楽しくなってきちゃった
○次回予告
・楽しい話をしましょうか
つづきは12月25日(月)に配信予定です。メリー!
Mon, 18 Dec 2023 - 40min - 56 - #054 【番外編】推しについて② かつて「恋愛」の持っていた雑さが転用され、「推しの悪用」が始まった……?
引きつづき番外編として、ぷにょさんの妹を名乗る「くた」さんとのおはなし。「推し」をめぐって白熱しております。どこでも聞いたことのない視点だと思いますので、ぜひ~。
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○オープニング(引きつづき「くた」さんと)
・前回のまとめ
・推し概念の二累計「集中型」と「人権剥奪型(推しの悪用)」
○一般人への推しと、芸能人に対しての推し
・ 今後の流れは「みんながアイドルになる」のか、「推すことに慎重になる」のか……
・アイドルがどれだけ大変なのか
・推しには「行動、活動」が伴う
・「誰を好きだっていいじゃないかァ」(『鈴木先生』より)は、推しの世界にはない
○口に出すことと行動することの間には
・口に出すと変わってしまうから言いたくない
・外に出すと凶暴なもの、一方的なものに変容してしまう可能性
・感情を形容したくない
・「かわいい」という言葉は口に出すのが正義という風潮
・※「推し」を他人事だと思っている人も真剣に聞いてください(いろんな方向に矢を飛ばす)
・口に出した「かわいい」は、変換されて伝わる
・感情は一つの長い直線のように存在しているのに、一部分だけ切り取って出してしまうと崩れてしまう
・醜形恐怖と名乗って活動している方々
・「ブスっていうものが存在する中でかわいくありたい」と思う人
・校則を「破りたい」だけのヤンキーたち
・してる行動はおなじでも思惑が違う
・「ブスと言われたくない」と思う人の中にもいろいろある
・「ブスかかわいいか」という価値基準の中でものを考えている人と、「人の容姿をとやかく言うべきではない」とそもそも思っている人と
・その線引きっていうのをみなさんちゃんと意識してますか
・「生じた感情には行動が伴って当たり前」という考え方への疑問
・「好きなんだからしょうがない」は許されるか
・行動と感情は「一対一対応」なのだろうか?
・一つの問いに対して一つの答えしか存在しないと
○そもそも、心のなかのことは言葉になんてできない
・それでも、誰かと仲良くするために言葉や行動を絞り出す
・混沌とした状態は落ち着かない、だから型にはまり、定点を見つけたくなる
・モヤモヤした気持ちを「好き」とか「推し」というふうに外に出すと楽になる
・複雑な心を「推す」にまとめて、そのまま自動的に行動も決定される
・ごちゃごちゃしてていい!
・「あなたのその感情、推しですよ」という型を提供する
・巨大すぎてあたふたしやすい好意のエネルギー、かつて「恋愛」と呼ばれ、最近は「推し」にスライドしている?
○恋愛から推しへ
・恋愛に「人権意識」や「コンプラ」が導入されたので、そこで許されないことを「推し活」で実現させているのではないか
・人間関係を手抜きする場所が変わった
・恋愛が持っていた「雑さ」が推しのほうへ移ってきた
○アイドルについて
・勉強しすぎて頭が狂って、難しいことを考えたくなくなって特定のアイドルに熱をあげざるをえなくなった(?)くたさん
・行動ではなく、感情で推している(??)
・感情は一方的だが、それを行動にはしていない
・くたさんの好きなアイドルは「好きになっていい」という安心感がある
・その安定感や覚悟が好き
・好きな音楽(バンド)の場合はそうではく、むしろ安心できない、人間関係と同じように「向き合う」という態度でいる
・くたさんの好きなアイドルの場合は、「どう好きになり、どう応援していいか」が明白
・しかし世の中の一般人のほぼ全員が、そういう受け止め態勢は持っていない
・そういうアイドル相手になら感情を外に出すこともできるが、もう少し身近な相手ならそれはできない(すべきでない)だろう
・だからこそ、勉強の息抜きになる
○溜まるエネルギーの解消法
・ジャッキーさんが受験生だったころは「詩」で発散していた、ホームページの日記も続けていた でないと頭が狂っていただろう……
・しかし、発散のために「身近な他人」を利用するのは邪悪だし、悪循環を呼ぶかもしれない
・「推されることに適応した人」ならいい、という話ではない 推されざるをえなかった人たちが仕方なく適応しただけかもしれない
○次回予告
・「アイドルなんだから推していい」ではない
Tue, 12 Dec 2023 - 32min - 55 - #053 【番外編】推しについて① 「推しを必要とする人」には2種類いる!
※2023/12/11 18:27 音声修正しました(一部環境において左右に声が振り分けられる通称「カラーフィールド状態」になっておりました)
ぷにょさん多忙(法事?)により『森のなかの海賊船』完結編はもう少しだけお待ちください、代わりに「ぷにょさんの妹」を名乗る謎の人物がきてくださって、「推し」という概念について語り合いました。いつもとはちょっと違った「氷砂糖」をぜひお楽しみください。#korizato
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○オープニング
・ ぷにょさんは法事で(?)おやすみ、妹(?)の「くた」さんが今日は代わりにきてくれています
・今日のお茶は水
・新しい新・夜学バーでの収録!
○今日のテーマは「推し」
・『推し、燃ゆ』以後の風潮
・くたさんが語る『推し、燃ゆ』あらすじ
・推しが崩れることによって主人公の歯車も狂ってゆく
・「推しのいる生活」への過集中によって人間関係もバイトもうまくいっていた
・芥川賞受賞時点ではあれで「推し」を語れていた気がするが、今は細分化してきていて、作品の射程範囲外の問題も多くなってきている(そこがくたさんの問題意識)
○「推しを必要とする人」の2分類
・①何かに集中しないと生きていけない人 ホス狂いもこちらか? ホストに集中するおかげで生活が成立する 集中型
・何かに一点集中していないと散漫になってしまう人
・こちらは熱心な推し活動者だが、最近はライト層が増えてきている
・②推しという概念を利用している人 便利だから使う
・楽に人と関わりたい 人間関係のファストパス
・自分が関われる立場の相手を推す人たち
・職場の推し、クラスの推し、店員さんの推し…… ちょっと離れても「会える地下アイドル」とか接触の多いタイプの人、配信者、インフルエンサー
・やり取りが可能な距離感
・そもそも「推す」こと自体が距離バグな行為 めちゃくちゃ一方的なもの 向こうのレスポンスを想定していない
・テレビの向こうの人に向けるような一方的な気持ちを、近しい人に向けてしまう
・そういうことは「ありまくります」
○推されると人権がなくなる
・芸能人以外でいうと、学校の先生は最も「距離バグ推され」が発生しやすい
・表では「先生」と言いつつ、裏で先生を呼び捨てしたり、失礼なことを言ったりしている
・学校の先生には人権がない それが世界中に広がっている
・推し行為なら人権を奪ってもいい
・学校の「先輩」は推しやすい
・「推し(先輩)との関係を同級生と語る」ことがメインコンテンツ(ダシにしているわけだ)
・「推しについて語る」ことが重要なのは推し文化の基本だが、近しい人にしてしまうと……
・ヤバい行為をより手軽に、やりやすくするための言葉が「推し」
・「推し」という枠が先にきて、それを埋めようとするという順序になっている 恋愛とおなじ!
・「好きになる」ことが先なのではなく、「誰を推そうかな」という発想になりがち
・自分の生活を豊かにするために、生身の他人を利用する(人権を奪う)傲慢さ
・それをせざるをえない人たち(①)についての(深刻な)問題と、手軽に利用しようとする人(②)の問題の違い
○集中型の推し行為(①)について
・わけがわからなくなってしまっている人は「定点」を持ちたがる。たった一つの原因を求める。「すべて○○会の陰謀だ!」など そうすると心が楽になる
・同じように、「推し」というものを定点にすると、心が楽になる人がいる ばらばらになりがちな頭や心をまとめることができる
・それは政治的な発言や活動にのめりこむ人の中にもたくさんいるし、あらゆる分野に存在している
○もう一つの問題(②)について
・「他人を利用したらこんなに楽しいんだ」というひでえ話
・「推し以外にはしない」ということがある時点で、「やべーことをしてる」自覚はあるはず
・普通ならできないことを「推し」という言葉を使って許してもらおうとする
・「推し」は「関係」をすっとばす
・本当は人との関係は「関わっていくなかでだんだんできていく」ものなのに、推しというものは一方的に関係を設定しまう
・「推さないでください」と拒絶もできない
・「付き合ってください」は拒否できるのに……
○次回予告
・次回は「推すとは何か」「アイドルなどの推され稼業について
Mon, 11 Dec 2023 - 31min - 54 - #052 『森のなかの海賊船』(岡田淳、こそあどの森の物語3)② 「大人の事情」から「子どもの成長」を描く巧みな作劇
ひきつづき岡田淳さんの「こそあどの森の物語」シリーズ第3巻『森のなかの海賊船』について。
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【目次】 ○『森のなかの海賊船』と『ONE PIECE FILM RED』の共通点
・いかにすごい設定か
・催眠術と仮想現実
・「催眠術の自炊」を試したぷにょさん
・魔法ではなく催眠術というリアリティ
○作劇の巧みさ
・『海賊の経済学』という本
・やむにやまれず海賊になるという流れのリアルさ
・大人の事情もちゃんと書き込まれている
・未成年飲酒と作劇の巧みさ
・変性意識も通底したテーマ
・やたらとクスリが出てくる(ドラえもんも)
・「責任能力を問わずに失敗させる」
・人が気持ちを変えることをきちんと書くと純文学になってしまう(そのくらい複雑で長い手続きが必要)ので、クスリや魔法で処理してしまう
○割り算は邪悪!?
・「平等」「等分」というおとなっぽい考え方
・割り算は「どうしようもない時の最終手段」
・「相談」という健全さ
○こそあどの森の人たち
・現状維持派のトマトさん「わたしはわたしが一番いい」
・「役をもらえることは嬉しい」
・ギーコさんの好奇心「つるを切りひらいて」
・トマトさんの偏見=常識
・ポットさんはみんなの意思をくみとる役回りなのかも
・スミレさんは自分の心の引っかかりを大事にする(女子あるある?)
・おそらくスミレさんは「最高じゃん」と思っているんだけど、その前に言っておきたいことがある
・スキッパーの耳のよさ(なんと都合のよい設定)
○子どもの成長について
・子どもが大人の何気ない言葉を聞いてちょっとずつ学んでいく様子 ほんのちょっとの間にあっという間に成長するスキッパー
・「子どもはスポンジ」という言葉について よく吸収もするけどすぐに抜ける(Moo.念平先生のエピソードから)
・『Peter and Wendy』の子ども観
・ジャッキーさんのスポンジ時代「何かが蓄積されていくと信じるしかない」
・ディテールは忘れても、そのときの気持ちはどこかに残る
・岡田淳さんにとっての『ドリトル先生航海記』
○作中人物の死について
・ジャッキーさんが『ONE PIECE』を許せない理由
・ゾロに悲しい過去を背負わせるためにつくられた(としか思えない)「くいな」というキャラクター
・ベルメールさんには生きていてほしかったね……
・死の重大さが描かれる『森のなかの海賊船』
・しっかりと生命が与えられているキャラクターたち
○次回予告
・ラストシーンについて語りたいジャッキーさん
・「一個だけ言いたいのは、189ページの挿絵を見てほしい」「岡田さんの絵の素晴らしさは、手ですね」
・手(指)について
・このシリーズは完結編まで間があくので、それまでにぜひ『森のなかの海賊船』を読んでみてください!
Sun, 03 Dec 2023 - 41min - 53 - #051 『森のなかの海賊船』(岡田淳、こそあどの森の物語3)① 興奮が物語を動かし、生活が人物を光らせる
岡田淳さんの児童文学「こそあどの森の物語」シリーズについて語るシリーズ三つめ、今回は『森のなかの海賊船』。
ONE PIECE、宝島、高瀬舟、木下恵介などに飛び火しながら、気楽にしゃべっています。
【目次】
○オープニング
・夜学バーが湯島ではなくなったら……
・お店再開は「見えては来ました」
・(「不動産屋に電話して」と言ってくれませんでした)
・今日のお茶「ウッカリして甘いお茶なんて飲んだり)
○『森のなかの海賊船』
・単行本を忘れてしまったジャッキーさん
・今回はネタバレすくなめで!
・『森のなかの海賊船』は「おもしろいにもほどがあって」(ぷ)「王道の面白さだよね!」(J)
○内容にふみこんでいく
・書物のフィジカルなからくりに感動
・制作者の思うつぼ、ぷにょさん
・主人公スキッパーが気づく、同じものごとの見え方がガラリと変わる
○作品に通底するもの
・ジャッキーさんの説「興奮、ワクワク」がこの物語に通底するテーマの一つ
・おさとうをコーヒーに入れるシーンに注目
・生活のディテールが豊か
・最近ジャッキーさんがハマっている木下恵介の映像作品では、やたらとお茶を入れたり、「手を洗いなさい」という描写をよく挿入する、さらっと生活感をしのばせてくる
○尾田栄一郎先生も読者?(まさかね)
・ぷにょさん「ONE PIECEの話していいですか」
・最新映画『FILM RED』との類似
・子どもが読んでたのかもしれない(とよ田みのる先生パターン)
・特殊能力を身につけている海賊の話、という思いつきがかぶっているのはすごい
・おなじような発想なのに進み具合がこうも違う!
・スティーブンソン『宝島』やアーサー・ランサムがお好きらしい岡田淳さん
・『宝島』は本当に面白いです(J)
・ONE PIECEの財宝は具体的なものではないかもしれない
・宝といえば、ふたごが想像するような箱に入ったもの……
・『森船』以上の財宝が『ワンピ』に描けるだろうか?
・仲間、命、自分とか、単純なもののほうが腑に落ちはする
・国とか星とかっていう発想もあるが、僕なんかが決して思いつかないような結末を描いてほしいものだ
○コーヒーの話、していいですか
・砂糖をいくつ入れるか、という物語の進行のうえでは不要な描写
・「飲みものを飲む」というモチーフ、1巻と3巻がつながっている
・コーヒーに砂糖って入れますか、みなさん?
・J研究によると、ある世代までは砂糖を入れるが、若いひとはブラックで飲みがち
・スキッパーとトワイエさんで、砂糖の数がちがう
○「こうふん」が物語を動かしてゆく
・スキッパーの「大発見」で、トワイエさんが興奮する
・この興奮、好奇心というのがこそあどの森で、物語を動かしてゆく
・ふたごも「こうふん」している(81ページ)
・「頭いい」が褒め言葉になるような世界観(前巻に引きつづき)
・「もうすっかり冷えたお茶」という興奮の表現
・お茶で語られる心理状態、演劇や映画っぽくもある
○森鷗外『高瀬舟』、芥川龍之介『藪の中』を引き合いに出して
・記憶で『高瀬舟』のあらすじを語るジャッキーさん(中学教員時代に教えたことがあります)
・『高瀬舟』は本当に「自殺幇助」だったのか?という指摘を行ったのが『藪の中』だとジャッキーさんは思っている
・『森のなかの海賊船』にも、実は似たようなところが……?
・「まわりからは自殺したように見せかけた」のであれば、罪の意識はより深くなるし、そのことを誰にも言えなかった可能性がある、ひょっとしたらただ一人だけそれを知っていた人がいたかもしれない……(個人の妄想です)
○2巻『まよなかの魔女の秘密』の三部作における位置づけ
・1巻と3巻はフラフラの伏線でつながれているが、2巻はストーリー上の交わりがない
・「75ページみてください」
・すなわち、2巻で「人間の狂気」について掘り下げることで、3巻の展開、内容をなじませやすくしたのではないか?
・1巻で登場人物を丁寧に描き、2巻で「人は狂うのだ(人には「変化」があるのだ)」ということを描いて、3巻のお膳立てをしていた
・これにて三部作は統一感を持つ
○次回予告
・さらに、ざっくばらんに! ネタバレはすくなめに
Mon, 27 Nov 2023 - 36min - 52 - #050 サウナと自己肯定③ 「自己肯定感の自炊」が必要な人
ぷにょさんによる「自己肯定感の自炊」の歴史と、それが必要であるとはどういうことなのか。厳しい人生を生き抜いてきた人間の一代記……。
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【目次】
○オープニング
・第50回です
○引きつづきサウナの話
・変性意識と理性
・「こそあどの森」にもよく出てくる「人間の一時的な変化」
・怯えて暮らしてきたふたり
○ぷにょさんの話
・そうぜつなおうちの暮らし
・すごい一言「アイシャドウ塗る手間が省けたな」
・「神の愛を受けるためにどれだけのことができるか」を試され続ける
・摂食障害の対処法を学ぶ……が
・カウンセリングはサウナより高い
・できやしないワークをすすめられたとて
・異性(恋愛)に依存するしかない
・→当然つまづく
・そして「自己肯定感の自炊」へ
・サイケデリック、トランス、幻覚剤
・心理学、思想などを勉強する
・「禅とか学ぶとヒッピーみたいなほうに行くじゃん」
・サイケの専門家からも話を聞く
・サボテン(違法)とサウナ(合法)は似ている???
・MDMAにも似ており、惚れ薬のようにも作用するので他人と使用するのはある意味で危険(!?!?!?)
・惚れサウナ???
・「だで流行っとんのか!」
・本来なら他人から与えられるとされている、無条件の愛をサウナで得られる→自己肯定感の自炊
・無意識の部分で満たされてゆく
・それを1000円とかで……!
・依存性も、「あるっちゃある」程度
・サウナはそこにいてくれる
・「確実にじんわりあたためてくれて、生まれ変わったような気持ちにさせてくれる」(ギャンブルのような不確実性はない)
・おばちゃんのススメにより初めて水風呂に入ったときのこと(エヴァーのTV版最終回みたいな状況)
・サウナ天使、ととのい天使
・マインドセットが大事
・仏教でいうと他力、「仏の力は裏切らない」と信じ切る、疑いを入れない
・ジャッキーさんもサウナに帰依するといいのか
・好きなサウナや銭湯を見つけられればいいのだが
○サウナで起こっていること
・極端な交感神経優位から副交感神経優位へ
・自作サウナしかないのか(探偵!ナイトスクープをヒントに)
・登山に似ているのかもしれない(交感神経→副交感神経)
・漫画を読むことにも似ている(昂揚と鎮静)
・VRサウナの可能性
・自転車で山を登るのがサウナ、下るのが水風呂、なのかもしれないが、ジャッキーさんは下りが苦手
・常に緊張し、常にビビって生きているぷにょさんとしては、サウナは本当に
・女の子だったらよかったのにね
・繊細に生きてると男湯で気を抜けないですよ
○自炊が必要な人とは
・ジャッキーさんはそこまで自己肯定感は低くない
・切実な人は自炊に励めばいいが
・「常にそこそこととのっている人」にはサウナが不要?
・「人並み」に行くために自炊が必要
・誰にとってなぜ必要なのか が大事
・J仮説:もともと数値の「低い」人は急上昇へのギャップを感じるが、そこそこ数値の「高い」人はギャップが小さいのでととのいを感じづらい
・枯渇させて急に補充した時の
・禁断症状との類似
・カフェインもニコチンも「マイナスをプラス(というかゼロ)にする」もの
・不安が多いとメンタルは崩れ、安定していると崩れない(当たり前!)
・実家における「愛され飽和」によって上京したという人、他人からの愛を求めない
・「僕の心の空洞を君で埋めたいんだ」ではなく、「余ってるけどいる?」
・余っている人たちどうしが、間にあるテーブルで楽しく遊ぶのが理想なのだ
・ぷにょさんが自炊をする理由(ぜひ音源を聴いてください)
・まことに感動的な「ぷにょ一代記」
・そして「こそあどの森」へ繋がる
○我々にとってこそあどの森とは
・ジャッキーさんと語り合うことがあるとすれば「こそあどの森」であろう(Jの感想:それが僕らの間にあるテーブルなのだと思う)
・「この世界に関することなら」と思わせてくれた
・たくさんの人たちの間に存在するこの「世界(森)」
・価値観はぜんぜん違ってもこの世界のことは好き、という人がきっと世界中にたくさんいる
○次回予告
・いよいよ「こそあどの森」第3作『森のなかの海賊船』について語ります。
Mon, 20 Nov 2023 - 42min - 51 - #049 サウナと自己肯定② 女湯はやわらかさの楽園でサウナは孵卵器のようです
サウナ回の第2回。次回ものすごく壮大なことが語られるのでお楽しみに。ここまではそのための伏線!
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【目次】
○オープニング
・前回のあらすじ ジャッキーさんはととのわない
・リラックスできない
・男湯には敵しかいない
・複数人で来ている男性たちの恐怖
○女湯は暴力の存在しないパラダイス
・男湯と女湯は逆?
・女湯には男が絶対にいない!
・女湯には裸の女しかいない!
・やわらかさ、親しみやすさ、優しさ……
・反面、男湯は殺伐としている
・ぷにょさんの女湯ほんわかエピソード
・女たちの平和なもめごと
・おばさんの欲望はそのていど
・男湯には心温まるエピソードがない
○個室サウナに可能性はあるか?
・もっと理性が強まるかも
・ジャッキーさんが嫌いそうなサウナ?
・「話してくださいよ、嫌ってみせますよ」
・ひげ+めがね+キャップ+半ズボン+サンダル
・サウナポンチョの機能性
・川で死体のモノマネをする女の子たち(すごい上手い)
○サウナ以外でのととのいかた
・自転車に乗り続ける 峠、農道、海岸線……
・ととのうためには一日仕事
○「ととのう」という求心的行為
・ととのいが必要のない人
・「ととのい」という目的が生じ、サウナが求心的なものになった?
・「ドキュメント72時間」での神社の例
・死者と会話ができる聖地に「ポスト」が設置されている
○サウナと悟り
・求道――悟りをめざす修行者
・苦行をしたから苦行の無意味さを知った釈迦
・苦行者の中からだんだん修行者が出てくる?
・サウナは悟りの過程をミニチュア化したものである!
・ミルクがゆと瞑想=水風呂と外気浴???
○サウナについて調べてみた
・セロトニンなど脳内物質の話
・座禅に似ている
・脳には良さそう、瞑想状態になる
・サウナは大乗か、上座部か
・くわしくはリスナーさんのシェアしてくださった田中宗一郎さんのPodcastをご参照ください
○サウナが合法なのはすごい!
・ぷにょさん流サウナ術
・まずお湯につかる→サウナ5分以内→水風呂1分以内→外気浴でぼんやり→おさまってきたら次のセットへ
・J「素人質問で恐縮ですが」
・「あんなにやわらかく暖めてもらうことある?」
・サウナは親鳥、わたしはヒナ
・サウナ行った日が誕生日
・岩盤浴や寝湯もいい
○次回予告
・なぜぷにょさんはととのいたいのか←ものすごく大切な話です!
Tue, 14 Nov 2023 - 32min - 50 - #048 サウナと自己肯定① 男湯で理性をなくせない理由
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いつもながら少しずつ「ノリ」が加速してゆきます。だんだん面白くなる名作。ぜひ③まで……。
【目次】
○オープニング
・笑っちゃったぷにょさん
・今日は昆布茶
・柿を食べるジャッキーさん
・柿に貴賤なし
・時間を愛する/柿は時間を感じさせる
・昨今の柿ネガキャン
○今日のテーマは「サウナ」
・ジャッキーさんの弁明
・イメージだけに加速度つけ話していた
・サウナが嫌いなわけではない
・ジャッキーさんとサウナのこれまでの関係
・先鋭化して「薪で沸かす」「お湯しかない」「番台のおばちゃんから丸見え」な銭湯に行っている
・『サ道』について
○ジャッキーさんがととのわないわけ
・梅田で痴漢に遭った話
・銭湯ではリラックスできない
・男湯と女湯のちがい
・男性にまつわる幼少期からの恐怖体験
・「見られている」と思ってしまう
・サウナを楽しんでいる人がうらやましくていじけている?
○銭湯・サウナ文化の現在
・問題発言→「いまサウナとか銭湯とかで盛り上がってるやつらの感じがなんかイヤなんだよね」
・ねじまげるがゆえに継続できる……文化は壊しながら守るしかない(のか?)
・ドラえもんとおなじ現象
・「のび太はそんなこと言わない」「ドラえもんはそんなこと言わない」
・「こんなの原っぱじゃない!」
・企業努力をしていない銭湯に若者がきていないのだとしたら、「銭湯文化」は本当に伸長したことになるのか?
・古い居酒屋や喫茶店と同じようなことが起きている、若い人が増えて喜ぶお店もあれば困るお店もある
・場の作法
・インバウンドと喫茶店
○ジャッキーさんがととのわないわけ2
・お酒を飲んでも理性を保ってしまう
・理性をなくすために飲む人と理性を保つために飲む人
・気を張りながら心身の変化を楽しむ
・人と話しながらお酒を飲むのが前提
・サウナでととのえないのも、理性を保ちすぎているから?(警戒や緊張)
・人のいるところでリラックスができない
・高温と水風呂では効かないのかも
・人と別れた瞬間に倒れた経験が2回もあるぷにょさん
・「死ぬんだ」と思って飲むのをやめた
・マイクロドーズがちょうどいい
○次回予告
・この件についてぷにょさんの話したいこと
Mon, 13 Nov 2023 - 40min - 49 - #047 人は狂いたいのだ③ 「狂う」は選べる/完結型狂気のススメ
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【目次】
○オープニング
・狂いの専門家
・ミイラがミイラ取りに ヤンキー母校へ帰る
・ミイラにならない方法を探る
○歌舞伎町のお金の流れ
・「男だろ」
・最後には「いろんなところにいきます」
・同じグループのキャバクラとホスト
・歌舞伎町という一つの経済圏
○よくできたシステム
・宗教勧誘との類似
・マニュアルの恐ろしさ
・友達のキャバ嬢のその後
・手っ取り早く孤独を解消してくれる人たち
○自己完結型狂気のススメ
・狂うことはいいことだ
・芸術家とか神様とか
・いいほうに狂ったらお金にもなる(消費ではなく生産へ)
・「誰かに評価されたい」という気持ちの解決が、搾取からの避難には必要
・宗教組織にも階級がある
・狂い方は選べる
・日本だとやりやすいはず
・推し文化はその結果?
・石とかを推したほうがいいと思う
○本来の恋愛
・恋愛はタダでできる お金がかかる恋愛なんかしない方がいい!
・お金がかかる恋愛は、恋愛ではなく別の活動 金活?
・生きる以上のお金は恋愛に必要ない
・相手以外何もいらない、本来は!
・「こんな目の小さい人間が愛されるわけがない!」という強迫観念
・恋愛パッケージから自由になりましょう
・自覚するしかないのかな
○ふたたび、自己完結のススメ
・まずは自分のために
・「ために」を考えすぎないほうがいい
・自分で決めるべきところを委託しちゃう
・「考えない」ということからの誘惑
・「狂いたい」とは「自分の判断から逃げたい」ということでもある
・高3のときに自動書記(詩)で狂うことを選択したジャッキーさん
・昇華(防衛機制)
・狂うクルーを結成し狂気を発散しよう
・二人の世界で狂い合って
・BUCK-TICK『パラダイス』よりお前と狂いたい」
・「安定した日常的な狂気」を保つ
・日常的に狂うことは恥ずかしいし、いけないことだと思われるかもしれないが、ジャッキーさんなんかずっと狂ってる
・「わたしがわたしでいられる」「本当の自分でいられる」
・人間の本来の姿が「狂ってる」、正気のひな形を一所懸命演じている
・理性をゼロにできず、なぜかマイナスにしてしまう
・サウナで言うと「ととのい」はゼロの状態
・難しいな~(サウナ論議)
・日常的な狂いが足りない
○狂うは選べる
・何で、どのくらい狂うかは選択可能。手を抜かず、一所懸命、狂うための努力をしよう!
・消費ゲームより狂気ゲーム
・狂うことによって文明とのバランスをとってきた人類
・日常生活の中に気狂いを増やす
・狂ったときに否定されることが多いので、安全な「ここでなら狂っていいよ」という有料の場に行ってしまう
・トマトさんの狂気は受け入れるつつ、しかしやはり縛り付けなければならない
・「あの人ちょっと狂ってるよね」というカジュアルな認識が許されるべき
・「狂ってる」「クレイジー」が褒め言葉のときもある
・恋愛ならば変態行為も許される
・ポット、トマト夫妻を見本として
・素の状態たる狂気を恐れない
・自分の中の狂った部分を探すのは楽しいと思うよ
・世間が用意した据え膳の狂気ではなく、自分の中にある狂気を見つめたらよいのではないか
○次回予告
・これを聞いてるころは夜学バー始まってるかもしれません(始まってません)
Mon, 06 Nov 2023 - 44min - 48 - #046 人は狂いたいのだ② サウナとホストと女の子
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【目次】
○オープニング
・テーマは「狂う」
・発狂グループ「狂うクルー」
・人は狂いたいという欲求がある?
・狂うことは大事
○混沌と整頓
・サウナで「ととのう」のは狂い?
・ととのいたい人はととのっていない人 ほっとくと散らかる
・現代人は「分ける」ということに疲れている
・依存とは「一つのことに集中して、考えなくていい」という状態
・近代の息苦しさから逃げるために狂いたい?
・修行の先に悟り空間があるように……狂おうとする人は修行者
・ホストで1000万出す瞬間はととのっている?
・1000円前後と1000万なら。ホス狂いVSサウナ
・不謹慎 スミレさんに怒られる
○中毒性 ホストとサウナ
・最初は、ただ狂いたいのではなくて、処理できないモヤモヤの退所として狂いたくなる だんだんそれが「ボタン」に変わってゆき、支配されてゆく
・外部から入ってくる依存物には慎重
・回路が一度できてしまうと
・ぷにょ説 サウナは快楽の質が違う(セロトニン系) 依存は報酬への期待(ドーパミン系)
・消費で得られる快楽と生産で得られる快楽
・不確定性の問題
・なんでも依存にはなりうる
・サウナはダウナー系で「ファー」
・パチンコはある種の精神疾患を鎮める効果がある
○せっかくの狂気
・せっかくの狂気は生産にまわしたい
・偉大な作品には狂気が宿っている
・「グッとくる」裏に狂気あり 人間の本質
・せっかくの狂気を消費、浪費にまわすシステム
・もったいない、自信を持って!
・「自信を持たせない」のが、お金を使わせる秘訣
○新宿という恐ろしい町
・依存させやすい女の子の集まる歌舞伎町という町
・わかってやってる歌舞伎町集金メソッド
・うろ覚え大森靖子(新宿)とうろ覚えきゃりーぱみゅぱみゅ(渋谷)
・椎名林檎は「女王になる」からまだマシ、最近の新宿女子は地位が下がっている
・消費者に成り下がってはいけない!
・女の子は強くなったのか、弱くなったのか……
・「つけこまれてる」ということをわかったほうがいい 相手はこちらに「自信がない」ことをわかったうえで食い物にしようとする
○某中学校歌舞伎町講義の思い出
・ジャッキーさんは「歌舞伎町のお金のまわりかた」を授業でやったことがある
・中2の国語の授業の思い出
・歌舞伎町(ゴールデン街)で朝までお店をやって、そのまま学校で授業
・ジャッキーさんの好きな言葉「昨日ね」
・ひとりだけ話のわかった男の子
・オーストラリアとニュージーランドの順番逆でした、なんで間違えたんだろ……(謝罪)ごめんなさい(12~13年前くらいの話)
・ジャッキーさんによる会話講座
・ふだんは推奨しない「質問」をすすめた
・「返事じゃない言葉」はそのあとで
・そこからしばらく赤ペン先生ジャッキーさん
○次回予告
・結論などない、ので、引きつづき一緒に考えていきましょう
この次は11月6日(月)15時配信予定です。
Tue, 31 Oct 2023 - 37min - 47 - #045 人は狂いたいのだ① 狂いと依存とお金と自信
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○オープニング
・今回のテーマは「狂い」
・人は狂いたいのだ
・前回の『まよなかの魔女の秘密』ともつながる
・結婚は平穏を求めるが、恋愛には波乱を求める?
・「恋愛中ってもっと楽しいと思ってた」by大黒摩季さん
○狂いは依存
・気持ちがいいから気持ちがいいことをしたい(当たり前)
・退屈や不安から「狂いたい=恋愛しよう」がくる
・自分を見つめられないから
・「自分を見つめる孤独な毎日」by戸川順さん
・「自分という名の空間」by町田町蔵さん
・狂うことは依存、盲目的に何かに執着すること
・「それで救われる気持ち」by細野晴臣さん
・この感覚を利用してお金をまきあげたりすることが世の中にはたくさんある
・最近「ホス狂い」の動画をよく見ているぷにょさん「がっかりした」「喜びのためにお金を払ってるんじゃなくて、勝ちたいがためにお金を払っている」「すごい仕組み考え出したな」
・ホストは研ぎ澄まされたシステム、脳のボタンを押して快楽を
・やることがない人にとってやることがあることは福音
・ボタンになっていくシステム
○でも、取りすぎには要注意
・氷砂糖的には!「取りすぎには要注意じゃないですか」
・適量を見誤っている状態
・「狂いたい」という本性、本能が抑制されがちな現代
・そこに「お金のかたまりを大きくしようとする」力が忍び込んでくる
・ぷにょさん「そこをハックすれば安全に狂える」
・呼吸にハマったら無料
・迷走や散歩が流行ると困る(お金のかたまりを増やしたい人たちは)
・どうせハマるなら安全なものにハマりたい
・「酸素とかいいよね」「水とかさ」
・でも「どの酸素がいいか」という話にもなってきてしまう
○ゼロかヒャクか
・ジャッキーさん「依存はなんとなくやだ」
・ぷにょさん「アルティメット(極端)好き」
・サウナ入る人の発想
・マリーかオレオか、すあまか、カントリーマアムか……
・苦いコーヒーにカントリーマアムというサウナみ
・メンヘラはゼロヒャク(個人の偏見です)
・すごく幸せか、すごく不幸かでしか生きている実感を持てない
○お金の話
・お金を持っていることへの罪悪感や不安
・高野文子『るきさん』とお金
・自分の価値をお金で換算できてしまうこと
・「お金とは、人を売り買いすることができるようなものだ」という認識
・ふだん60点の人が80点とると、次のテストで40点とっちゃう
・自己肯定感とお金
・過剰に本を買ってしまっていた青春期のジャッキーさん
○次回予告
・狂うとは何か、狂いたいとはどういうことか……
・もうちょっと掘り下げてみましょう
Mon, 30 Oct 2023 - 37min - 46 - #044 『まよなかの魔女の秘密』(岡田淳、こそあどの森の物語2)④(終) 「矯正」よりも「楽しむ」ことを
岡田淳さんの「こそあどの森の物語」第2巻『まよなかの魔女の秘密』について語るシリーズ、全4回の4回め(終)です。
【目次】
○オープニング
・前回までのあらすじ
○トメイトウとの対決/スキッパーの軽犯罪2
・密漁、詐欺、そして……
・「頭いい」が褒め言葉になっている(実はめずらしい?)作品
・岡田淳作品を読むのは、教室の中の知的な層?
・余談:ズッコケ三人組のハカセ「学校の勉強はかんばしくない」
○フクロウをもとにもどす/スキッパーの軽犯罪3(たぶん無罪)
・ドラえもん4巻「おばあちゃんのおもいで」を思い出すジャッキーさん
・お話の力とは パターンではなくて
・「笑わない」と確信して、ギャンブルに出るスキッパー
・ポットさんの軽犯罪 トマトさんをだます
・だまし合いの物語
・優しさにつつまれたうそや秘密もある
・「つかれたけどおもしろかった」「おもしろかったけどなにも知らなかったことにする」
・「かしこくて勇気があるよ」という、ポットさんのスキッパーへの評価 一生を支える肯定の言葉かもしれない
○ポットさんの人間観
・トメイトウがトメイトウじゃなくなると、トマトさんもトマトさんじゃなくなるような気がする
・ぷにょさんの思い出、「ビジネス凶暴女」を期待されていた少女時代(スナックでママに怒られたいおじさんのプロトタイプ)
・人間の二面性の面白さを楽しむ気持ちを人は持っている
・ギャンブルやチキンレースに似ている
・ポットさん「楽しませてもらうよ」 ←この気持ちがわからなかった幼きジャキッパーさん
・ぷにょさんの感じる「とんでもない」エロス
○普遍的なこと
・インドの神様パールヴァティとドゥルガー
・古代から女性の二面性を肯定する考え方はあった?
・「魔女狩り」においては、悪魔的な方面が少しでも見られれば魔女とされてしまった(全員魔女なのに!)
・魔女狩り以前は、みんなポットさんのような感覚を持っていたかもしれない
・「凶暴女」ぷにょさんを楽しんでいた同級生たちはすごく本能的な楽しみ方をしていたのだ
・天理教や大本教は女の人が教祖であった
・女の人の霊性を肯定する物語でもあるのかもしれない
・スピ、お気持ち、ファンタジー、妄想と想像の世界、予感……
・それらすべてを含めてその人なんだ、そこがあるからトマトさんはトマトさんなのだ
・矯正しようとするのが近代とか西洋の考え方なのでしょう
・「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたい」は、むしろ雑で傲慢な言い草なのではないか
・神秘性を閉じ込めたり排除はせず、「楽しむ」「面白い」にもっていくところがこのお話はすごい
○ジャッキーさんが気になっていること
・「もしもはもういいんだ、ぼく」という一行にはなにか深い意味があるのだろうか?
○次回予告
・年内には3巻『森のなかの海賊船』のお話をいたします!
Tue, 24 Oct 2023 - 51min - 45 - #043 『まよなかの魔女の秘密』(岡田淳、こそあどの森の物語2)③ 「秘密」のウラにはうそがある
岡田淳さんの「こそあどの森の物語」第2巻『まよなかの魔女の秘密』について語るシリーズ、全4回の3回めです。
【目次】
○オープニング
・前回までのあらすじ
・物語に慣れている人は……
○ウルトラ壮大なネタバレ
・映画『ミッドサマー』を連想するぷにょさん
・夏至は魔力が高まる?
・七年目の夏至のできごと――ポットさんは重大に受けとめる
・ポットさんは楽しもうと思った
・ぷにょ「わたしはエロスを感じましたよ」
・ジャッキーさんにとっては超感動ポイント
・理不尽に接した時の豊かな気の持ちよう
・悲しんだり傷つくのではなく「楽しもう」という態度!
・それもトマトさんの一部かもしれないが、それを受け入れてもいいし、ふだんそれを言わないで幸福に暮らしていることもひじょうに尊い
・善ならぬ気持ちを抱えつつ、仲良くくらしていくこと
・自分だけが感情的になっている時、自己嫌悪に陥ってしまい、相手のほうが優れた人間のように思ってしまうが、ポットさんのことを知っていたら「こいつはポットさんほどの器ではないな」と思うことができる(!)
・相手がポットさんのような気持ちでいるときに、それに気づけることも大切
○まよなかの魔女の「秘密」
・このことはふたごとスキッパー、ポットさんの秘密にしておきたい
・アマヨモギ、月光草という架空の植物にドキドキ、ワクワクする
・ビンのたくみな伏線
・スキッパーの軽犯罪(密漁、詐欺、うそ……)
・ひみつのウラにはウソがある
・ジャニーズ問題について考え続けているジャッキーさん
・「うそつきはどろぼうのはじまり」ではなく「うそも方便」なのがこの作品
・清廉潔白は本当に清いのか? クリーンはかならずよい結果を生むのか?
・小山田圭吾さんのことも思い出される
・善悪はすっぱりと切り分けられない、それは優しさであって、この作品をやわらかく包み込んでいる
・「うそでなければ語れない真実もある」(岡田淳『竜退治の騎士になる方法』より)
・うそが大好きなぷにょさん 絵や映画が好き……
○魔女トメイトウとの対決
・トメイトウの名調子
・「ジカンノムダ」←さいこう
・ジャッキーさんによる朗読(しばらくお付き合いください)
・劇団うりんこ(名古屋)で舞台化しないかな
・いったんピンチにおちいる秘密連合
・この3日間でけりをつけないと最低1年間はフクロウのまま?
○次回予告
・次週で『まよなかの魔女の秘密』最終回です!
Mon, 23 Oct 2023 - 36min - 44 - #042 『まよなかの魔女の秘密』(岡田淳、こそあどの森の物語2)② 論理型のふたごと直感型のスミレさん
ホームページ/Twitter 岡田淳さんの「こそあどの森の物語」第2巻『まよなかの魔女の秘密』について語るシリーズ、全4回の2回めです。
【目次】
○オープニング
・前回にひきつづき
・お茶にちょっとしたアクセント、作中の「アマヨモギ」にちなんで
○ポットさん捜索会議
・「いよいよ会議をしている感じになりました」
・ふたごはみんなの本音を代弁している?
・スミレさんのふしぎな能力→ふたごはあやしんでいる
・ふたごの論理的推理力
・教室の人間関係
・ふたごは論理派、スミレさんは直感派
○大いなるネタバレ!フクロウの正体は……
・大人よりも教養深いふたご
・ふたご実は800歳くらい説
・薫る(労働と学業)
・スミレさんが魔女であることを否定しないフクロウ
・スミレさんは詩をたしなむ
・ぷにょさんはスミレさんにシンパシーを感じる
・神と科学(cf.小沢健二さん東大駒場900番教室講義)
・普通は「青い線の中にいる」と、思っても言えない
・魔女に姿を変えられたフクロウ
・名探偵コナン(こじつけ)
○次回予告
・物語後半は「おとなっぽい」感じに
・魔女はいったい誰なのか?
・ジャッキーさんとぷにょさんが震え上がった展開とは?
#43は10月23日(月)15時配信予定です。
Tue, 17 Oct 2023 - 38min - 43 - #041 『まよなかの魔女の秘密』(岡田淳、こそあどの森の物語2)① こそあどの森と「ご近所」づきあい
岡田淳さんの「こそあどの森の物語」第2巻『まよなかの魔女の秘密』について語るシリーズ、全4回の1回め。
12分30秒くらいから本題始まります!
【目次】
○オープニング
・年内には3巻『森のなかの海賊船』まで終わらせたい
・お茶の話 今日は蓮の香りのする紅茶
・コメントが届いております(みなさんたくさんコメントください!)
・ジャッキーさんのおすすめ楳図かずお作品は『イアラ』(長篇)
○『まよなかの魔女の秘密』へ ~フクロウ捕獲
・一緒にお話をたどってゆきましょう
・スキッパーの「軽犯罪」(氷砂糖用語です) まず密漁
・1巻では「いい子」という印象だったスキッパー少年の「悪さ」がにじむ
・こそあどの森も完全に善なる気分だけに満ちているわけではない
○ふたご登場~ポットさん捜索
・「行方不明」のくだりは小論文の作り方と同じ
・ふたごのサイコパスっぽさ(無邪気さ) 想像力がまだ及んでいないのかも
・いつまでも見送るトワイエさん(おくのほそ道を思い出すジャッキーさん)
・スミレさんに叱られるふたご
・こそあどの森は学校のクラスのような関係?
・ご近所付き合い(町内会)は学校のクラスに近いか
・東京に生きているローカル性
○次回予告
・ふたごがスミレさんにかけた嫌疑
・はたして魔女の正体は? ポットさんは無事なの?
おたのしみに
#42は10月17日(火)15時配信予定です
Mon, 16 Oct 2023 - 38min - 42 - #040 友達と友達が仲良くなってくれない問題(ふにおちタイム②)
ホームページ/Twitter
「ふにおちタイム」の2回目です。聴取者さんから寄せられたもやもやをどうにか腑に落とすため、二人であれこれ考えます。
じわじわと一歩一歩考えていくなかで、一休さんのように(ねずっちみたいに?)いきなりひらめくジャッキーさんが今回の(個人的な)ハイライト!
【目次】
○オープニング
・40回記念茶
※ウニマルとは岡田淳さんの「こそあどの森の物語」に登場するおうちの名前です
○今回は「ふにおちタイム」Vol.2
・前回(#27)取り上げた保坂さんからお礼のおたより
・《「もっと食べなよ」という、これまでモヤモヤしていた言葉は挨拶のようなものとして受け流していこう》
・「氷砂糖が口の中で溶けていきました……」
・自分が気にしているほどまわりは気にしていない(あえてそらなかったひげの話)
○「ふにおちタ~イム!!」
・これでストックはありません。送ってください! お願いします! こちらの謎のページからでも…… http://ozakit.o.oo7.jp/mail.html
○櫻井豊作さん(25)男性さんのふにおち
・「友達の友達が仲良くなってくれません!」
・二等辺三角形関係ゆえの「自分が尊重されたいという欲望」
・豊作はいいやつすぎる?
・ジャッキーさんにもそういう時期はあった
・一休さんのようにひらめくジャッキーさん
○「誰のために」があるんですよ
・「品シリーズ」(#37~39)で語られた、エンデ『はてしない物語』の幼ごころの君に通ずる話に
・「引き合わせたい人がいる」という言葉の副作用
・「絶対楽しいから」というふうに、価値観を呼ぶ側が決めてしまうのは危険
・そもそも「呼ぶ」とは?
・豊作の「操作」欲望が出てしまうと……
・不自由を感じさせてしまったから?
・「紹介する」「引き合わせる」「誘う」「企画する」と、主体がつねに豊作さんなのが問題……?
・友達の輪を広げるために「友達の輪を広げよう」と言うのは悪手では
○大事なのは
・ジャッキーさんはお店で、あえて「紹介」をしない
・その場にいれば、意外と人と人は見抜き合い、だんだん時間をかけて知り合ってゆく
・お店でなくとも、「場」であればいい
・殺伐としたお花見(それがよいのだ)
・矢印が人に向かっているとつらい
・自分が素材になっている、というのがつらい
・値踏みし合う、というのもつらい
・相手がどんな人であろうが、居心地はよくなくなりがち
・「神の見えざる手」を信じる力を僕に!
・「待つ」ことと「希望」は繋がっている(C)小沢健二『うさぎ!』
○最後に
・人と人が仲良くなるのって、時間がかかる
・第一印象が悪いと仲良くなりやすい説
・さりげなく場を設ける?
・自分に問題があるのではなく、シチュエーションに調整すべき点がある
○次回は
『まよなかの魔女の秘密』(こそあど2)です
Mon, 09 Oct 2023 - 45min - 41 - #039 品について③ 誰がために品は鳴る(つまりは愛)
ホームページ/Twitter
【目次】
○前回言い忘れたこと
・「こそあどの森の物語」1巻のトワイエさんとスキッパーのこと
・夜学バーというお店に品を保つためのこと
・人と人との間のテーブル
・最初から自分を素材にされるのはつらい
○品について
・品という字は□が三つある!
・三角形、バランスのよさ、調和
・雑貨屋さんでも三角に並べる
・ジャッキーさんのお兄さんがやっている会社の名前は……!?
・三角形についての考察
○人の間の三角形
・真ん中に余白をつくって、そこでお話をしたり、コミュニケーションをする
・トランプやボードゲームの功罪
・ジャッキーさんが仙台で体験した、ゲストハウスでの話
・それをやりながらそれをやる トランプをやっている間はトランプしかできない
・ジャッキーさんが高3の時、自分以外の男子全員が「大富豪」をやっていた話
・「わたしも図書委員長でした」
○自由であることの難しさ
・形式 幼ごころの君「あるがままにあらしめる」
・喫茶店やバーのカウンターの席数の話
・「夜学バーは、ボードゲームとかをやらずに、三角形的な、バランスよい「品ある空間」っていうか、できるだけ誰も嫌にならない、たまになったりもするものの、それもあるものとして捉えてやってく、ってことをずっとやってる、のですね。」「そこに必要なものって、想像力みたいなこと なんですかねぇ。」「なんですかねぇ~。」
・「いったん無限に戻りたいの、僕は!」
・黙ることで、いったん無限に開く
・複数の人に同時に話しかける(ジャッキーさん100の技のうちの一つ)
・無視されると痛い
○また、品について
・品ってちょっと引き算感あるかも
・喫茶店におけるさりげない「品」サービス
・人間あつかいしてもらえている心地よさ ほんの一瞬の小さな交流
○誰がために品は鳴る
・ぷにょさんが行ったおしゃれカフェは、マニュアルを決して飛び越えなかった
・ジャッキーさん「平等で無差別というのは、非人間的ということなので」
・お客さんにとって便利なのではなく、お店にとって便利である場合は……
・スマホでQRコードを読み取ることと、居酒屋やファミレスの端末との違いは……
○愛じゃん、やっぱ!
・時計をチラ見した瞬間に結論が
・水の出てこないレトロふうニセ喫茶
・なぜ喫茶店には水が出てくるのか
・夜学バーにおける水
・ぷにょさんは夜学バーで白湯をたのむ
・愛のコンタクト
・思いやりがだいじ(普通の話)
○次回予告
・「ふにおちタイム」です。ぜひ送ってください!!
・ぷにょ「間になんか置いてもらえたら、ってことですよね」
Mon, 02 Oct 2023 - 52min - 40 - #038 品について② 数値にすりかえないで、そのものを見ること
ホームページ/Twitter
【目次】
○オープニング
ぷにょさんが環ロイさんに「品がいいね」と言われた話
○品とお金の関係は
・75歳女性のカフェで83歳男性がケチケチしていた話
・女性同士の褒めあいの中でこれ安いアピールをする人
・女性同士の会話の中ではパートナーを貶めなければならない傾向
・ジャッキーさんの「数直線理論」
・離乳食問題(#014)とも関連する
・まず値段の話をする人には、ものへの愛が感じられない
・彼氏や彼女の話をして数値やステイタスの話をまずすることに近い
・そのものの外側にあるものの話をするのは……
・金額はその「もの」と何も関係がない
・ものの話や「あなた」の話が、すべて数字の話にすり替えられてしまう
○いつのまにか愛の話
・ジャッキーさんの長らくの持論「愛とは局面(場面、シーン)である」
・ぷにょさん「愛はエネルギーだと思っております」
○次回予告
・愛と品?
・お店の話、余白の話に戻りたい
・「結局、僕たちは愛の話をずっとしてたんだな」
次は10月2日(月)15時配信予定です。
Tue, 26 Sep 2023 - 33min - 39 - #037 品について① 相手をコントロールしようとしないこと
ホームページ/Twitter
【目次】
○オープニング
・今日のお茶 工芸茶
・お茶を飲む
○品ってなに?
・品と発音
・品などない?
・答えがないから考えられる
・こそあどの森にあふれる品
・一拍おく感じ お茶でひと呼吸
○品のある接し方とは
・バーでの対応のこと
・相手の言動を支配しようとする感じではない
・『はてしない物語』の幼ごころの君
・「あるがままにあらしめてくださる」
・何もしないのが品がない?
・何もしない=神?
○自由から死の話へ
・尾崎豊『自由への扉 All Harmonies We Made』晩年に自由を歌った曲
・仏陀も広めることにした
○ふたたび品の話へ
・待つこと、相手を操作しようとしないこと
・エゴってこと ハーモニーじゃない
・児童書はばかにしてたけど(#003参照)
○次回予告
・ぷにょさんが「品がいいね」と言われた時の話
・金と 品?
次は9月26日(火)15時配信予定です。
Mon, 25 Sep 2023 - 32min - 38 - #036 「夜学バー博」顛末記 いち飲食店による展覧会
ホームページ/Twitter
タイトルに「いち飲食店による展覧会」とつけましたが、これは「純然たる」というニュアンス。こういう企画は「アート」すなわち「知り合いやお客さんの手による美術品やパフォーマンス」によって水増しされ、「お店」そのものの姿が薄れてしまいがちですが、この夜学バー博は外部からやってくるものを完全に廃し、あくまでも「夜学バーの空間と歴史のなかに確かに存在したもの」だけを用いて構成しました。本編の中でそういう話をしそびれたので、ここに補足しておきます。
【目次】
○オープニング
・夜学バーの周辺環境
・TxitterのDM開放しました(今さら)
・「ふにおちタイム」:あなたが腑に落ちたいこと募集しています
・今日のお茶は、本格的な野点(?)セット
・夜学バーでも応用し、ホット緑茶割りを出したい
○夜学バー博(ヤガクバーパク)について
・博ってなに?
・開催の経緯
・ボーダーシャツを見たら小沢健二ファンを疑え
・博の概要
・疑似夜学バー
・設営
・パビリオン解説
・中世とは?
・夜学バーにおける古代
・博のお客さんたち
・博の様子
・自分の美しさに気づいてない時代
○次回予告
・「品について」デス!
Mon, 18 Sep 2023 - 37min - 37 - #035 恋愛などない!④(終) 友達と恋愛の関係について→子育てと世の中→生と死
ホームページ/Twitter
【目次】
○恋バナについて
・基本的には万人に通じる話題
・嫌な人もいる、話さなければならないのは嫌
○ぷにょさんからの相談(?)
・友達が恋愛感情を抱いてくるのは「裏切り行為」(!)
・友情などないし友達などない(by J)?
・友達→恋愛はありうるか?
○恋愛という近現代史
・あほになるスイッチとしての恋愛
・エスカレーター式「恋愛」の発明
・時代の変化と副作用
・恋愛は役に立たなくなり、いずれなくなる?
○子育ての問題へ
・恋愛なんて勝手にやっていればいい、が……
・令和という混迷の時代
・恋愛について考えていると、世の中のことを考えてしまう
・どっちかが主体になる、ということはやめよう
○「好き」の暴走について
・「好き」を最優先して本当にいいのか?
・自信を持って胸を張るべし
・あなたは魅力的な人間よ……
・同時にいろんなことを考えてもばちはあたらない
・岡田淳さんの『フングリコングリ』をちらっと紹介、ぷにょさん「すべてが書いてあります」
○恋愛パッケージの中身について
・付き合うと身分が発生する、らしい
・相手の自由を制限してもよい、というルールがある、らしい
・「あなたの人生の主役は誰!!」
○自殺防止Podcast?
・恋愛がテーマだといつのまにかこんな話に
・人間の命はどんどん軽くなっている?(J論)
・いじめている人は自殺をめざしている??
・狂いたいんすよ
○次回予告
・ふにおちタイム2
・品について あたり、やれたらいいな~。
Mon, 11 Sep 2023 - 57min - 36 - #034 恋愛などない!③ 時代は「正解」と「現在」を重んじすぎています
ホームページ/Twitter
【目次】
○恋愛とお金
・どちらも共同幻想、そして強く結びついている
・ぷにょさん「プレゼントもらったことない」ジャッキーさん「幸福じゃん」
・お金を介在しないと落ち着かない
・恋愛はお金を使わせる(消費させる)システム
○古い文化はなくなってゆく
・「恋愛などない」もそのうちわかってもらえるはず
・みんな答えが好き。「どうしたらいいんだろう」ってみんな言うが、そこを考えることがドツボなのである
・正解などない!
・学校のテスト文化に蝕まれた「きっと何か答えがあるはず」という妄想
・「どうしたらいいか(正解)」というワクを先に設定し、そこを埋めようとする それは「恋愛」「恋人」というワクを設定することと似ている
・「何かをするべきだ」と思い込んでいる
・どうせ何かをしたくなるなら、安心安全なことを無心に行おう(ぷにょさんはそれが仕事になった)
・ドラえもんの単行本に助けられた想い出
○自己否定とその克服
・「こんなにけがらわしい自分がドラえもんを好きなんておこがましい」という考えから、「自分ごときにドラえもんの美しさを左右させることができるなんて思うのはおこがましい」と変わっていった
・「自分は他人に害をもたらすほどの存在ではない、ちっぽけな虫けら以下の存在だ」と思えることでむしろ安心する
・水谷修さん(夜回り先生)の言葉から
・水谷の更生実践
・性欲、必要、執着……と分けて考える
・「恋愛」という一つの概念にくくる危険
○お金のこと
・順序として、「使うお金」のワクを先に設定すると……
・「埋めるべきワクを埋める発想」の恐ろしさ
・村上龍『ラブ&ポップ』の話 いまトパーズがほしい!
・メンヘラ全員ツイッターやるでしょ!
・「今」ということの偏重
・仏教の話
○次回予告
・ぷにょさんからジャッキーさんへの恋愛相談!?
Mon, 04 Sep 2023 - 35min - 35 - #033 恋愛などない!② 「恋人」というワクを先に設定する危うさ
ホームページ/Twitter
【目次】
○恋バナはすごい
・ジャッキーさん女子校教員時代の話
・ぷにょさん奨学生の時の話
・Jは大人のいる前でそういう話はできない
○恋愛などない
・シンク&フィールの両面から
○執着とは何か、必要とは何か?
○恋人というワクを埋めようとする危うさ
・恋愛のラベルのついた引き出し
○次回予告
・恋愛とお金?
Mon, 28 Aug 2023 - 26min - 34 - #032 恋愛などない!① 「恋愛」とかいう謎のパッケージングに踊らされる人々
ホームページ/Twitter
【目次】○お茶の話
・今回は野生のお茶、野点スタイルで
・日本酒お燗で2合も飲んでしまったジャッキーさん
・ThinkかFeelか問題、ジャッキーさんはT寄りの人間だと思われがちだが、実はむしろF寄りなのである
・高校時代からつづく「イメージ」との闘い
○「恋愛などない」
・いつの間にかジャッキーさんといえば「恋愛などない」だということになってきている
・ぷにょさんがジャッキーさんの日記からちょうどよい部分を引用
・感情や関係を、「恋愛」という概念でくくる必要はない、という主張
・ここからひたすら「恋愛などない」のお話
・「執着」というキーワード
○次回予告
・とくに着地点も決まっていない、それこそが恋バナ。しばらくこのノリで続きます。
次回は8月22日(火)15時配信予定。
Mon, 21 Aug 2023 - 40min - 33 - #031 夜学バーbratの閉店について⑥(終) 新店の展望と「夜学バー博」
ホームページ/Twitter
【目次】
○オープニング
・初の(!)メディア掲載(αシノドス7月15日号)
・小鳥書房での出張(ゲスト)営業
・最近の名文「自己紹介は大人のはじまり」
・友達の子供たちと遊んだときのこと
・授業で「自己紹介」を扱ったときのこと
○「夜学バー博」の話
・8月21日(月)~27日(日)14-20時 本郷SQUARE & LAB.
・お客さんとのやり取りから企画が始まった
・本郷~の方が異様に気に入ってくださった
・めずらしい資料をすべて出します
○緊急宣言事態とかのころの話
・仲間がいなくて(ジャッキーさんはとにかく)さみしかった
・「諸般の事情」を言語化してもらえない憤り
・孤軍奮闘だった気がする そういう歴史も「夜学バー博」で振り返りたい
・ぷにょさんの見た、隅田川花火大会の様子
○あたらしい夜学バーはどうなるか
・「ジャッキーさんを含む夜学バー」をお客さんがコントロールできる制度?
・ちょっとお休みの増えたジャッキーさん爆誕?
○氷砂糖のおみやげ公開収録??
・ぷにょさんが麻袋かぶって登場??
○ふにおちタイム
・身の回りの「ふにおちないこと」「モヤモヤしていること」を大募集しております。#korizato
○次回予告
ジャッキーさん謎の持論「恋愛などない」シリーズ!
次は8月21日(月)15時配信予定です。
Wed, 16 Aug 2023 - 43min - 32 - #030 夜学バーbratの閉店について⑤ 最後の日/魔法はどうして宿るか?
ホームページ/Twitter
【目次】 ○オープニング ・今回は最終日の話 ・最後の日の流れ ○いくつかの奇蹟 ・喫茶「貴苑」との奇縁 ・謎のミュージシャン「黒井46億年」に緊急オファー ○夜中のライブのこと ・まちくたの隠し初オリジナル曲『風葬』 ・歌詞に「返事じゃない言葉」「氷砂糖が溶けて」などが出てくる ・ジャッキーさんの隠し初オリジナル曲『お散歩遠く』 ・偶然似たようなことをする奇蹟 ・同質さではなく、瞬間で繋がる ・黒井46億年のこと ・ぷにょさん絶賛の小沢健二芸 ・エレキギターを持ってきてくれた人のこと ○次回予告 ・夜学バーのこれからのこと 次回は、8月16日(水)15時配信予定!
Tue, 15 Aug 2023 - 52min - 31 - #029 夜学バーbratの閉店について④ 最終週に新人登用!
ホームページ/Twitter
【目次】
○オープニング
・夜学バーは復活するか
・小岩「らんぷ」の場合
・横道 小岩「サバン」の想い出
・復活しない可能性……(考えたくない)
○最終4日間の「お手伝い」たち
・27日火曜 あすか(+まちくた)
・ジャッキーさんの泣き所『鉄人28号FX』「はだかの王様までなら踊れるよ」「NOT FOUNDまでなら踊れるよ(?)」
・かわいい日は人来ないの法則
○某社の紹介
・夜学バー亡き現在の収録地は都心の某社
・ジャッキーさんの夜の街デビューとライターデビュー
・社長の人心掌握術
○お手伝いをたのんでよかったこと
・28日水曜 謎の高2(完全新人)
・29日木曜 謎の中3(完全新人)
・30日金曜 謎の高2(28日と同一人物)
・火曜日のあすか・まちくた連携の美しさ
・休み時間のような営業(外国のお店みたい)
・ルージュマジック^_^プリキュアの話
・女の子一人だとなめられるけど、女の子が二人いるとおじさんは勝てない
・女が集まると強い
○次回予告
最終日の話!
次回は、8月15日(火)15時配信予定!
Mon, 14 Aug 2023 - 35min - 30 - #028 夜学バーbratの閉店について③ ラスト半月を振り返る
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【目次】
○オープニング雑談
・鬼滅の夜学バー
・怪談は求心的
・『大当たりズッコケ占い百科』のことですが、記憶がだいぶ薄いのでちょっと違う部分もあるかも
○6月16日~30日までの営業の振り返り
○演劇人としてのジャッキーさん
○閉店直前の注意書きの効果
○ひとりでいらっしゃい
○次回予告
・ラスト数日間の話
Mon, 07 Aug 2023 - 31min - 29 - #027 痩せた人が「もっと食べなよ」と無遠慮に言われがち問題(ふにおちタイム①)
ホームページ/Twitter
【目次】
○新企画「ふにおちタイム」第1回
・保坂サクさん・42歳・男性からのおたより
・痩せている人に「痩せてていいね」等と言うことについての疑問
○35分すぎから
・「ジャッキーさんっぽい考え方をしっかりとするのなら」とエンジンがかかる
・教育が必要
○脱線して
・「常連ですか?」という質問について、けっこう深く
○やってみての感想
・「私たち、答えを出す能力ないんで」→コーナーの危機?
○次回予告
未定! 夜学バーはどうなる??
Mon, 24 Jul 2023 - 1h 03min - 28 - #026 夜学バーbratの閉店について② やめるとなったら大人気
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【目次】
○夜学バーは閉店しています
・収録は6月16日です(閉店は6月30日でした)
・氷砂糖のおみやげは続きます!
・「かわいいアピールをしていきたいニャンからね~」
○物件について
・借りられるか不安
・いつまでも親を保証人にはできない
・そして法人へ……?
・ナニワ金融道世代(?)は連帯保証人になってくれない
○閉店発表、その後……
・こんなにお客さんいたんだ!?
・日本の人は(主語でか)無くなることが好き
・散っていく桜が好き
・百軒店再開発の話
・スクラップ&ビルド
・同じ場所でやっていくと膿は出てくる
・「閉店のお知らせ」という文章をぜひ読んでみてください(新ホームページでは「テキスト-歴史」に格納予定)
・『魔法陣グルグル』のOP『MAGIC OF LOVE』「知らないことだらけの扉が開いてしまったの」
・「先んじて情報を公開しておく」という世の中の流れ(答え合わせ社会)
・ハズレを引くことへの覚悟(ハズレ大魔王)
・「いいことがある可能性を極力高める」のが夜学バーのテーマ
・写真にうつってない部分にある豊かなもの
・インスタに載せるようなものを何一つ用意してない?
・鉄板ナポリタンは危険
・映えに飽きたら……
○この半月間のこと
・旅行の話はジャッキーさんの個人ホームページの日記を参照!
・古いお客さんや友達との再会
・満席近い状態が連日つづくなか、なぜか4人しか来客のない日があり、そこで23年来の友人とサシ飲み2時間……お店の面白さ
・潜在的にたくさんの素敵なお客がいることがわかった、このような方々に「たまには来てもらう」のが今後の課題
・「また来ます」と言う人は来ないがち(来てね)
・「6年間」というちょうどよい長さ
○閉店詐欺の功罪
・怒るのではなくホッとしてくれた
・靴屋は年中閉店セールしている
・6年に1度? 式年遷宮の考え方
・孟母三遷の教え(『少年三遷史』の元ネタ)
・遷ること自体が大事
・「僕なんか北斎みたいなもんですからね」
・偉人自認が北斎!??!?
・実際はプラトン(?)
・もし物件を借りられなかったらこのお話はすべて無意味です
○新店はどうなるか
・スーパーズ?
・「沈黙と狂乱 夜学バー」
・遠心 というのは良い言葉
・ナイチン&ゲール
○新企画(コーナー?)告知
・とあるリスナーの方からリクエストを受けて、「ふにおちタイム」次回放送します
Mon, 17 Jul 2023 - 48min - 27 - #025 夜学バーbratの閉店について① 6月中旬のリアルタイム実況
ホームページ/Twitter
【目次】
○2016年1月18日のこと
・今は2023年6月16日です
○夜学バー閉店について
・なぜかSMAPとなぞらえる(不遜)
・ダチュラフェスティバルの着想元『69』に描かれる幸福と不幸
・閉店の顛末
・5月26日、6月2日、そして……
・交渉について
・意外と怒られず、面白がってもらえた
・「移転」と言っていますが、その後の協議(?)により「復活」と言うことにしました。
○だんだんと余談に
・大学の合格発表を自転車旅行しながら待った話
・実家にいたころのジャッキーさん
・親子関係について
・「黙ってかわいがら続けてきたわけさ」
・尊敬されとかわいがられを両立する
・猫はなめられない 犬はなめられる でも犬は尊敬される??
○次回予告
・ここ半月くらいの夜学バーについて
Tue, 11 Jul 2023 - 39min - 26 - #024 年齢と自認について② 平面と平等と釈迦→自分と世の中との関係を考えよう
ホームページ/Twitter 【目次】
○今日のテーマは
・前回の伝説の引き、「平面と平等と釈迦」
・自認erの方々、物理法則や時間をくつがえす覚悟はあるのか?
・頭打ちやすいジャッキーさん
○世の中が平面に見えているジャッキーさん
・高校入試で、怒濤の丸暗記の結果5教科ともすべてほぼ満点だったが、数学の「立体」の問題だけは落としたジャッキーさん
・「学習と完成」ありがとう
・ぷにょさんはむしろ、立体(展開図とか)だけ得意だったそうな
・ジャッキーさんは平面人間! 三次元が信じられない!
・好きな洋画は『バブル・ボーイ』2番目はルビッチの『生きるべきか死ぬべきか』、どちらもスペクタクル! 立体! という感じではない
・「自分は平面人間なのではないか、誰かのTシャツに張りついているのではないか」「まあまあ平べったいもんね」「そうなの!」
○「平面」から「平等」へ
・すべてのものが等距離に見えている
・宮城県の「松島」に行ったとき、「自分の世界は平面なのだ!」と気づいた
・立体人間じゃないので景色それ自体には感動しない、だからこそ自転車で「行く」ことが好きなのかもしれない
・松島の無数の松で脳がバグった
・(今思うと、平面人間ゆえにふだん遠近感を理屈で理解しているから、それが通用しないというか、その処理が追いつかなくなるような松島の景色に衝撃を受けたのかもしれない)
・ジャッキーさんは世の中がつねに絵画のように見えていて、知識によって遠近を判断している、という疑惑
・直観で距離感がつかめないので、常に頭で考えないと頭を打ってしまう
・ジャッキーさんは注意力散漫なのではなく、「平面人間は立体人間の三倍くらいの注意力が必要」と言うことなのではないか?!
○夜学バーが「対等」を重んじる理由でもある
・ジャッキーさんは対等が「得意」で、わりとすべてをフラットに見ているほうであるが、それはこの平面人間であることが源流なのではないか
・悪くいえば「優先順位がわかってない」
・ぷにょさんのやべー考え方「前世の希望がハードモードだとしたら、ハードモードも当たりなのでは?」
・いろんなものを相対化してゆく癖
・ジャッキーさん「(社会的に)えらいからなんなの?」
○ここから釈迦の話
・ものの本で読んだことには「釈迦の悟りとは、すべてのものが同じ価値に思えるということ
・サイコパスと紙一重??
・サイコパスは価値判断(たとえば自分の利益について)をしている
・ぷにょさん「絶対成し遂げたいこととか何もない、何も残さなくていい」→菩薩(ぼさ)ってる
・自己肯定感が低いからでもある?
・橋本治『宗教なんかこわくない!』によると、「釈迦は世界最初の近代人」
・近代人はどんどん釈迦に近づいている?
・シャカレベ、とまでは言わないが、釈迦みくらいは多少あるのかも
・悟ったからではなく、「優先順位がつけられない」という欠陥によって、釈迦みがちょっと出ている
・釈迦も「特性持ちさん」だったかも
・ジャッキーさんもぷにょさんも、そんなに欲がない
○偉人自認が釈迦(????)
・ジャッキーさん「いじめられないために友達がほしい」
・ぷにょさん「学校に行かないやつはいじめられない」→一休さんレベル! イキュレベ!
○自分と世の中との関係を考えよう
・↑これに尽きます、ラスト5分ですごく良いことを言っているのでぜひ
・世の中が積み重ね方式でものを考えていることへの疑義
・そもそも年齢についての思い込みをたださねばならないのに、「28歳と名乗ろう」というふうになってしまうと、結局は社会の認識に合わせていくことにしかならない
・一休さん方式でいこう!
・時間って人それぞれだから
○次回以降は……
・ファーストコーナー告知
・「品」の話をそのうちします、今日話したこととも繋がりそうです
・「来週」と言っていますがもうちょっと後になります!
Wed, 05 Jul 2023 - 38min - 25 - #023 年齢と自認について① 「トランスエイジ」ってなんやねん?
ホームページ/Twitter
【目次】
〇今日のテーマは
・「自認」
・「ジャッキーさんが時代に追いつかれ始めてきた」
〇トランスエイジのジャッキーさん
・「自称28歳」のジャッキーさん(ジャッキーさんとは別人)がバズっていた
・こちらのジャッキーさんは年齢自認が9歳なので似て非なる存在
〇昔の言葉で出ています
・ちなみに今日はジャッキーさんの名古屋弁が強めに出ている回(ラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に浅井健一さんがゲスト出演していたせい)
・「いつもタダなのに聴いてくれてありがと」
・本当はもっといい子みたいなしゃべり方がしたいのに、名古屋のヤンキーのしゃべり方になっとるもんでかん
〇パクられ自認
・AbemaTVの番組に、「39歳だが年齢自認が28歳のジャッキーさん」
・ジャッキーさん「パクられた!」(と妄想)
・海外にも先行事例はあった
・ジャッキーさん(9)はいつもバズりそこなっている
○「トランス」なのか?
・transの原義を考えると、ジャッキーさん(9)はtransしたつもりはない
・(まてよ、逆に本当は17歳なのに社会的には30歳を名乗らざるを得ないというとき、その人は「トランスした」と言えるのかもしれない)
・自分は「○歳の内面である」、というようなことは考えたことがない
・ジャッキーさんを9歳と認識することによって年下の友達が対等にやりやすくなる、という
、倒錯による円滑さ
・9歳ゆえの利益を得たい、という要求はしていない
・9歳だが、生きてきた年数で嘘をつく気はない
・年齢に違和感があるのではない、むしろ違和感がない
○本質的なマイノリティの感覚を取り戻す覚悟
・令和5年5月8日の日記参照→http://ozakit.o.oo7.jp/diary/2305.html#2023/05/08
・「僕はふざけてますけどね」
・9歳を名乗ることにメリットはさしてない
○肉体年齢と精神年齢
・年齢のイメージとは、多くの人にとって肉体に関するものである
・ようやくまともな話になってきた
・件のジャッキーさん(39→28)は、肉体的なことと、社会的なことについて言っている
・年齢についての確固たるイメージが、二人ともとくにない
・9歳であることに対して困りごとがない
・履歴書に「Physical Age」という項目ができる未来はあるかも
○そもそも年齢というのは
・「生まれてから何年ですか」ということが年齢というものなのに、それに対して「違います」と言うには、相当な覚悟(時間という概念をねじ曲げるくらいの)が必要
・ぷにょさんの身長自認は160cm、体格自認はマッチョ(の時がある)。マッチョだった時代は体格自認が華奢な少女だった
・動かない事実を動かすには、本当にさまざまなものを敵に回すことになる
・しかし体感は体感である
・身も蓋もない、古い言葉でいえば「サバ読んでるだけ」
・鳥肌実42歳厄年
・得するためにやるのは「インチキ」
・ジャッキーさん(9)は自分の身体が小さいと思っているので、よく頭や身体をどこかにぶつけている(当たり判定がバグっている)
○次回!
この流れで、「平面」と「平等」と「釈迦」の話をします!!
Tue, 04 Jul 2023 - 36min - 24 - #022 『ふしぎな木の実の料理法』(岡田淳、こそあどの森の物語1)④ ふたりの住みたい家/テーマは「時間」
『ふしぎな木の実の料理法』4回目です。(全4回)
前半約30分は、こそあどの森の中で「住みたい家」について話しています。ぷにょさんがこの世界に魅了されたひみつの一つは、やはりここにあるようです。
後半はジャッキーさんが、この巻のテーマ、というか、「スキッパーの内面で起きたこと」について、「時間」ということを軸に熱く語っています。ぜひここだけでも聴いていただきたいです。この作品においてとても大事なことでありつつ、「氷砂糖」というもの(このPodcastでもあり、実際の物体でもあり)に関しても非常に重要なところです。ぜひ、ぜひ!!
【目次】
〇オープニング
・今日で第1巻のお話は一区切り
<こそあどの森 住んでみたい家はどれ?>〇ジャッキーさんはトワイエさんの家に住みたい
・ジャッキーさんはトワイエさんが好きすぎ?
・子供の時は「自分がトワイエさんと近い」なんて思ってなかった
〇ジャッキーさんはスキッパーだった
・小さい頃はスキッパーくらいの引っ込み思案だった
・しゃべることも、笑顔を作るのも「フィジカルな問題」(前回参照)
・写真に写ることについても、「したことがない」とかわいく写ることができない
・スキッパーは「笑えないくらい恥ずかしがりや」
〇戻って、トワイエさんの家の話
・岡田淳さんはトワイエさん
・ジャッキーさんも岡田淳さんにあこがれ、好きでいたから、だんだんトワイエさんに似てきたのかもしれない
・トワイエさんをとくべつに素敵だと思うようになったのは、つい最近のこと
・どの家も素敵だけど、住むとなったらトワイエさんの家
・トワイエさんのおうちの説明
・ジャッキーさんの家はどうしてもこうなってしまう、趣味と仕事がだいたいトワイエさんと一致している
・人を呼ぶ前提で作られていない、来客用の椅子ではなく木の箱とクッションにスキッパーは座った
・大学に入って一人暮らしした人の家は、みんなだいたいこんな感じになる?
・水を汲みにいかなきゃいけない不便さも、ジャッキーさんの性に合っている気がする
・夜学バーもほとんどトワイエさんの家、屋根裏みたいなもんです、階段でしか上ってこれないし
・コックピット感(凝縮している感じ)
・ドリトル先生の応接室にも近いかも
・暮らしやすさではウニマルに軍配が上がるが、ウニマルは王道、別格、殿堂入り、完璧すぎてずるい!
〇ぷにょさんが好きなのは、ふたごの巻貝の家
・こそあどの森のサグラダ・ファミリア
・桟橋の先の孤島に巻貝の形の家、なんてすてき!
・螺旋階段の踊り場に部屋がある、灯台のイメージ
・喫茶店でいうと名古屋にある某
・おしゃれだから靴がいっぱいある
・家にあるものが何もかもかわいい
・紅茶を高いところから注いでいる、ふたごは実はハイソなのである
・「この人たちいい暮らししてるじゃん!」・ふたごはお菓子ばかり食べて生活しているらしいが、実はものすごい栄養のあるおかしを食べているのでは……
・ふたごはりくつっぽく、かしこく、想像力がある……そして何よりも上品であり美意識が高い
・幼稚園児みたいなことしか言わないように見えて、とことん理知的である
・この家も自分たちで設計したのでは、疑惑
・最上階のサンルームも最高!
・ガウディの「カサ・ミラ」(放送ではグエル邸と言ってしまっております…)も思わせる
〇マサカとナルホドのすみか
・家にこんだけこだわったあとに、荷車を引いて野宿の旅をしているマサカとナルホドが登場するのが、にくい!
・岡田淳さんは生活を愛している人
・マサカとナルホドは旅をしながらも、客人が来ればもてなせるくらいのQOLで生きているのがすごい
〇こそあどの森は「生活系」
・日常系と生活系
・生活系では、一日のスケジュールや衣食住などが意識されていて、時間というものを「トータル」でとらえている
・『犬の生活』という映画はあるが、「猫の生活」はない
・猫は日常、犬は生活
・「こそあど」はその中間ではあるが、どちらかといえば生活系寄りなのではないか
・住みたい、暮らしたいと思えるのは、ここに生活があるから。「行きたい」だけでは止まらない
<後半!ここから第1巻の総括です!>
〇生活と時間
・「日常」という時には「時間」はあまり意識されない
・「生活」には必ず「時間」がついてくる
〇スキッパーの中に「時間」が生まれた
・日常を生きてきたスキッパーが、生活の中に入っていった
・ポアポアの実が届くことによって、スキッパーの中に「時間」という概念が生まれた、という話だと今回読み返して理解した
・そう思って読むと、あらゆる描写が気になってくる
・生まれて初めて「この三日間は」など、時間を区切って考えるようになったのではないか。そして「昨日より明日」という発想が生まれ、前回話した「明日のための練習」という考え方も生まれる
・最初のほうは「その日のこと」を考えているが、だんだん「明日はこうしよう」になってくる
・「昨日と今日は同じ毎日」という感覚から「昨日と違う今日」という感覚になる
・図鑑ではなく人間の出てくる本(海賊の物語など) を読むようになるのも、彼の中に「時間」が生まれたからでは
・ストーリーとヒストリー(歴史=時間)
・ポアポアも「待つ」(時間が経過する)ことによって食べられるようになる
〇スキッパーの「発達」
・「七日間」という時間を区切った思い出
・スキッパーには時間が生まれ、過去が生まれ、思い出が生まれた
・自分だけの「ひとりのひとつの時間」から、並行して進む「みんなの多種多様な時間」を考えるようになった
・このようにスキッパーの世界は広がってゆく
・物語の主人公としての成長というよりは、「人間としての発達」に近い気がする
〇ジャッキーさんの実体験より
・中学の同級生から言われた「同じような毎日」というフレーズ
・幼少期のジャッキーさんは「お母さんひまー」と繰り返していたが、だんだん毎日が豊になっていった
・「解像度」が上がっていったのだろうか
・スキッパーくらいの年齢(10~11歳くらい?)はまさに、そういう発達の時期であるような気がする
〇スキッパーの「発達」2
・スキッパーは「えらい」のではなく、子供としての発達をフツーにしているだけ、なのだが、それがいかに素晴らしくて神秘的であるか、というのが、この物語なのかもしれない!
・誰もが無意識に成長しているが、実はこのような流れが誰にでもあったのかもしれない
・「今度は僕がお茶を入れてあげるのに」
・お茶を入れまくるシーンだいすき
・「お茶を出す」は一つの大きなテーマ
・前回語ったように、ここでスキッパーが獲得したことをまだ持っていない人もいる
〇ふたごとスキッパー
・スキッパーはふたごには自然と敬語を使わずにしゃべっている
・ふたごからのスキッパーへのまなざし、きっとうれしかったふたご
〇時間を愛するジャッキーさん
・『はじまりの樹の神話』(第6巻)のお話を、お楽しみに
〇ぷにょさんと自己肯定感
・逃げ腰
・責任を負いたくない
・権力を持ちたくない
〇スミレさんの真意
・第1巻だけだといじわるなようにも見えるが……
・本当はスキッパーが来たことがとてもうれしかったんじゃないか
・うれしさをすぐに、はっきりとは出さないことが品の良さ
・ジャッキーさんが夜学バーに立つときの態度と似ているかもしれない
・トマトさんの迎え入れ方もうれしいが、ジャッキーさんはトワイエさん、スミレさん、そしてふたごのような態度をしがち
・思っていることをはっきりと言葉にする必要はない
・スミレさんもかつてはスキッパー側だったのではないか
・ギーコさんやトワイエさんも
〇次回予告(実際はけっこうあとになりそうですが)
・「品の良さ」のようなことについて語りたい
・欲望をあらわにしない姿勢
・「そうだスヌーピー大好きな奴が重タール漬けガイでもいい」(中村一義『永遠なるもの』)
・ないからこそ手を伸ばす、それを恐れずにやっていきたい!
・人に啓蒙しよう、というのではなくて、自分が学ぶために、そして語りたいだけ
Mon, 19 Jun 2023 - 52min - 23 - #021 『ふしぎな木の実の料理法』(岡田淳、こそあどの森の物語1)③ しあわせなオノマトペ/しゃべるのには練習がいる
ホームページ/Twitter 『ふしぎな木の実の料理法』3回目です。(全4回) 相変わらず「好きな箇所」を話し合っています。ぷにょさんは作中の幸福な言葉づかいについて、ジャッキーさんはスキッパーが「しゃべる練習」を一人でしていたことについて紹介しています。 今回も話題は遠く、遠くへ。友達の話を聞くような気持ちで、たのしんでいただけたら幸いです。 【目次】 ○オープニング ・「好きな箇所3選」だけでしゃべりすぎてしまっている <ふたりの好きな箇所3選> ○ぷにょさんの3つめ ふんだんなオノマトペ ・スキッパーが、少しは知っている人たちとおおむね会ったあとに、まったく知らない人(マサカとナルホド)と出会うシーン ・ものを食べたりお茶をしたりする時のしあわせな気持ち ・岡田淳さんのエッセイ集『図工準備室の窓から』の「ドリトル先生の台所」(このお話は講演会でもある時期必ずされていた) ・『ドリトル先生航海記』の冒頭、ドリトル先生の家に少年が招き入れられるシーンが、若き日の岡田さんに「人は信じられる」「人生は生きるに値する」という気持ちを与えた ・挿絵がないのに、挿絵があったかのように錯覚することがある ・あたたかく受け入れてくれ、子どもである自分を対等に扱ってくれる大人の存在 ・マサカとナルホドのような、一見粗野な人たちでさえ、食後にお茶を入れてくれる ・ネタがバレたくらいで面白さの損なわれる物語ではない ・大きい事件が起こるわけではないので、ディテールが際立つ ・ラストシーン、スキッパーがマサカとナルホドを思うのは、「彼らがそこにいないから」――いいものはみんなで分け合う ・スキッパーの優しさや、情 ○ジャッキーさんの3つめ 話す練習をするスキッパー ・トワイエさんの家を出ていった場面 ・おまけ → トワイエさんが手を振ってくれていたこと 松尾芭蕉『おくのほそ道』「人々は途中に立ち並びて、後ろ影の見ゆるまではと見送るなるべし」、ドラえもんの名曲『友達だから』「見えなくなるまで僕は見送る」 ・「森の中に自分の足あとが増えてゆく」という文学的な表現(参考文献:華原朋美『I’m proud』 ・話す練習をしてギーコさんとスミレさんの家に向かったスキッパーだが、なかなかうまくいかない ・「飲みものがあるのはありがたいことです。飲んでいる時はしゃべらなくてすみます」この気持ちがわかる人は…… ・言葉のかわりに、ものと動作を使ったスキッパー ○「しゃべる練習」の想い出 ・新宿ゴールデン街時代、お店にやってきた「ぶきみな」10代の青年に朝までお説教を…… ・ぶきみさをなくし、相手との距離感を設定するために「敬語」に代表される言語の工夫がある ・名著『橋本治が大辞林を使う』に出てきたエピソードにならい、彼にアドバイスをしてみた ・「離乳食の話」(#14参照)はモノローグだったのが問題だったのではないか? ・橋本さんは、問題の中心となっていた青年に「敬語の口の動かし方の練習」をさせた。「しゃべるというのは口を動かす身体運動である」 ・お説教をした相手はその次の時、しゃべる練習をしてからお店にきた その成果がちゃんと出ていた! ・しゃべるのには練習が必要、じつはフィジカルな行為である ・練習の成果がうまく出なかったスキッパーは「もうたくさんだ」と思ったが、つぎにふたごの家に行ったときにもめげずに「じつは」をやった えらい! ○ちょっと長めの次回予告 ・スミレさんとギーコさんの家(ガラスびんの家)の窓。「ガラスごしには、明るいところから暗いところは見にくい」 ・喫茶店の窓は、ふつう「中から外は見えやすいが、外から中が見えにくい」ようになっている(日中は外が明るく、店内はやや暗い) ・しかし、神保町ミロンガヌオーバの新店舗やこないだザ・ノンフィクションでやっていた国立のスナック水中はガラスはガラスでも全面張りで中も明るいため、外から中も見えやすい ・ガラスびんの家には、古い喫茶店のようなすてきさをジャッキーさんは感じる ・徳島で見つけた、閉ざされたバーの窓にそっと…… ・次回は「こそあどの森の家」をテーマにしつつ、第1巻についての総括をいたします
Mon, 12 Jun 2023 - 43min - 22 - #020 『ふしぎな木の実の料理法』(岡田淳、こそあどの森の物語1)② 世界観の作りこみと「なかよし」/ふたごは論理的に踊る
『ふしぎな木の実の料理法』2回目です。(全4回)「こそあど」世界を支える設定の細かさやビジュアル面の魅力をぷにょさんが語り、ふたごのりくつっぽさや楽しさ、演劇的な魅力などについてジャッキーさんが語っています。裏テーマは「なかよし」でした。
また、なんと収録途中にハプニングが……でもそのまま続行しています。お楽しみに。
【目次】
○オープニング
・きのみ? このみ?
・友達について話しているような感覚で、本の話をしています
・いま飲んでいるお茶の話
・「いちいち自分を下げないでくださいよ」「わたし自己肯定感低め女なんですよ」
・小沢健二「すかさずお茶をいれろ」
・こそあどの森の人たちは、お茶をいれる達人
・「ためしてみる」という親身さと好奇心
・試行錯誤だっ!(楳図かずお『漂流教室』)
<ふたりの好きな箇所3選>
○ぷにょさんの2つめ 図鑑のページ(フワフワダケ)
・図鑑の字をまねていた小学生時代のぷにょさん
・この本の見た目(ビジュアル)が好き
・作中のちょっとしたアイテムが作り込まれている
・講演会でおっしゃっていたことを思い出す
・岡田淳さんの作品では、完全なファンタジー世界のお話は実はめずらしい だからこそリアリティが追求されているのでは
・『びりっかすの神さま』では、学校が舞台だからむしろ背景を描かないほうが想像しやすくなる
・言葉だけでわからせるのではなく、イラストや地図を駆使するのが岡田淳流(だと思う)、子どもの本はビジュアルが大切
・ユキモグラという生き物のリアリティ
・「なかよしなんだ」というフレーズがジャッキーさんの「仲良しの発想」に影響を与えた可能性
・スキッパーとバーバさんがなかよしでよかった!
・なかよしというものの種類(質?)のちがい
・仲良しとはいったいなんなのか?という深い思索がさりげなく書き込まれている……「だから南の島から木の実を送ってきてくれたのです」
・たった1ページで伝わる「なかよし」ということの素敵さと不思議さ
・一緒に住んでいなくても、いろんな人となかよしになれるのかもしれない
・ジャッキーさんのYouTube講演「仲良しの発想」
○ジャッキーさんの2つめ ふたご初登場
・ふたごというキャラクターは、「日本児童文学史上最も魅力的なキャラクター」by J
・いちばん料理法を知らなそうな森の住人
・ぷにょさんとジャッキーさんによる、ふたご実演
・実は! ふたごって「やたら論理的」である ものすごくりくつっぽい そして想像力も豊か
・テキトーそうに見えて、洞察力、想像力に富んだ、かしこくていいやつら ただふざけてるだけ
・これが一言でいうと「楽しい」ということで、ふたごの最大の魅力
《ここで、なんとお客様がやってきて臨時の公開収録へ!!》
・「すべてをわかりたい」という好奇心、いわゆる「理系男子」的な面倒くささすらある
・この場面を大好きなもうひとつの理由は、これがほとんど演劇のようだから!
・ジャッキーさんが小説を書くと、こういうふうになる
・『木の実』のラストシーンでは、誰のせりふかは書いてないのに、誰がしゃべっているかがすべてわかる ジャッキーさんのみるところかなり「演劇的な」場面
・一人では生まれないリズム(ふたごオンリーで演劇にできてしまう)
・りくつっぽさ担当がトワイエさんでもスキッパーでもなく、ふたごなのが面白い しかもこのりくつっぽさに、読者は気がつかない(すごい)
・日本が生み出した最高のクールジャパンの結晶
・お茶じゃないけど
Mon, 05 Jun 2023 - 39min - 21 - #019 『ふしぎな木の実の料理法』(岡田淳、こそあどの森の物語1)① バーバさんの気持ち/トワイエさんの家は夜学バー
まんをじして、岡田淳さんの「こそあどの森の物語」のお話。
今回は第1巻『ふしぎな木の実の料理法』。
読んだことのない方こそ、ぜひ。おみやげ話を聞くような気持ちで。
今回は特別に長いですが、36分くらいからのジャッキーさんの熱弁が聴きどころと思います。
ところで、いろいろあって先週はお休みしてしまいました。#019~#022は4日連続配信の予定でしたが、様子を見つつゆっくりお送りいたします。月曜尾にはなるべく更新できるようにしますので、なにとぞお見守りください。
【目次】
〇旅行者の視点で
・Podcastにおいて「子どもの本」について語ることに需要はある?
・本の話をしているというよりは、どこかにある森の話をしていると思って聞いてください
〇岡田淳「こそあどの森の物語」シリーズ(理論社)
・全12+1巻、1994年から続くシリーズ
・誰もが読むものではないが、クラスの何人かは読んでいる
・派手ではないし、はっきりとしたモチーフやテーマがあるわけではない。ゆえにわかりやすくはない
・その魅力を説明するのは難しいし、他人にすすめたくなることも(意外と)少ない
〇『ふしぎな木の実の料理法』概要
・どこかにある森
・主な登場人物(スキッパー、ポットさん、トマトさん、スミレさん、ギーコさん、トワイエさん、ふたご、そのほかにドーモさん、バーバさん、マサカとナルホド……)
・わかりやすい属性のキャラではなく、独自の人格の人たち
・みんなにとって秘密の作品?
・ついにこの本の話ができることがうれしくて仕方ない
・岡田淳さんの読者と話していると、同じ小学校に通っていたような気持ちになる
〇第1巻の大まかなあらすじ
・人とコミュニケーションするのが億劫なスキッパーという少年が、必要に迫られて人と会わなければならなくなる
<ふたりの好きな箇所3選 >
○ぷにょさんの1つめ バーバさんからのお手紙「いつも→ときどき」
・トワイエさんもそこに注目している
・スキッパーの「単純な」成長物語ではない
・お手紙の下書き段階ではどうだったか
・なぜ引きこもりのスキッパーにこんな、人と会うことを煽るような手紙を送ったのか
・ナンデモ島でバーバさんが経験したかもしれないこと
・「この気持ちをスキッパーと分かち合いたい」とバーバさんは思ったんじゃないか
・スキッパーのバランス いつも同じことを考えていると、「三つ」を選ぶことができない
・だから「いつも」ではなかったのかもしれません
○ジャッキーさんの1つめ スキッパーがトワイエさんの家に行くシーン(P71~)
・「これは夜学バーだな」と思った
・トワイエさんは質問もせず、なにも言わなかった
・人に対する「対等」な向き合い方
・相手をよく観察して、軽はずみなことをしない(ジャッキーさんのいう「他流試合」……夏目漱石『こころ』より)、保留の態度
・スキッパーは言葉ではなく、ものや動作をつかった(夜学バーでもよくあること)
・ポアポアを焼いている時も、トワイエさんはなにも言わなかった
・黙っていることや、静かな時間が時に重要な意味を持つ
・トワイエさん「よかったら、またいつでも、きてください」→夜学バーの従業員、まちくたさんが中学3年生の時に初めてお店に来たときのエピソード
・トワイエさんにとっても、とてもすてきな時間だったのかもしれない
Mon, 29 May 2023 - 1h 00min - 20 - #017 カジュアルなデストーク② 最後に切るカード、死
令和5年5月17日(水)15時配信/6週めの3本め Twitter #korizato/東京・湯島の夜学バー
よくものごとを考えてしまう人たちは、思春期からずっと死と隣り合わせ。それでも生きているのは、「死以外の選択肢を選び続けているから」だと思います。そして死以外の選択肢がすべて消えると、まんをじして(?)死がリアリティを帯びてくるのではないかと。
ゆえに、「生きてればいいことあるよ」という未来の話は、あんまり意味がないのでしょう。手持ちの選択肢がどんどん減っていって、いよいよそれがゼロになったとき、「ああ、もう死ぬ《しかない》」となるので。おそらく今すぐ目の前に、死以外の選択肢が登場すればいったんはその最終カードを温存することができます。そのすきにまた、どんどん手持ちのカードが増えていったなら、生きていることを続けようと思う、というようなことだろうと個人的には想像します。
では、いかにしてその選択肢を育んでいくのか? 手持ちのカードを失った状態から、またそれを得るためにはどうしたら? というようなことを、考えてゆきたいと思います。
【目次】
○死ぬという多様性(選択肢としての死)
・「死」というカードは最後に出す
・死ぬ「しかない」という時に人は死を選ぶ
・結婚する「しかない」という状態になると人は……
・認知の固定という問題がここにも
・たくさんある選択肢のうちの一つである、という感覚
○出た!ぷにょさんの「いま聞いてなくて」
・ジャッキーさんの話をまったく聞いていなかったぷにょさん ※#018参照
・岡真史『ぼくは12歳』のことを考えていたらしい
・「死への好奇心(夢)」をどう考えるか
・「いろんなことを考えて生きていったらいいんじゃないかな~人間は」というジャッキーさんの雑すぎるまとめ
○安易に「死」のみへ閉じていかないために
・できるだけ小さいころに広い視野や可能性をたくわえておく――ジャッキーさんにとっては児童書やマンガが重要だった
・幼いころから「一つのパターン」ばかりが強化されてしまうと、他の道が見えなくなっていき、それが閉ざされた時に「死ぬしかない」となる
○「こそあどの森の物語」
・主要人物たちは全員、家族構成がちがう
・多様性の物語、でもある
・多様な人たちでもチームは組めるし、組んだチームはふたたびばらばらになってもよい
・人間(他人)をどのくらい求めているか、というところもそれぞれ異なる
・単純に「友達ができてよかった」では終わらないところが重要
・「一緒に暮らすことになりました」だったらガッカリしちゃう
・増えてるだけなんだよね
・一人の時間も大事だし、みんなとの時間も大事
・異質な人たちがなんかうっすらめちゃくちゃ仲良い
・まず自分というものが存在できなければ
・でも人は一人では生きられないので、何らかの関わりは持たなければ
・正解のない世界
○現実ではどうだろうか?
・こそあどの世界観が(小4の時くらいに)無意識に刻まれていた、というぷにょさん
・こそあどの森ではなく、もっと人数の多いリアルの世界だとどうなんだろう
・「ねばらなぬ」というこだわりとの距離感
・婚活しかやっていないと、婚活で出会う人としか出会えない
・確証のない「かもしれない運転」に開いてゆく勇気
・井上陽水さんの遠心的人生
・遠心ソング、Flipper's Guitar『GOING ZERO』「さぁもっと遠くまで行こう」「ゴールめざすなんてやめよう」
・ぷにょさんの人生観(このへんも#018で言っていた「投げやり」な部分なのだろうか)
・「そんな日もある」という救い
・生きてるだけで丸もうけ
○お店はすべてSN(世界観ノンフィクション)である
※浅羽通明先生は「SF」を「世界観フィクション」と読み解いている
・深刻ぶった切羽詰まった大人ばかりではなく、ウッカリして甘いお茶を飲む大人が世の中には必要だ
・喫茶店はそういう人生の宝庫?
・お店とは一つの世界観である
・石川遼くんのポスターや皇室カレンダーが貼ってあるすばらしいお店たち
・いろんな個人商店のとりどりな価値観
・みんなで甘いお茶を飲む『ふしぎな木の実の料理法』
○次回予告
・ジャッキーさん、ついに岡田淳さんの話を公にする!(意外とこれまでしていきていません)
・「こそあどの森の物語」第1巻『ふしぎな木の実の料理法』(岡田淳、理論社)についてお話しします
この続きは5月22日(月)15時に配信します
Wed, 17 May 2023 - 34min - 19 - #016 カジュアルなデストーク① 「死の自己決定」はいくつから?
令和5年5月16日(火)15時配信/6週めの2本め Twitter #korizato/東京・湯島の夜学バー
子供の頃の話をする前に、それを経た後のこと……思春期、中高年、老人といったトピックをある程度さらっておこう、というわけで今回は「死」にまつわるお話。
個人的な話ですが高校生の時、自分のホームページ(現存)のチャットルームで「死について語ろう」と人を集めて座談会をしたことがあります。大いに盛り上がったものですが、やはり結論らしい結論は出ず。結論を求めない態度を育てるには、結論の生まれ得ない話をぐるぐるとし続けるのもありなのかもしれません。「答え」のあるようなことばかりを考えていても、求心的な性質が強化されるばかり……。さあ「遠心的に」いきましょう。
【目次】
○「その前」の時代に戻るために
・思春期、中高年、そして死の話をしてから、「その前」の時代の話に進んでいきたい
・ジャッキーさんの著作『小学校には、バーくらいある』の帯にある言葉「ちいさいころにわかっていたら、それからずっとわかっていられる」
・「コアにあるのは子供の頃の正しいこと」(三重野瞳『Wonderful bravo!』作詞:藤林聖子)
○もっと気軽に死を語る
・須原一秀『自死という生き方』における「満足死」の概念
・性的同意年齢のように、判断能力基準で「希望死年齢」を設ける?
・「お酒は二十歳から」を守っていれば飛び降りられなかったのではないか?
・二十歳まで自殺しないでいれば、その後も自殺しないという可能性
・今死にたい、という強い意識は尊重したい(?)が、果たして本当に「その判断力」を信頼してもいいのか
・何歳なら「死の自己決定権」は認められるのか
○もしも気軽に死ねるなら
・「死ねること」により湧いてくる生きる希望、という逆説
・「死んでやる!」というメッセージ性(報復力)も薄まる
・「お前なんで死なないの?」という悪用もされるはず
・映画『PLAN 75』と藤子・F・不二雄『定年退食』『21エモン』(ゼロ次元)
・死んだらどうなるのか? 高校生のジャッキーさん著『あの世そのイチ』
○次回予告
・先週と今週の総まとめを……できるといいな
この続きは5月17日(水)15時に配信します
Tue, 16 May 2023 - 40min - 18 - #018 #013~017についての言い訳、転じて「夜学バーの活用法」
令和5年5月15日(月)15時配信/6週めの1本め Twitter #korizato/東京・湯島の夜学バー
配信の順番が前後していて「?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、16,17回の前にちょっと言い訳しておきたいことがありましたので特別回として挿入されております。「お聞き苦しい点が」ということなのですが、こういうのを後から冷静に振り返って話せるのはこのPodcastの面白いところだとも思います。「認知の歪みについて話している本人の認知が歪んでいた」という面白さ、おもしろ話としてみなさまと共有できたらと思います……。
話題は言い訳から始まりますが、いつの間にか「夜学バーというお店の活用法(どんな姿勢のお店であるか)」だったり、「死生観」の話にもなってゆきます。#013~017を聴いていなくても楽しめると思います、肩の力を抜いて、どうぞ。
【目次】
○なぜ第15回の次が第18回なのか!??!?
・神妙な弁明
・謝罪と言い訳の回です
・認知の歪んだ(固定された)状態で認知の歪みについて語っていた
○夜学バーの活用法
・ジャッキーさんは常に中立でいる(必ずしも味方はしてくれない)←バズらない秘訣
・どちらかが正しいと断罪する危険性を熟知している
・表面的に寄り添ってしまったら固定された認知が強化されてしまう
○相手の立場に立ってみること
・共通の話題が強く持てなくたっていいじゃない
・ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』からの引用(ぷにょ)
・別学教育は楽園だが、は無知であることを温存する……?
・エンパシーとは「相手の靴を履くこと」、誰かの靴を履くためには、自分の靴を脱がなければならない
・夜学バーは常にその点を気にかけ、「常に裸足でいようとしている」のかも
・「くつ」の発音について
・シンパシーは「感情」、エンパシーは「能力(知的作業)」
・「感情」が弱い人間は「知的作業」を鍛えるしかない
○夜学バーは裸足でくるお店?
・裸足であることは恥ずかしい
・みんな何らかの属性という靴を履いている
・みんなが裸足で来るお店、茶室のようなお店が夜学バー
・喫茶店茶の湯論「喫茶店というのは道なんですよ」
・「みんなが同じ靴を履いている」お店と、「お客さんの靴を履いてあげる」お店と、「裸足でいる」お店と
○このあと配信される16、17回の言い訳
・ぷにょさんのしゃべり方が投げやりに
・ぷにょさんがまったくジャッキーさんの話を聞いていない箇所が……
・ジャッキーさんのお母さんがハリー・ポッターを読んでいなかった謎
・『ソフィーの世界』で認識が広がったぷにょさん
・ヨースタイン・ゴルデル『カードミステリー 失われた魔法の島』からの引用(ぷにょ)
・生きてるだけで丸もうけ。私たちはもうすでに「結果」である。あとは自由!
・橋本治さんは「人生には当たりはずれがございます」と言った(河出文庫『青空人生相談所』)
・「考え方(捉え方)」のインストールが大事
・さまざまな可能性を想定できるということが多様性という発想の良いところ
・器用になって、生きやすくなるかも?
○次回予告
・ひとまず16~17回の、死生観にまつわるお話をどうぞ
・そのあとは楽しい楽しい、「こそあどの森」回です!(お願いです聴いてください~)
この続きは5月16日(火)15時に配信します
Mon, 15 May 2023 - 49min - 17 - #015 14歳-41歳という魔境③ 齢に取り憑く悪魔たち
令和5年5月10日(水)15時配信/5週めの3本め Twitter #korizato/東京・湯島の夜学バー
「中2病」という言葉があるように、ある年代になると罹患しがちなある種の病、というのが存在するような気がします。14歳から41歳までの期間に取り憑いてきがちな悪魔(本編では小沢健二さんの文章をヒントに「田島カンナ」という存在を想定しています)もいるし、その後の空白に忍び込んでくる悪魔もいると思います。そういうモノたちにつけ込まれないためには、どうしたらいいのか……?
このPodcastでは児童書のシリーズ「こそあどの森の物語」をたびたび取り上げますが、子供の世界にそのヒントがあるんじゃないか?というのをジャッキーさんとぷにょさんは共通して思っています。橋本治さんの「原っぱ」論も振り返りつつ、「14歳から41歳」という世界に入る以前のことを考えてゆくことにしましょう。
【目次】
○マクラ「この人なら大丈夫」という甘え
・伝説の離乳食回(#014)をふりかえって
・「この人なら許してくれるだろう」という甘え――なめられてんちゃうの
・お店にきたお客さんの相談から「この人に限って、傷ついたり不快にはならないと思っていた」→ジャッキーさんもこういうふうに思われがち?
・だろう運転……これぞまさに認知の歪み、認知の固定、すなわち「望み」……
・「立派な人だから独りよがりな気持ちをぶつけても大丈夫」という判断
○闇を憎んで人を憎まず
・悪い人ではないし能力もあるのに、そういう(邪悪な?)行動に駆り立てられてしまうのはなぜ?
・ある年齢層に達したらバグるということ――中2病とか大4病とか
・「病魔」が取り憑いてくる
・41歳くらいで新しい悪魔が近づいてくる……?
○小沢健二さんの文章「邪悪、ヴォルデモート、あるいは田島カンナ」
・若くてかわいい女性の外見をした邪悪なる悪魔たち
・「可愛い人たち どうしてでしょう 性格めちゃくちゃに悪いよね つけ上がらせてる 世の中のせい」(小沢健二『失敗がいっぱい』)
・カリフォルニアのディズニーランド、タワー・オブ・テラーの一番上で「サブカル女子の頂点」と思ったファンタジスタさくらださん(正確にはBoseさんと結婚する前の話かも)
・「邪悪は可愛い若い女の子の容姿を必要とするのです」
・邪悪が去ったあと、カンナ(に取り憑かれていた女性)はどうなるのか?
・20歳のとき、ゴールデン街で出会ったカンナ(?)のこと
・自己利益常時最大化女
・でもそれは「ある邪悪」が彼女に取り憑いていたのであろう
・10代の頃は自分らも狂ってましたから
・それがいろんな年代に存在していたっておかしくはない
○邪悪その後に
・14-41という27年間の競争と比較の中で生まれる悪魔、田島カンナ
・少しでも良い男を、少しでも良い利益を得ようとがんばる
・それが去った後の空白に入り込む新たな闇が「ミッドライフクライシス」?
・早めに用心して上手に生きていこう
○「それよりも前」に戻りましょう
・備えとしての児童書「それ(14-41)が始まる前ってどんなだったんだっけ」
・橋本治『ぼくたちの近代史』における「原っぱの論理」も、小学校までの話だった
・「原っぱ」は、社会に取り込まれる前の子供たちが自然につくっていた高度な世の中
・10歳以下の子供が活躍する話『魔神英雄伝ワタル』『飛べ!イサミ』……
・小さい子が入ってきたら、ルールのほうを変えてしまえばいい
・柔軟で流動的な世の中へ
・『飛べ!イサミ』では男女が一緒に遊び、幼稚園児もともに活躍する
○次回予告
・次々週くらいに「こそあど」1巻を取りあげたい
・14-41は「第一部完」
・次週は「死生観」の話になるかも
・子供の話をする前に、思春期、中年、老人の話をしておきたい
この続きは5月15日(月)15時に配信します
Wed, 10 May 2023 - 40min - 16 - #014 14歳-41歳という魔境② 「認知の歪み」=「認知の固定」
令和5年5月9日(火)15時配信/5週めの2本め Twitter #korizato/東京・湯島の夜学バー
引き続き「14歳-41歳」について。今回はほぼ「認知の固定」というキーワードの紹介と応用に終始。ここで提起されている「認知の歪みとは認知の固定とイコールである」という考え方は非常に有用というか、便利だと思います。
前半は非常に重要なこと、そのうちおそらく特集されるであろう「場」というものに関してのかなり本質的なことが語られております。下の目次の中に件の橋本治さんの文章を引用しましたので、よろしければ読んでみてくださいませ。
後半はひたすら離乳食の話。ここが長すぎて、なんと最長記録を更新してしまいました。
ジャッキーさんが離乳食の話を通じて言いたかったことを先にまとめておきます。簡単にいえばこの人は、「離乳食に興味がある人だけに人間関係が閉じていく」ということがさみしくてならないのです。それでどうにか「離乳食の話をしたい人」と「離乳食にはとくに関心がない人」の間に素敵な関係が結ばれる可能性について夢想しているわけです。しかし誰もがそのような関係を結び合えるまでにはこの世の常識は成熟(僕の視点からはこの言葉になります)していない、どうしたらいいんでしょう、というようなことを言いたいのだと思われます。
【目次】
○原っぱでダンス
・ゆずれない部分があるから、その他の部分が歪んでしまう
・ふたたび橋本治『ぼくたちの近代史』――固定されない、流動的な「原っぱの論理」
《引用》
だから、自分が譲歩するっていうことが何故可能かっていうと、自分が譲歩することによって自分と他人との距離を広げるっていうんじゃなくて、自分と他人との関係が一本線でしかなかったことを、もうちょっと譲歩すればこの道の幅が広がるから。ここが原っぱになりうる、ここで遊べるっていう。
俺、ワリと他人に対して譲歩するの平気っていうのは、原っぱを作っておかなければ一緒に仲良く出来ない、お互いが仲良くなる為の場所っていうのが絶対に必要で、そこに入っていかなかったから、そのかわり他人の変な中に踏み込んでいっちゃうっていう風になっちゃうから。(略)
(略)だから自分が譲歩するのはいいけれど、他人に譲歩されるのはいやなんだよね。他人に譲歩されるっていうのは、原っぱの人間じゃなくて社会の人間だから。社会の人間が譲歩するのは、必ず譲歩させる側に権力があるっていう意味があるから。俺、譲歩されると、「俺は権力で、だから相手は譲歩してる」っていうことになるから、いやなのね。遊ばしてくれない。「さあ、どうぞ、どうぞ」って、お辞儀されてしまったら、これは譲歩になってしまって、俺は権力者になる。いやだ、俺、譲歩するんだったらいくらでもいい。
《引用おわり 『ぼくたちの近代史』河出文庫版P192-193。関連する文章はP86-87にもあり、そこに「ダンス」という表現が登場する。Podcast内でジャッキーさんはこの2カ所を総合した説明をしている。この本は現在入手難で、今手に入るのは第三部のみを収めた河出新書『「原っぱ」という社会がほしい』 ところで、橋本さんは少なくとも本編では「原っぱという社会がほしい」ということは言っておりません。単行本では見出しになっておりますが、ご本人が考えたものかは不明。引用部を見れば明らかに「原っぱ」は「社会」に対置される概念として登場しています。》
・夜学バーは橋本さんのいう「原っぱ」にしたい
・みんながみんなを思いやるダンスパーティ
・理想は「仲良し」だけれども、がんばって仲良くしようということではなく、大事なのは仲良しという「発想」――詳しくはジャッキーさんのYouTube講演「仲良しの発想」を
○認知の歪みは認知の固定
・どこかが固定しているから、帳尻あわせでどこかが歪んでしまう
・「旦那の話=のろけ」という認知の固定があったのではないか?(前回紹介した2例目)
・キーワードで発動してしまう「認知」
・「自分に関心があることに引きつけて他人の話を理解してしまう」危険
・無理からぬグヮー
○ずっと離乳食のターン!
・「離乳食」が「推し」と化していたのでは?(前回紹介した3例目)
・Soup Stock Tokyoの離乳食提供にまつわる問題について
・「赤ちゃんは誰にとってもかわいいはずだ」も、ある種の認知の固定なのかも?
・人を傷つけない言論などない(by 浅羽通明)
・すべては予測できないが、できるだけ避けていこうというのが暗黙のルール
・結婚や子供というのは非常にセンシティブなテーマで、そこがどこかで「固定」してしまっていることが多い
○ここからずっと離乳食のターン!
・同じ属性(未婚同士、既婚子持ち同士)でしか遊ばない問題について
・ジャッキーさんが言っているのは「ダンスを踊りたい、踊れる側の考え」
・「しんどいことはしたくない」という人たちも多い
・41を超えたら変わるのか
・ステータス(属性)によって分断されないユニバーサル社会をのぞみます、そうでないとさみしいので
・「共通の話題」がそんなに必要か?
・ジャッキーさんは離乳食の話を延々されてもある程度楽しめてしまうのかもしれないが……
○ずっと離乳食のターン!
・ジャッキーさんの思考実験「考え方を変えます」――離乳食の話を延々し続けた人はむしろ偉いのかもしれない!?
・「離乳食の話ができる相手」じゃないのに誘うなんて凄い!(???)
・現代日本に足りてない能力や姿勢
・離乳食から木登りに行ったっていい
・ジャッキーさんの熱弁と、どうしても実例に戻ってゆくぷにょさん
・いったん実例に戻って
・ただ自分の言いたいことを言いたい人たち
・自分が優先されている状態に「固定」されると楽になる
○次回予告
・「魔境」の話をしなければ
・ある年齢や状況に取り憑く悪魔や闇のようなもの
・闇を憎んで人を憎まず
・氷砂糖に一応戻ってきた
この続きは5月10日(水)15時に配信します
Tue, 09 May 2023 - 48min - 15 - #013 14歳-41歳という魔境① 「競争」と「比較」の27年
令和5年5月8日(月)15時配信/5週めの1本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
14歳から41歳までの27年間は、人生のメインなどでなく「人を狂わせる魔境」なのではないか?と問題提起するぷにょさん。彼女の見聞きした経験をもとに、「どうすればその魔境的な時間を乗り越えていけるのか」を考えます。
前半17分くらいまでは単純なエピソードトーク。その後20分間で「14歳から41歳」という時間についてじっくりと語っています。もちろん語り尽くせず、また次回!
14歳から41歳――
子供じゃないけどおじさん・おばさんじゃない
「不惑」ってゆーのにもまだ早い
たとえていうなら
真っ青な青春時代から
すこしずつ
「老練」の紫に染まってゆく…
その途中の
ほんのちょっとの間の
群青な時代(とき)――
という、「群青時代」という概念を考えました。もちろん元ネタはやぶうち優先生の『水色時代』。「白→水色→青→群青→白」というふうな展開をあらかじめ想定しておくと、落ち着いて年を取っていけるような気も、しないではないです。
【目次】
○14-41問題
・14歳という年齢については第3回でも語っていた(楳図かずお『14歳』についてなど)
・今日飲んでいるお茶の話
・今回は安らげない話題?
・実はこの回は、40分以上録ったのがお蔵入りして2回目の収録!
○最近身近で起こった怖い話4選
・知らずに人を傷つけてしまっていたらしいこと
・「子どもについての話」に乗っかったつもりが、「男にかまってもらえない」話として受けとめられてしまったこと
・離乳食について興味がないのに離乳食の話をひたすらされ続けたこと
・女性用トイレの連続女性蔑視落書きの犯人が40歳女性だったこと
○14歳から41歳までの期間について
・巷の流行Word「認知の歪み」
・ミッドライフクライシス(中年の思春期)
・男女ともに40歳くらいで通る(われわれも他人事ではない)
・「活躍できる年齢」についての、ジャッキーさんとぷにょさんのイメージの違いを思い出す(#003参照)
・エヴァンゲリオンには14歳しか乗れない
・14歳以上だと物語は個人の問題にフォーカスされがち
・周囲との比較が著しくなり、いろんな苦悩が始まってくる
・41歳くらいに、その競争市場から撤退を迫られるようになる
・そこを諦めきれないと苦しいが、そこを抜ければ競争のないユートピアに……?
・14-41は「人生のメイン」ではなく、「人を狂わせる魔境」の27年間!!?
・値踏み、比較、競争の世界
・その期間が終わるころ、思うように「結果」が出ていないと焦ってしまう←これがクライシスの正体か?!
○《サブカル40歳うつ病説》の正体
・「若者が持っていない力」を身につけずに年老いてしまうのが問題の核心
・若きかっこよさだけでやっていく限界が40代でやってくる
・運営側に回れなかったホストはどうなる?問題
・全体を見る能力、人を指揮したり教育する能力を蓄えておくべし
・かつて女性は「クリスマスケーキ」だった、だんだん遅れてきてはいるものの
・せっせと働くアリさんとキリギリス(バンドマン)の話になってきちゃった
・キリギリスも鬱にくらいなるんじゃないすかね
・キリギリスが音楽を続けていくにはどうしたらよいのか
○次回予告
・みんなが鬱にならずに生きていけるすばらしい世界は存在しないのか?→こそあどの森ってのがヒントになるよね!
・でも認知の歪みシリーズ、もうちょっとだけ続くんじゃ(なかなか「こそあど」に踏み込んでいけない)
この続きは5月9日(火)15時に配信します
Mon, 08 May 2023 - 38min - 14 - #012 男性の弱さについて② 結論は依存のもと
令和5年5月2日(火)15時配信/4週めの2本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
「男性は弱いんだよ!わかってよ!」という男性視点のメッセージよりも、「男性が弱いということをわかっておかないと、大変な目にあうかもよ!」という、男性でない側からのメッセージが主眼。番組内でジャッキーさんという自認男性と、ぷにょさんという自認女性との問題意識がほぼ重なっているのは、この両面に目を向けているおかげかもしれません。
今回はこれまでにも出てきた「遠心的」という考え方に加え、「かもしれない運転」「認知の固定」「宇宙の中で良いこと」といった重要キーワード(?)が登場。日々を苦しみなく、あるいは苦しみつつも進むために、これらを材料の一部として、今後もあれこれ考えていくしょぞんです。
「さあもっと遠くまでゆこう」
「ゴール目指すなんてやめよう」
(フリッパーズ・ギター『ゴーイング・ゼロ』より)
【目次】
○引き続き、男性の弱さについて
・なぜ、男性の弱さが周知されるべきなのか
・ジャッキーさんの4月18日の日記(ある心中事件の話)
・17歳くらいの危機を乗り越えた立場から「あんな儚いものに寄りかかっていたなんて。男なんてシャボン玉なのに」
・渦中にいる人にとってはすべてが深刻である、という認知の問題
・男がシャボン玉であり、自分は「立てる」ということを知る機会がないと……
・でも「あなたにはできるかもしれないが私には無理だ」と考えてしまう
・最終的には「幸せになる必要ってある?」まで行ければ
・勝ち負けで考えると「負けたら意味がない」というふうになってしまう
・ついゼロかヒャクかで考えてしまう
・ジャッキーさんが「弱くいる」(正直でいる)ということがただそれだけで意味があるかもしれない
・それが許容される環境をつくることも重要
○(広義の)性的合意について
・「弱いこと」が許容されなかった高校時代の苦い思い出
・保守的で男尊女卑的な同級生
・私の嫌うアティチュードですよ
・「嫌がってないからいいじゃん」を平気で言う
・男様が撫でてやってんだよ
・末っ子と長男という違いは関係あるか?
○「弱さ」「素直さ」を封印してきた歴史
・「そういうふうに潰されていくんだよね」
・自己防衛のため自分を演出していた10歳からの10年間
・ヨロイをまといすぎて素直になれなくなっていた
・《何も本当のこと言ってないじゃない》(小沢健二『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』)
・素直プロデュースのほうが接しやすい
・ぷにょさんがジャッキーさんのことを誤解していたころ
○どうして認知は歪むのか
・誰かを「素敵な人」だと思いすぎると、「私が悪い」に陥りがち
・認知の歪みは柔軟性のエラー
・何かを固定させると、他のものを歪ませないといけなくなる
・それで「自分がダメなんだ」になってしまう
・「かもしれない運転」でいきましょう
○神の手の中にあるのなら~♪
・無限の可能性を想定するのは怖い?
・《無限の海は広く深く でもそれほどの怖さはない 宇宙の中で良いことを決意する時に》(小沢健二『流動体について』)
・常に疑いつづけるために、所属しない (故に宇宙)
・もっと大きな、外側のルールがある(宇宙)
・夜学バーの扉の向こうには広く豊かな無限の宇宙が……
・「かもしれない」を恐れるなかれ
○氷砂糖と遠心的と
・とりあえず氷砂糖をなめますか
・氷砂糖は全能ではないが
・恋愛は「氷砂糖以上覚醒剤未満」?
・遠心的であるとは、すぐに結論を出さない(依存に陥らない)ことでもある
○次回予告
・4月18日の日記に戻って
・死が選択肢としてリアリティを持ち始めているということ
・14歳から41歳までのきちがいじみた時間
この続きは5月8日(月)15時に配信します
Tue, 02 May 2023 - 34min - 13 - #011 男性の弱さについて① 「強さ」なんて認知の歪み!
令和5年5月1日(月)15時配信/4週めの1本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
本当は弱いのに強がっていると、どこかに必ず「歪み」が生じる……。男性が自分の弱さを隠して生きることにも問題があるけれども、女性が男性について過度に「強い」と思い込んでしまうこともずいぶん危険。特に若いときは、「この人は完璧な男性! 私に(上から)愛を注いでくれる素晴らしい存在! この人に愛される自分でいないと!」なんて思ってしまいがちですが……。
ぷにょさんがこだわりを見せる通称《認知の歪みシリーズ》、今週は「男性の弱さについて」。一所懸命がんばって「泣き虫の弱虫」を獲得したジャッキーさんと、一所懸命がんばって(?)「完璧な人間なんているわけないし無条件で《上》から愛してくれる神様みたいな男もいない」と悟ったぷにょさんの、人生の感想戦のような時間。どうぞお付き合いくださいませ。
【目次】
○泣いてしまうことについて
・橋本治さんの講演『ぼくたちの近代史』音源 本 その一部が収録された本『「原っぱ」という社会がほしい』
・橋本さんのまねをして「仲良しの発想」というYouTube講演会をやったことがある
○男性の弱さについて
・弱さを隠さないタイプの人(修行を積んで隠さないでいられるようになった)
・弱さをつっつくと激怒する男の人もいる
・寂しくなることは誰にも止められない(参考文献:Amika『How Can I say』←2回目)
・弱さを隠すとゆがんでしまう
・筋トレの闇
・自己目的化しがちな求心的行為
○二者択一にとらわれなくていい
・矛盾をこわがらず、同時、両面、同居をゆるす
・勝ち負け(勝ちか負けかのどっちかしかない)はおかしい、同時にどっちもあるかもしれない
・AかBかの片方に閉じていくのは合理的ではない
・泣きたい時は泣けばいい(三重野瞳さんの曲名のつもりで言ったけど正しくは『泣きたいだけ泣けばいい』でした)
○依存と執着の思い出
・他人が完璧に見えてしまう若い時分
・幼い認知はゆがみがち
・思えば二十歳前後の若造が……
・男は弱くないと思ってしまう
・(この)男性に認められなければ存在価値がない??
・若い女の大いなる誤解
・神様みたいな人なんていない
・みんな自分のことで精一杯、でもお互いそういう者同士で支え合う関係もつくれる
・「強がる」とそれができない
・対等じゃないほうが安心する心理もある
○弱いという自覚はあるか
・「弱さゆえの強がり」に気づいていない人も多い
・最近の若い人は弱く生きることが上手?
・草野マサムネさんはその草分け?
・草野マサムネとゲッターロボ!
・草野さんも9歳くらいの人なの?
・「男は強くあらねば」はだんだん減ってきた
・男の人を「上」にしすぎていると、失恋は一層痛手になる
・ジャッキーさんを例に、「(男は)弱い」ということを周知していきたい(?)
○顔について
・ホスト営業ができない(やってみたい)
・「そういうタイプの見た目してんじゃん」←そうですか?
・自分が美しいことに気づいたのは……
・だんだん美しくなっていっただけだと思います(ニコニコ生きてるから)
・「自分の顔に責任を持つ」とは?
○次回予告
・引き続き「認知の歪み」シリーズ
・「14歳と41歳」について話す前準備を
この続きは5月2日(火)15時に配信します
Mon, 01 May 2023 - 33min - 12 - #010 居場所って何やねん!?③ 「中立な場所」をめざす苦しみ
令和5年4月27日(木)15時配信/3週めの4本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
「六周年」の当日に思わぬ閑散さを見せた夜学バー。いったいどうすればよかったのか? その反省会も佳境です。
店主のジャッキーさんが命をかけて守り抜く「夜学バーの理念」、それがむしろさみしさの源でもあったり。なかなかどうして人生というものはうまくいかないもの。
長々話した結論として、つまるところこの店主は「人に会いたい」としか思っていないのです。複雑なことは趣味でやってるだけ。ただの幼稚な人間です。そのあたりのことが伝わればと思います。ぷにょさんがうまく引き出してくれています。
ところどころジャッキーさんがちょっとすねてる感じがあるのは、本当に悲しんでいるからだと思います。何卒お許しを。
【目次】
○前回のおさらい
・「常連という概念を否定する」「遠心的な態度を重視する」ことと「周年に人が集まらなかったことをさみしがる」こととは矛盾しない
・繊細さとは自分勝手なもの
・ぷにょさんは、「(ジャッキーさんが日記に)書くこと」に矛盾を感じた
・正直さ、素直さをようやく獲得できてきた
○大人は(?)わかってくれない
・ジャッキーさんのこの「面倒くささ」は坂元裕二脚本ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』というドラマの中村慎森(岡田将生)に似ている(ぷにょさん曰く)
・ジャッキーさんがマジ泣きしたある日の打ち合わせ
・「本当の心は本当の心へと届く」は小沢健二さんの『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』より
・小2の時の「シュラバ★ラ★バンバ事件」
・誤解され続けた人生
・いよいよ反省会っぽくなってゆきます
・9歳児でありつづけ、傷つきつづけているジャッキーさん
・ただ僕等は絶望の望を信じる(中村一義『魂の本』)
・複雑なことをやったり言ったり書いたりしても、単純な処理で終わらされてしまうこと……これもジャッキーさんの一生に暗い影を落としている
・「伝えていこう、Podcastで」←今の希望
・中学のときのエピソード「うさぎの置きもの事件」「遠足にスコップ事件」
・Jはいかにして面倒くさい生徒となりしか
・ときおりは、わかってもらえる
○「常連」と「周年」は関係あるのか?
・「そういう認知の歪みがみなさん、おありなんです」←ジャッキーさんすねてるのでお許しください
・社会の常識や自身の思い込みによって、勝手に「周年」という言葉を定義しているのではないか
・みんな省エネしておりますから仕方ない、「欲をいえば」なんです
・この話はピカソの逸話として伝わっているがソースは特になく、都市伝説的なものらしいです
・ワンエピソードの突発的な「さみしい」ではなく、数十年ぶんのさみしさがそこに詰まっているのです
・「遠慮のかたまり」による不幸
・「おくゆかしい」は便利な逃げ口上!
○根本的な話
・「わからない」ことについて考えるのはしんどい、ゆえにもう考えないようにする
・みなさん忙しいんです
・大仰に祝ってほしいわけではない、「祝う」という言葉にも思い込みが潜んでいるのではないか(ドン)
・ジャッキーさんという人は「友達に会いたい」としか思っていない、この「友達」という言葉はものすごく広義で、一度お店に来てくれて良い時間が過ごせた人も十分に僕にとっては友達なのである、「一度会ったら友達で」なんて歌もありましたが、思い返せば小さいころって一回遊んだらもうすごい親しい気分になるみたいなこと、けっこうなかったでしょうか?
・かりに初対面でも「ホームページたのしく読んでます」とか「わたしも岡田淳さんが好きで」とか言ってもらえたら本当に幸せで、すぐ「友達!」って思っちゃうかもしんない
・つまるところ「友達に会いたい」ということでしかないのに、それをおそらく想像してもらえていないというのは、ジャッキーさんが9歳であるということが認知されていないばかりか、「9歳とはいかなる存在か」ということも認知されていない結果なのでありましょう
・おじいちゃんと孫みたいなもんでいいのです(どっちかというとここではジャッキーさんがおじいちゃんなのかな、9歳だけど)
・誤解なんです
・自分でいうのもなんですが
・ジャッキーさんというおかしな人間に接するとき、「前例」がないからどうしたらいいかわからない
・孤高とはそういうもの……
・ジャッキーさんの「備えない」姿勢。さみしさを解消しようとしないから、たださみしいだけ←このあたりでちょっと言いかけてやめていることを補足しておきます。さみしさを何かで埋めて見えなくするのではなくて、さみしさをそのままに(stay free my misery)しておく。さみしくなることは自然なことだから、無理に予防したり治療したりしなくてもよい。すべて受けとめる。そしてその中で、できるだけさみしくならないような生き方を探してゆく。つまりたぶん、小手先でさみしさを潰してゆくのではなくて、根本的にさみしくなくなるほうをゆったりと目指す。そのためには今あるさみしさにまっすぐ向き合ったほうがいいような気がしている、みたいなことが言いたかったのだと思います。
・「どこにも属していない人」という安心感(中立性)
・中立な場所なんて思ったより存在しない。「その一点で夜学バーはかけがえがない」byぷにょ
・古本屋界隈とも飲み屋界隈ともいまいち仲良くできない不器用なコウモリ
・守ろうとしないと守れないような場所なのです、一応……
○「居場所」というテーマに戻って
・夜学バーは誰にとっての居場所にもなれていない、だから周年と言っても人は来ない!(結論!!)
・やっぱり岡田淳さんの『雨やどりはすべり台の下で』にすべて書いてあります、僕は雨森さんなのだ……
○次回予告
・放送では触れられませんでしたが、今週全体にほんのり漂っている「男性の弱さ」ということについて来週はお話しします
この続きは5月1日(月)15時に配信します
Thu, 27 Apr 2023 - 40min - 11 - #009 居場所って何やねん!?② 「常連」否定論→伝説の周年反省会
令和5年4月26日(水)15時配信/3週めの3本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
みなさま「常連」という言葉についてどんなイメージをお持ちでしょうか。特に何も思わない、当たり前にある言葉でしょ?という方もいれば、若干ネガティブなイメージを持つ人もあると思います。今回は夜学バーという小さなお店の考える「常連」という概念についてお話ししています。
そして、「常連」についてかなり特殊な考え方をする夜学バーというお店にも「周年」は訪れます。周年といえば「常連が集う」というイメージですが、夜学バーの基本スタンスは「常連などない」なのです。そのせいなのか? この春の「六周年」営業はずいぶんな閑古鳥だった模様……。なぜそうなったのか、それは良いことだったのか、どう考えるべきなのか……。なかなかこんな話は余所では聞けないと思いますので、ニヤニヤしながらぜひどうぞ。
今回は個人的にとても気に入っている回というか、夜学バー店主「ジャッキーさん」のタテマエとホンネ、その両立に悩み苦しむサマがものすごく素直にあらわれていると思います。まさに彼の「人となり」がわかる、といいましょうか。ぜひ聴いていただき、少しでも身近に感じていただけたらと思います。
【目次】
○前回のおさらい
・サードプレイスでは「絶対にない」夜学バー
・居心地は優先されない
・「居心地がいい」は正義なのか?
○ところで
・いま飲んでいるお茶の話
・ASMR(お菓子の音)
・おたよりを読まれた方にはノベルティとしてウダタクオ『Final Ambient』をさしあげます(外ビニールに我々のサイン入り)、おたよりについて詳しくは第7回をご参照ください
○「常連」という概念について
・常連という概念は存在しない、常連などない(などない構文)
・詳しくは夜学バーHP「読みもの」内の「『常連』という概念について」を
・お花見もバーベキューもしません!
・人間を二つに分けることをしたくない
・お花見(花見沢俊彦)をやめた話
・花見に来た人=常連 というレッテルが貼られる(カテゴライズされる)のは嫌だ
・「古参である」という事実と、「あの人は古参だと常に意識していること」はまったく違う話
・常連か否かなどという「さかいめ」は存在しない
・そういうお店ってけっこうあるんですよ(ここからしばらく悪口の一歩手前、詳しくは本編で!)
・いろんなお店の話
・出ました、「ケンジとユミ」の話
・「常連と一見(いちげん)」という世界観からおさらばしたい
・一期一会ですから
・同じ人間でも、お店に入ってくる時の気持ちは毎回ちがう
・「大歓迎」はいっさいしない
・「紹介する」ということもない
○まんをじして、「周年」反省会
・4月で六周年だった、が……
・周年当日のジャッキーさんの日記が……
・悲しくて話せないジャッキーさんに代わり、ぷにょさんによる日記の朗読(随時本人によるコメント付き)
・「繊細とは自分勝手なものだから」という名言
・祝うとか祝われるとか、「そういうの」が苦手な人、みたいなことに関しては岡田淳さんの『雨やどりはすべり台の下で』という絶世の名作にすべて書いてございます、ぜひ(自分って本当に雨森さんだし、雨森さんみたいにあつかってほしいと思っているんだろうな……)
・編集しながら泣いています
・努力が実ればそうたやすくもう迷わない(涙)
・寂しくなることは誰にも止められない(Amika『How can I say』)←このようにこっそりと歌詞など引用して、特に説明はしない、ということをジャッキーさんという人はよくしています
・このあたりはともかく、直接音源を聴いていただきたく存じます……
・「日付が好き」 なジャッキーさん
・ホームページの「周年」について、10年に一度だけオフ会をするという話、補足するとたしか20周年オフ会をしますというのは数年前からずっとトップページに書いてあったはず、詳しい告知をしたのは数週間前とか?だけど。つまり日付は数年前から決まっていた……というか7月11日で固定なので。しかもちなみに土曜日でした!
・「ピーナッツ食って待ってたの」の元ネタは『ドラえもん』2巻「ロボ子が愛してる」絶対に読んでください
・心の叫び「言い訳が上手だよ!」←正直ですよね、この人は本当に
・編集しながら泣いてます
・「みんな言い訳がほしいんだよ」
・一票の重さの無自覚
・考え過ぎちゃうみなさま、と僕(J)
・どのような場合でも人が来てくれたほうが嬉しい(唯一絶対の真理)
○次回予告
・何一つ矛盾していない! という話を次回、します
この続きは4月27日(木)15時に配信します
Wed, 26 Apr 2023 - 39min - 10 - #008 居場所って何やねん!?① 居心地なんてぶっ飛ばせ!
令和5年4月25日(火)15時配信/3週めの2本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
小さなお店をやっておりますと、「ここはみなさんの居場所になっているんですね」なんてことをよく言われます。もちろん良い意味でおっしゃっていただいているわけですから、嬉しいは嬉しいのですが、「居場所って何やねん!?」とも同時に思います。今回からは、そんなお話。
「居場所」「居心地」「居る」ということについて、札幌の「漂流教室」や愚「夜学バー」を例に考えています。基本的にジャッキーさんという人は「居」という文字そのものに訝しみを持っていますが、漂流教室のように徹底的にそれについて考えている人たちには強いリスペクトを抱いています。
サードプレイスという言葉が流行って久しいですが、定義と照らし合わせると夜学バーは絶対にサードプレイスではない、というところが個人的に面白いところです。
【目次】
○さらに振り返り、少しだけ
・自分の話し声を聴いてみた感想
・求心、遠心はなんにでも使える
○ようやく、居場所について
・居場所という言葉の「求心的っぽさ」
・「訪問と居場所 漂流教室」(札幌)のこと
・「漂着教室」という居場所
・お金がかかることを「計算に入れてしまう」と、行きたいか行きたくないか(居たいか居たくないか)という気持ちに影響を与えてしまう
・「ただ居るだけ」、ぷにょさんにとっては図書館だった
○夜学バーは「居場所」なのか?論争
・「居心地」は提供しません
・(漂着教室の場合)大切なのは「居心地」ではなく「居る」ことそのもの
☆アイキャッチ☆
・夜学バーと漂着教室の似ているところ
・自由であるからこそ、めちゃくちゃいろいろ考えなきゃいけない
・ぷにょさんの「かくかく」は「各々」という意味と思われ、現代では誤用とされるが日本国語大辞典を紐解くと千年~数百年前は「かっかく」とも読んでいたっぽい
・人類の意識が高まっていった未来の感じ?
・「コミュニティ」や「仲間」との距離感、「宴会」という言葉のあえてのチョイス
○絶対に「サードプレイス」ではなくて
・ウーウーとサイレンの音が入っておりますが、夜学バーで録音している臨場感をお楽しみいただければ幸いです
・誰かが勝手に「居場所」と形容することが多く、「居場所です」と主張する人は案外少ない
・夜学バーは絶対にサードプレイスではない
・居心地とかどうでもいいです 良かったり悪かったりすればいい 緊張感が大事 親しき仲にも礼儀あり
・驚くほど「サードプレイス」の定義に当てはまらない夜学バー せいぜい8個中1~2個くらい ほとんど正反対かもしれない
・安らぐだけではなくて
・ぷにょさんは夜学バーに「頭のストレッチ」に来ているそうな ありがたいですね
○バーという存在の良さ
・ガラス張りでない重たい扉、その先に何があるかわからないバクチ感を愉しんでいただきたい 入店時の緊張感
・最初から結果がわかっていないと嫌だという現代人
・あてが外れても「それはそれで」という遠心的態度
・予想していた通りのことしか怒らないのはつまらない
○次回予告
・周年反省会……ぷにょさんがどうしてもしゃべりたかったこと
この続きは4月26日(水)15時に配信します
Tue, 25 Apr 2023 - 35min - 9 - #007 居場所って何やねん!?(0) おたより紹介など
令和5年4月24日(月)15時配信/3週めの1本め
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東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
今回は「居場所について」ということで始めたつもりですが、1週め、2週めの振り返りと、みなさまのおたより紹介に終始してしまいました。しかしその中でもいくらか重要な話題が飛び出ているので、気楽に聴いていただければ幸いです。
放送の補足や訂正などは目次の中に書いています。今回は「三角フラスコ」とチューニングについてと、コンビニのFAXはセブンイレブンが非通知、ローソンとファミマが番号通知ありらしい(だからローソンやファミマから送ってね!)ということを付記しております。
【目次】
○初回の収録後にしたこと
・サムネイル画像について 「こそあどの森」オマージュ
・音楽について ウダタクオ『tractor』『高知が聴こえる』ほか 許諾済み
・高知の風物詩と化していた?ジャッキーさん
○みなさまからの反響
・何かを言ってもらえないことには続けていけるわけがない
・おたよりの届けかた
・肉声で人となりを伝える
○おたより紹介
・夜学バーにいるような感じがする
・「仲間」とかっていうと偏屈センサーが発動する
・余談 コーヒー教育の場
※「三角フラスコ」(新潟県新発田市)の話を始めたきっかけが回収されてないので解説、こちらのホシノさんも自分の信頼するコーヒー店に定期的に行って、「味のチューニング」を行うそうです
・「常連」も偏屈センサーに引っかかる
・某ラジオにおける「静岡県 ほっちゃんと宇宙旅行さん」の話
・ハイロウズ『十四歳』「リアル よりもリアリティ」
・すでに個人的ベストポッドキャスト(!)
・シュガーネームとシュガーヒール
・「教えてない子」
・新規リスナー獲得のためにどうしたらいいのか
○居場所の話をできていません
・少しそれにまつわる話はできた 常連、仲間という言葉とか、三角フラスコの方式とか
・取扱注意の言葉について 考えすぎちゃってる、こじらせてすぎている言葉を大募集
・E-mailとFAX番号を読み上げております
・FAXは非通知だと消しちゃいます、セブンイレブンからだと非通知、ローソンとファミマは番号通知ありになるそうです お手数おかけします
この続きは4月25日(火)15時に配信します
Mon, 24 Apr 2023 - 34min - 8 - #006 今はただその時のつづき③ 「遠心的」と分散思考
令和5年4月19日(水)15時配信/2週めの3本め
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東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
氷砂糖のふたりが話し合っていることは、小沢健二さんの提唱(?)する「遠心的」という考え方や、森博嗣さんのいう「分散思考」に通ずる、はず。時代はだんだん「遠心」と「散」のほうに動いてゆく……その中で僕らはどうやって体温を保っていったらいいのか?といったことを話しているつもりです。
ところで、下記「もくじ」はほぼ自分用というか、何を話したのかを思い出すための索引なのですが、あまりに長すぎて作るのが大変だから次週からできるだけ短くがんばります。
【目次】
○「遠心的」という専門用語
・中心から離れていく
・ぷにょさんも小学生のころから小沢健二さんの音楽を聴いていた
○「人となり」を伝えたい
・ぷにょさんがはじめ、ジャッキーさんのことをどう思っていたか
・「見透かされ(て)そう」はよく言われます
・意外と単純なことしか考えてない、同じことを手を変え品を変え言っているだけ
・ぷにょさんにとって夜学バーは最初「修行」という感覚だった
・そういうお客さんは多い? ひらめきや啓示をお披露目してみたり、チューニングをしに来たり
・そのうちに、ジャッキーさんが「ふつうにただ人と仲良くしたい人」なんだとわかった。「優しいんですよね」←うれしい
・Podcastの目的の一つは、ジャッキーさんの文章などからにじみ出る(らしい)「こわい」「へんくつ」「かたぶつ」「つよそう」といったイメージを払拭したいから。50くらいの貫禄たっぷりのおじさんと思われることも多い。なんで?
・ぷにょさんからの第一印象「ひょろっとした、中性的な素敵な方。ある種の層にすごく支持されそうな、マッチ棒のような体型の……」「ルパン三世とかさ、NANAとかさ、ああいう感じじゃん、画風が」「手足の長い、頭の小さい、細身のね、髪もサラサラだし」←褒めすぎ、でもうれしい
・しゃべって人となりをもっと伝えたい
・最近まんをじしてインターネットに姿をさらし始めたジャッキーさん「これがんばってるんですよ、実は」
・大人気ハッシュタグ「#かわいいぼく」も冷ややかな目で見ていたぷにょさん
・自己分析「半分くらいの人は冷ややかに見てるんじゃないですかね、もっとかな」
・それがだんだん「完全にネタなんだな」とわかっていった
・わかりにくいボケしかできない
・物欲しげな感じも、ボクかわいいでしょ?みたいな感じも実際はない
・「絶対にいいねしないけど、めっちゃ見てる」という層
・積み重ねていく ことによって、みんな慣れていく
・こうして話が逸れていくのも、「遠心的」ということ?
○遠心的の代表は「散歩」
・ジャッキーさんのWeb 日記の変遷、「ひごろのおこない」から「少年Aの散歩」へ
・傷ついた時は散歩する。中3のある夜の思い出
・歩きながら小沢健二さんのアルバム『LIFE』を何も見ないで全曲歌いきれた時、「あ、オザケンのことすごく好きなんだ」と思った
・ぷにょさんは『球体の奏でる音楽』から聴き始めた
○小沢健二と岡田淳/遠心的なムード
・『球体』(たとえば『大人になれば』)の世界が、「こそあどの森」に通ずる?
・「優しいというかなんか軽やかなさあ、パステルカラーの世界っていうか、お砂糖っていうか……」「氷砂糖に戻ってきたぞ!」
・ウッカリして、が許される世界
・厳しく、緊張感が漂っていた環境からの逃避
・求心的なものに耐えられないわたしたち、遠心的なムードを好む
・求心的って「勝つ!」みたいな
・求心的なことばかり言う家族
・訴え、主張、要らないとは言いませんが、疲れ果てたところはありますね
○「係(かかり)」という発想
・世の中には求心係と遠心係がいて、夜学バーは「遠心温泉」のようなもの
・ジャッキーさんは遠心係なので、お金が儲かったり社会的な地位が高まったりしない
・小沢健二さんは「遠心人間」の中で一番売れている?
・(速記者による調査結果:「遠心的」という言葉の元ネタは「ロッキンオンジャパン」1994年4月号でした、夜学バーホームページ内の読みもの「遠心的な場をめざして」に記載あり。《『カメラ・トーク』『ドクター・ヘッド』『犬キャラ』と歌詞を書いてきて一向に治らない性癖というか、なんつーの? 遠心的っつーの? 絶対に求心的ではなくって……。》)
・(マカロニえんぴつ『遠心』は2019年発表でした)
・(折坂悠太『夜学』は2018年発表なので、夜学バーのほうが早い!)
○時代は「遠心」を求めている?
・求心の先にユートピアはなかった
・「これまで通りの進み方では、そんなに楽しくないかもね」とみんなうっすら思っているのでは
・分散的な考え方が大事になってくる。森博嗣『集中力はいらない』で説明される「分散思考」という素敵な態度は、「遠心的」によく似ている
・「集中してんだけど分散してる(遠心的)」という状態=ゾーン?
・自分が全体と等しくなる、みたいな話(雑)
・散歩も「散」、目的がない
○大人じゃないような、子どもじゃないような
・遠心的な場、ウッカリして甘いお茶を飲むような休憩所
・本当は「大人などない(大人とか子どもといった概念は無視してよい)」という話がしたかった
・遠心的とは結局、決めつけないこと。曖昧な状態にいつづける、属さないこと
・属す才能はない
・大人になったおぼえもないし、子どもであったおぼえもべつにない
・単純に、大小とか能力の問題。現象として懸念されることへの対策として
・物語から取り出して現実へ
・改めて、Podcastを始めたきっかけの話
・友達みたいに思ってもらいたい
○次週は
・「居場所」という言葉についての話をする、つもり
・良くも悪くも転がる言葉、時に「何が居場所やねん」と思うことも!?
この続きは4月24日(月)15時に配信します
Wed, 19 Apr 2023 - 39min - 7 - #005 今はただその時のつづき② 大人の世界になじめない
令和5年4月18日(火)15時配信/2週めの2本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
あまり安易に「大人」という言葉を使いたくはないのですが、幼い頃から今までずっと「なじめない」と思い続けてきたのは確かで、生きていくためにはやはりそのことをちゃんと踏まえなくてはうまくいかないと思うわけです。
今回は、大人の世界の決まりごとの話から、うつ病の才能というトピックに移り、最後には「遠心的」という言葉が登場して終わります。このフレーズはけっこう大事で、次回はそのような話になってゆきます。
【目次】
○大人の世界になじめない
・22歳で大学を出たジャッキーさん
・ふたりの大学時代の話(中央の私立、地方の公立)
・学校に「行く」ことは好きなジャッキーさんと、通学が「うわ」なぷにょさん
・四年制大学を出たインテリの我々、その後どうなったか……向かなかった社会でのお仕事の話など
・大人の世界になじめない……「明文化されてない決まりがけっこうあんだな」
・学校におみやげを持っていくような、育ちのいい子ばっかりが先生になっている?
・(速記者からの裏情報:ぷにょさんは、ジャッキーさんがビッグカツとかを主食にしていると思っていた)
・「なじめなさ」 を説明するのは困難、何がいけないのかわかってないからなじめてない
○大人は「正論じゃないから言わない」?
・まかり通っているが、正直理論的じゃないから後ろめたい
・まちくた(夜学バーに生息する高校生)さんの父上の箴言「門限には根拠がないから筋道立てた説明はできず、理屈抜きで強く叱るしかない」
・学校の先生が「ダメなもんはダメなんだ」と言ってくることと同根
・(速記者の補足:「世間というものは とどのつまり 肝心なことは 何一つ答えたりしない 個人でもそうなのだ 大人は質問に答えたりしない」と『賭博黙示録カイジ』というマンガで利根川というキャラが言っていますが、たぶんそういうこと)
・中学生のとき、ジャッキーさんは学校の先生の理不尽さに「ぐぬぬ」とするしかなかった。高校になると言い負かすことができるようになって、よりタチの悪い存在に。しかしそれにともなって「話の通じる」先生たちとも邂逅してゆく
・それがずっと続いている、その結果として、一人でやるしかない、大人のいない世界で
・「大人」という言葉は取り扱い注意、最終的には「大人などない」を主張したい
○突っ張っていたジャッキーさんの反省
・多くの人がそういった「なんとなくのルール」で動いているからこそ、この世の中はうまくまわっている
・「決まり」によって保たれる秩序というものは、かつて思っていたよりも大事だとわかった
・自由にさせてうまくやれるほどみんなは器用じゃないし賢くもない
・本当は、みんなが自由に、みんなが幸せになるように考えて行動すればいいだけ。ただそれは思っていたよりもずっと難しい
・「なんでいかんの?」が口癖だった幼年時代のジャッキーさん。そのままずっと変わっていない
・もし途中で世の中への「順応」を選んでいたら、鬱病で自殺していたかもしれない?(ぷにょさんによる所感)
○鬱の才能ないの
・「うつ病の才能がない」と言われた19歳のジャッキーさん
・26歳で死んでしまった友人のこと。彼には鬱の才能があり、自分にはなかった
・正論を言って、マイミクを切られた(正論がいつも良き結果を生むわけではない)
・(速記者の感慨:ここで語られているのはジャッキーさんのホームページの日記にけっこう出てくる「西原夢路」くんのことだが、肉声で公に語るのはけっこう珍しい。)
・発達心理学を(ふまじめに?)学んでいたぷにょさんによると
・そろそろ僕たちも「ミッドライフクライシス」の年齢に
・「サブカル40歳うつ病説」もある
・それに備えていかないといけない
・受け入れたらどうってことないけど売れ入れられなかったら地獄……これが才能ってことかもしれない
○受け入れることができないと
・芥川賞が絶対にほしかった西原くん(死んじゃったジャッキーさんの友達)
・「遠心的」なジャッキーさんと、「求心的」な西原くん
・(遠心的……どこか遠くへ行こうとする姿勢。大隈重信のいう「在野精神」とも似た話)
・(求心的……彼の場合は、この女の子と付き合えなきゃいけない、芥川賞をとらねばならない、という目標ありきの姿勢)
・彼が26で、ある意味破滅して死んでいくのを見ると……
・「ぽかぽか、ひなたぼっこでいきたい感じだよね、わたしたちは」
・死んだ彼とずっと友達であるという意識も、「今はただその時のつづき」という感覚につながる
○次回は
「求心的」「遠心的」について、ちょっとだけ深めておきたい
この続きは4月19日(水)15時に配信します。
Tue, 18 Apr 2023 - 32min - 6 - #004 今はただその時のつづき① 「さかいめ」について
令和5年4月17日(月)15時配信/2週めの1本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
「大人じゃないような子どもじゃないような なんだか知らないが輝ける時」なんて歌がむかしありました。そこに「さかいめ」などないのである、というのが今週の大きなテーマ。ただし次回(#005)、次々回(#006)ではまた遠心的にさまざまな話に飛んでゆきます。お楽しみ頂けたら幸いです。
【目次】
○「さかいめ」の話
・夜学バー店主たるジャッキーさんは「子どもが読むような本を読む」→「てんでようち」→「精神面の成長が遅いのカナ? 止まってんのカナ?」→そうだけど、そういうわけではない
・「さかいめ」という言葉が前回提示された
・野球のボールくらいの字の本も読むし、ダニくらいの字の本も読む
・世阿弥とか読みますからね
○脱線、世阿弥の話
・ノスタルジーではなくて温故知新に近い
・今の演劇とあまり変わらないような考え方
・夜学バーのPR冊子『夜学の初心』に書き下ろした世阿弥についての文章
・「初心忘るべからず」は世阿弥が由来
・「未熟な頃の初心」「その時々の初心」「老後の初心」
・(速記者の独り言:このあたりの話はちょっとわかりにくいと思うのですが、言いたいのは「初心」というのは「ゼロ地点」だけに宿るものではなくて、「点を取れるあらゆる地点」が初心でありうるよね、みたいなことです(わかりにくい))
※『風姿花伝』のほか『花鏡』『申楽談儀』なども同時期に読んだので、内容がごっちゃになっている可能性があります
※どうでもいいですが現代でも室町時代でも「ふうてい」が正統のようです(調べました)
○「さかいめ」ふたたび
・子どもの頃からのたくさんの初心
・中学、高校の初心に宿る、山田詠美『ぼくは勉強ができない』……20代や30代で読んでも名作なのか?
・「自分はその時の延長線上に生きているのだから、今でも好きなものがないとおかしい」
・「脈々続き続けているイメージなので、さかいめがないというか、どんどん増えていく」「大変だよね」「大変かも」
○「こそあどの森の物語」シリーズについて
・岡田淳『ふしぎな木の実の料理法』には、すべてが詰まってる(わたしにとっては)
・すべての道はこそあどの森に通ず
・【要注意】このPodcastは、「こそあど」を読んだことのある人のための放送ではない
・「しらねえもんの話ばっかしやがって」とは思わないでください
・何について話していようが、それは「この世界について」話しているのです、全員にとって関係ある、この世界
・「早めに言っといたほうがいいと思うんですけど、我々ちょっと頭がおかしいんですよね」
・「そのお話」のことを語りたいわけではない
・読んでくれたらいいな、とは思います。全12巻+1冊。ほとんどの巻は1~2時間くらいで読めるはず
○子どもに読んでほしい本があったら、どうするか?
・読めとか言わないほうがいい
・とにかく自分が楽しそうに読み、若干手に取りにくい場所に置く
・「あなたにはまだ早い」くらいのことを言うのも効果的、それでぷにょさんは吉本ばなな『白河夜船』を読み、ジャッキーさんは川端康成『伊豆の踊子』を読んだ
・岡田淳さん(というか、こそあどの森の大人たち)の態度ともちょっと似ている?
・さっきから「知らねえよ!」という感じかもしれませんが……#001冒頭の「友達のハットリさん」と同じようなことなのです!(伏線回収)
・「こそあどの森では」とか「スミレさんは」とかいうのは、「うちの中学校では」「ハットリさんって人がいて」くらいのことだとご理解ください
・子どもの本なので、すぐ読める、読みやすい、フリガナある、字が大きい
○みたび、「さかいめ」
・楳図かずお『わたしはカズオ』より 「いまはただそのときのつづき そう! みんなただそのときのつづき」
・「人はどこかで区切りをつけてしまって、それこそさかいめのようなものを設けてしまうけど、続いてるだけなんです」
・「小学校、中学、高校、ってどんどんどんどん更新されて新しくなって、上書きされてくようなことがあるかもしれないけど、今というのはすべての時期の続きなんで。一本線じゃなくて、無数の、それこそ時間って切り分けられないから(略)、いろんなことがあったすべての瞬間の続きが今である、っていう時間観なんです」
・「特にだから、仕切り直してないってことですよね」
○上書きシステムからの脱却
・就職活動を一切せず、そのままプータローとなりて……
・変わるたんびにデビューしなおさなきゃいけない気がしてた
・大学卒業のときには、既存のシステムに乗っていくことができなくなった
・「いちおうあがいた」ぷにょさん。セミナーで立って話してた人がうさんくさかった。こんなわかりやすい金儲けみたいなことやって……
・専門用語で言うと「灰色」(参考文献:小沢健二『うさぎ!』)
・これには加担できない、ついていけない、という感覚
・高校はなんとなく行った、大学も行くことにした、その先は……なんにもわかんなくなっちゃった
・大学くらいってただの器じゃん
・「(新卒で就職したら)3年は働こう」世代、今はもっと短い?
・何か一つのありかた(部品)になることを求められる
・たぶん人によって向き不向きや好き嫌いがあるんだけど、自分は苦手だった
・「おじけづいた」という表現がいちばんしっくりくる!
○次回は……
・そんなおじけづいた我々はどういう人間たちなのか?
・共感でも「そういう考え方もあるんだ」でも……よろしければお付き合いくださいませ
この続きは4月18日(火)15時に配信します。Mon, 17 Apr 2023 - 36min - 5 - #003 氷砂糖ってどんなもの?③ 児童書はばかにしていた が
令和5年4月12日(水)15時配信/1週めの3本め
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東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
墨田区京島で数ヶ月間だけやってみた「喫茶 夜学バー」の振り返りから、子どもの本に関するお話へ。
終わりがけはなんだか話がとっちらかっておりますが、たぶんジャッキーさんの言いたいことはこういうこと。「小さい子が活躍する小さい子の読む本がなければ、小さい子が自分ごととして共感できる物語がなくなってしまう。小さいころに小さい子の活躍する話を自分ごととして読んでおけば、年をとっても小さい子のことを自分ごととしてとらえられるのではないか。小さい子のことを自分ごととしてとらえられない大きい人には、ちいさい子の気持ちが本当にわからない。」
【目次】
○墨田区での喫茶店の失敗(?)を振り返る
・児童書やドラえもんの飾ってある喫茶店にお客は来るのか?
・一般的バズり感覚のないジャッキーさん
・児童書に込められた知恵「私がいたらなかったです」
・小石川や中央線なら成り立っていた?
・文化の違いについて。現代の古民家オシャレリノベ若者文化といえばDJ、サウナ、銭湯……「嫌いだもんね」「嫌いじゃないです!」
・レコードではなくMDで小沢健二をかける店だった(一般的バズり感覚欠如の象徴)
○ふたりのバランス
・「児童書とか絵本とか、子どもの本が好きな人って、やべえやつなんですよ結局」
・だんだん毒気が出てくるジャッキーさん(でもそれはすべていつもの飛ばしすぎたジョークなのです……お許しを)
・バランスをとりにいくぷにょさん、それに感謝するジャッキーさん
・本放送におけるぷにょさんは「俗担当」
・「こんな本置いて(お客が)入ってくるわけないじゃん」というぷにょさんの感覚は正しい
・10000人いたら50人くらい入ってくるかもしれないが、100人だったら1人も入ってこないかもしれない
・夜学バーも、上野という巨大な街にあってさえ成立しているか怪しい
・ひと夏の幻の喫茶店「夜学バー京島店」を想ってしみじみ
○児童書をばかにしていた「が」
・岡田淳『ふしぎな木の実の料理法』に、ぷにょさんは幼き日にも出合っていた
・当時読んだ感覚を思い出しながら、改めてこの作品の魅力について考える
・主人公スキッパーの住む「ウニマル」と呼ばれる家に憧れていた感覚が蘇った「私、ここに住みたいってすごい思ったなあ」
・自分だけの空間を持っている男の子、っていうのがすっごいうらやましかった
・ぷにょさんの幼年時代は「絶対こうじゃないわけじゃん」「こうじゃなかったです」
・出てくる登場人物も、優しいんだけどあんまり干渉してこない
・「こんな気持ちになったことなかったかも、最近」「そういう感じの読書、最近してなかったから」
・「やっちまった~、児童書なんて置いてみたいなこと言って恥ずかしい~」と、悔恨するぷにょさん
・「自動的にそう思っちゃうようになるんですかね、年を経ると。昔は楽しく読んでたわけじゃん?」
・本屋さんでジャッキーさんにだけ見えていた(?)なぞなぞの本と『さやか10歳の日記』
・ぷにょさんが「こそあどの森の物語」シリーズを第1巻(『ふしぎな~』)しか読まなかった理由は……ずばり……
・宮崎夏次系先生ありがとう
○すばらしいから好きなだけ
・ジャッキーさんが好きだという岡田淳という人物と「こそあど」の作者が結びつき、急にジャッキーさんへの信頼感が回復(回復?!!?!)
・児童書やマンガを、ノスタルジーとかで好きなわけでは全然ない
・「昔好きだったんだよね、ってことでは全然なくて、昔好きだし、今も好きだし、いつ読んでも、もう、こんなに素晴らしいものはない!と」
・「そういうやつって、でも、やべえやつなんですよ。社会性とかがあるとはとても思えないというか。だから、がんばんなきゃいけない。」
・それを「やべえやつ」と切り捨てるのはとてももったいない
・(速記者の独り言:この本の向こうに人がいる、すなわち作者がいる、という考え方をするのと、この物語、というふうにだけ受けとめるのと……この違いはけっこう重要だと思う。意外と前者のほうがすでに大人びているのかもしれないけど、後者の人はまだ子どもであるがゆえ、やがて大人になっていってしまう、のかもしれない。)
○子どもの活躍するお話について
・「小学生が活躍しなきゃダメですよ」VS「活躍する年齢は14歳から」
・楳図かずお先生の『14歳』では、第1話から「14歳で終わる!」と語られる
・13歳までが活躍できる限界、とテキトーなことを言うジャッキーさんに、80歳でも活躍したらいいと思いますけど、とぷにょさんがバランスをとりにゆく→「本当だ、楳図先生80歳すぎて活躍してるわ!」と素直なジャッキーさん
・大きい字の本も小さい字の本も読む、そこに境目はない
・次週はこの「境目」あたりのお話を(したいけど、どうなるものか?)
この続きは4月17日(月)15時に配信します。
Wed, 12 Apr 2023 - 32min - 4 - #002 氷砂糖ってどんなもの?② 子どものすべてが蘇る
令和5年4月11日(火)15時配信/1週めの2本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
緊張もほぐれてきたせいか、前半はややもったりしております。ほぐれすぎて体温の高まった後半、16分くらいから「本題」に入ります。あるマンガによって蘇ったぷにょさんの子どもの頃の記憶、のくだりが個人的には好きです。ぜひともそこまでお付き合いください。
【目次】
○配信のしくみ
・基本は1週1テーマ、月曜日に更新され、話し足りなければ火曜、水曜……と続けて配信
・冒頭のポエムは原則として月曜日のみ
○余談 保険の話
・ジャッキーさんは日本児童文学者協会の会員
・工夫しないと生きていけないくらい低収入
・保険の審査には落ちました
○氷砂糖と子どもの記憶
・氷砂糖と学校が紐づいている尾崎と、学校の思い出がほとんどないぷにょ
・飢えていた小学校時代
・無類の軽犯罪好き
・軽犯罪は頭が良くなる(????)
○果実酒のなかの氷砂糖
・なにか幸せなイメージ
・平和ならぬ家庭にあって「絵的に」ホッとする氷砂糖の存在
・大人の世界とも接続している
・「さぞかしおいしいものなのであろう」
・お話のなかの登場たべもの
・氷砂糖に物語性を感じる人たち
・ここまでは一種の自己紹介
○いよいよ核心に入ってゆくわけですけど
・岡田淳さんの「こそあどの森」シリーズを、ぷにょさんがまた手に取ったきっかけ
・ジャッキーさんが間借り喫茶店に「子どもの本」を置いていたことを、ぷにょさんはばかにしていた(ゆるせない!)
・「これでお客さんは来ないでしょ~。もうちょっとおしゃれなやつ、雑誌とか置きなよ~。コーヒー飲むような人が来るような店にはもうちょっと、写真がいっぱいある……」←ぐうの音も出ない正論
・週刊文春と女性セブン、ではない
・宮崎夏次系『あなたはブンちゃんの恋』に「こそあど」の第1作『ふしぎな木の実の料理法』が登場するのを見て、幼い日の記憶が……
・図書館で借りて読み、すべてが蘇り、手のひら返し。「子どもの頃にいいなと思ったものが、すべて詰まっていたの」「私はこれで生きていきたい、みたいな」
・申し遅れましたが僕(J)、岡田淳さんの大ファンなんです
・次回はそこから
この続きは4月12日(水)15時に配信します。
Tue, 11 Apr 2023 - 21min - 3 - #001 氷砂糖ってどんなもの?① 祈りから軽犯罪まで併せ呑む
令和5年4月10日(月)15時配信/1週めの1本め
Twitter:https://twitter.com/korizatogifts ハッシュタグは #korizato
東京・湯島の夜学バー:http://ozjacky.o.oo7.jp/brat/
【目次】
○ふたりのなれそめ
・ぷにょさん、尾崎の「論理的おこづかいおねだり」に興味を示す
・クラウド・ファンディング以外の道を探って
・お金をほしがる男性と、あ金をあげている女性???
・クラウド養い・養われイング社会へ
○Podcastを始めた経緯
・ふざけた会話から
・ふたりの「遠くない」感覚
・ジャッキーさんが日記に書いているようなことをもっとライトに伝えたい、というかわたしが理解したい(ぷにょ)
・単純なことしか本当は考えていない(ジャッキー)
・その象徴が「氷砂糖」!
○氷砂糖ってなに?
・「こういう気持ちで生きていきたいんだよね」と言い合っていた時に究極の形としてジャッキーさんが持ち出してきた、過去をときめく宮沢賢治の『注文の多い料理店』序文 https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43736_17656.html
・宮沢賢治は本当に「自己犠牲の人」なのか?という疑問 ある日のお客さんとの会話から
・氷砂糖は持っていてもいい
・宮沢賢治の祈り ※「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」が正確。放送では「人」と言っていました
・祈りといえば「世界三大ザワケンジ」の小沢健二さん
・眼前の氷砂糖とどう付き合っていくか?
・禅とかに通じてくるよね。知恵なんですよね(ぷにょ)
・氷砂糖という複雑な存在
・「中津川野外学習」の思い出と軽犯罪の自白(ジャッキー)
・盗んだ氷砂糖を噛みくだく~♪ ←歌ってる
・ドーピング剤でもあるわけですよ。結晶ですよね、エネルギーの(ジャッキー)
この続きは4月11日(火)15時に配信します。
Mon, 10 Apr 2023 - 28min - 2 - 【予告編2】#002(1週めの2本め)から抜粋【BGMは予告編用】Sun, 09 Apr 2023 - 02min
- 1 - 【予告編】氷砂糖のおみやげ 001(1週めの1本め)【冒頭86秒】Wed, 05 Apr 2023 - 01min
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